知らなきゃ損!DIYであると便利な道具・工具21選を作業別に紹介【効率アップ】

DIYを始めてみると、「便利な道具ないかな…」や「もっと効率よく作業できたら…」と感じることはありませんか?
実は意外と知らない便利な道具・工具は存在し、使ってみると作業スピードや仕上がりが格段にアップしたりするものもあります。

今回は、実際に使ってみた経験をもとに、「これはあってよかった!」と感じた便利な道具・工具を、作業内容ごとに21個厳選して紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

作業別|あると便利な道具・工具21選

  • 測定・印付け
  • 材料の加工
  • 固定・保持
  • 組み立て
  • 清掃

①測定・印付け

道具名用途・特徴
完全スコヤ直角確認や線引きに使用
スピードスクエア角度測定や丸ノコのガイドに
ピカマーカー細くて折れにくい芯のマーキングペン
オートセンターポンチドリルで穴あけする際の中心をマーキング
完全スコヤ

完全スコヤとは、目盛がついたL字型の道具のことで、寸法の測定や直角の確認などに使用されます。
実際に使ってみると、材料の端に引っ掛けることができる構造になっているため、端からの正確な長さが測定できたり直角の線引きをしたりすることができます。

また、切断工具の刃や組み立てた加工品がしっかり垂直になっているかを確認したりするときにも非常に便利なツールとなっています。

スピードスクエア

直角や角度を素早く正確に測るための三角定規型の工具で、完全スコヤと同様、木材の縁に引っ掛けて測定や線引き、直角確認などができます。
また、丸ノコなどの切断工具のガイドとしても使用することができ、幅広く活躍してくれます。

完全スコヤよりも大きい分、安定感のある作業ができますので、どちらか一方だけではなく、作業内容に合わせて完全スコヤとスピードスクエアの両方を使い分けるのがおすすめです。

ピカマーカー

測定器の目盛りに合わせて線を引こうと思ったけど、いつも数mmズレてしまう…といった経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
うまく墨付け(線引き)ができない原因は色々ありますが、特にペン先が太すて線がズレてしまうことがよくあります。
また、シャープペンの芯がすぐ折れてしまったり、木の表面にうまく線が引けなかったりして、スムーズに作業が進まないこともよくあります。

そんなときにおすすめなのが、狭い場所や深い穴にもスムーズに墨付けができるピカマーカー」です。
DIYはもちろん、プロの方も愛用するほど人気が高いアイテムで、通常のペンでは書きづらい場面で大活躍してくれます。
精度の高い作業には正確な墨付けが重要となってきますので、ぜひ一度、ピカマーカーを使ってみてください。

オートセンターポンチ

正確な穴あけをする際に重宝されるのがこのセンターポンチで、金属の先端を打ち込むことで小さなくぼみ(マーキング)を作り、ドリルがズレてしまうことを防いでくれます

上から押すだけで内蔵バネが作動し、自動で「カチッ」と金属の先端が打ち込まれるオートポンチは非常に使いやすく、木材に限らず金属製の材料にも使えるため、穴あけを正確に行うことができるようになります。

いつもドリルで穴あけをした時に、印からズレて穴が空いてしまうと言う方は、オートポンチがあればかなり改善されるはずですよ。

②材料の加工

道具名用途・特徴
コードレス丸ノコ電源不要の高性能丸ノコ
卓上スライド丸ノコ正確かつスピーディーなカット
電動トリマー面取り・溝掘り・装飾加工などの便利加工
ディスクグラインダー金属や木材の切断・研削・バリ取りなど多用途に使える
ランダムサンダー表面の研磨・仕上げ作業
ボール盤正確な穴あけができる卓上型のドリル。位置精度が重要な作業におすすめ。
コードレス丸ノコ

DIYをしていると「コードレスの丸ノコが欲しい」、「より性能の高い丸ノコを使ってみたい」といった欲に駆られることはないでしょうか。
値段が高めの丸ノコは、音も静かで、コードレスでありながらもパワフルな切断作業ができるため、とても使いやすいです。
メーカーで言えばやはりマキタかハイコーキがおすすめですが、個人的にハイコーキが好きなので、その理由とおすすめの丸ノコを紹介していきます。

正直、マキタかハイコーキ製を比較(同じグレード)して選んでも後悔するほどの差はなく、実際に使ってみての感覚的な好みの違い程度です。

まず、なぜ私がハイコーキ製品の方が好きなのかというと、電圧が異なる工具でも使い回しができる「マルチボルトバッテリー」があることが1番の理由です。
マキタであれば、電動工具とバッテリーが同じ電圧でなければ使えませんが、ハイコーキであればマルチボルトバッテリー1つあれば、性能が高い18Vと36Vの電動工具両方に使用できるのです。

この「マルチボルトバッテリー」があることで、工具ごとにバッテリーを買い揃える必要がなくなり、コストも抑えられて、収納もすっきりします。DIYを続けていくうちに「もっとパワーのある工具が欲しい」と思ったときでも、すでに持っているバッテリーを活用できるのは本当にありがたいポイントです。
さらに、ハイコーキの電動工具はパワフルで耐久性がありながら、マキタに比べて価格帯も比較的リーズナブルのなのがDIYerとして手が出しやすい理由でもあります。

そんなハイコーキ製のおすすめモデルが「C3606DB」という丸ノコで、36Vという高いパワーと切断スピードを誇っています。
また、”黒鯱くろしゃち”という優れた刃や集塵アダプタも標準装備されており、スマホアプリによる細かい設定も可能となっていますので、ぜひ性能の高い丸ノコをお求めの方は検討してみてください。

卓上スライド丸ノコ

卓上スライド丸ノコは、ガイドがなくても正確なカットができるため初心者の方でも失敗が少なく、非常に使いやすい切断工具です。刃が前後にスライドする構造になっており、厚みのある木材も一発でスパッと切断できます。
また、角度調整機能により、斜めカット(傾斜・留め切り)もスムーズにこなせるためDIY作業の精度・効率が大幅に上がります。

さらに、上記画像のように延長台や目盛りなどをつけてあげると、いちいち線引きをしなくても任意の長さにカットすることができ、同じ長さの木材を量産することもできます。
これにより、非常に効率の良い作業が可能なりますよ。

さらに高性能な種類であれば、コードレスで持ち運びがしやすく、レーザーマーカーでより正確にカットできるタイプもあります。

電動トリマー
電動トリマーによる溝掘り

電動トリマーとは、主に木材のを削ったりするための電動工具で、異なるビット(刃)を交換することで「溝掘り・面取り・切り抜き・円切り・倣い加工・木組み」などといった加工を施すことができます。
この電動トリマーを使いこなすことで、複雑な模様やデザインの切り抜きなどができ、より完成度の高いものを作ることができます。

電動トリマーによる面取り

上記画像のように面取りするだけで、ただの四角形からデザイン製のあるものに変わったのがわかるかと思います!

このように電動トリマーは非常に便利な電動工具ですので、その他の出来ることを詳しく知りたい方は下記記事を参考にしてみてください。

おすすめの電動トリマー
🔹 コスト重視・DIY用途なら:京セラ(旧リョービ) MTR-42
  • 価格が手頃でコスパ最強
  • 軽量・コンパクトで取り回しやすく、初心者でも扱いやすい
  • 簡単な面取りや溝掘りなど、基本的な加工に対応

➡ 「まずはトリマーを使ってみたい」という方にぴったりです。

🔹 高性能&使いやすさ重視なら:HiKOKI(ハイコーキ) M3608DA
  • コードレスでもハイパワーな36V対応
  • 片手操作で楽々作業
  • 回転速度の調整ダイヤル付き
  • LEDライト搭載で手元の視認性アップ

➡ しっかりした加工や複雑な装飾をしたい方にはこちらが断然おすすめです。

ディスクグラインダー

回転する砥石(といし)や切断砥石を使って、金属・木材・石材などを削ったり切断したり研磨したりするための電動工具で、鉄筋やアルミはもちろん、外構で使うタイルやコンクリートブロックも切断することができます。
丸ノコなどではできない加工ができるため、あるとかなり便利な電動工具ですよ。

木材を使ったDIYでは、丸太を削ったりすることもでき、我が家では猫を飼っているのでディスクグラインダーを使って丸太のベットを作ったりもしています。

ちなみに画像の収納方法は、移動ができる機能的なフレンチクリートというもので、ご興味ある方は下記記事ご参照ください。

ランダムサンダー

やすり掛けは木材のバリを取り、表面を滑らかにする作業で、仕上がりの見た目や肌触りを良くしたり、塗装をきれいしたりするために欠かせません。
しかし、手作業でのやすり掛けは意外と体力を消耗する作業でもあります。
そこで便利なのが、ランダムサンダーです。

これは、サンドペーパー(やすり)を取り付けて、回転と細かな振動を組み合わせた動きで木材を効率よく研磨できる電動工具で、手作業では時間がかかるような広い面も、楽に・早く・ムラなく滑らかに仕上げられるのが特徴です。

目隠しフェンスなど、大量の木材を使用するような作業には欠かせない工具なっています。

ボール盤

電動ドライバーで穴あけをしていて、「思ったより斜めに入ってしまった」「位置が少しずれてしまった」という経験はありませんか?
そんなときに活躍するのが「ボール盤」です。あらかじめ決めた位置に対して、ブレることなく垂直な穴あけができるので、精度が求められる工作や組み立て作業では特に重宝します。
DIYにおいても一つあると作業の幅が広がり、仕上がりのクオリティもグッと上がります。

DIYでおすすめなのは京セラの”TB-1131K”で、精度が高く、コスパも優れた製品となっています。

また、自作のテーブルを取り付けると、より正確かつ実用的なボール盤を作り上げることもできますので、ボール盤を個購入した方はぜひ試してみてください。

③固定・保持

道具名用途・特徴
F型クランプ材料同士の仮固定や接着時の圧着に
コーナークランプ材料を直角に固定する正確な接着補助
卓上バイス素材をしっかり固定する卓上型万力。
養生テープ材料の仮止め、マーキング、周辺保護に
F型クランプ

クランプとは、材料をしっかりと挟んで動かないように固定するための道具で、さまざまな種類がありますが、中でも「F型クランプ」は使い方がシンプルで、幅広い場面で活躍します。

木材の切断や穴あけ、ねじ止め、研磨など、ほとんどの作業において“材料の固定”はとても重要になりますのでぜひ揃えておきましょう。

卓上バイス

卓上バイスとは、作業台に固定して使う万力(まんりき)の一種で、木材や金属、パイプなどの材料をしっかりと固定するための道具です。両手を自由に使えるため、穴あけや切断、研磨といった作業が安定して行うことができ、作業効率と安全性が大幅に向上します。
手で押さえておくのが難しい小さな部品も、バイスを使えばしっかりと固定できるため、特に細かい作業には欠かせない存在です。

コーナークランプ

コーナークランプは組み立て作業の時に重宝されるクランプで、垂直な状態をしっかり保持してくれます。
下穴をあけたり、ねじ止めをしたりする際は、しっかりと固定しておかないとズレてしまうことがよくありますので、ミスなく正確な作業を行いたい場合には本当に便利ですよ。

養生テープ

養生テープとは、塗装や作業中に周囲を保護するために使う粘着テープで、貼っても糊残りしにくく、剥がしやすいのが特長です。
材料の仮止めや、切断・塗装時に周辺を汚さないための養生、さらにはマーキング用としても活用されます。粘着力と扱いやすさのバランスが良く、1本持っておくと幅広い場面で役立つ便利なアイテムです。

④組み立て

道具名用途・特徴
インパクトドライバーねじ締めに特化。
ドリルドライバー穴あけと軽作業のビス締めに特化
プラス・マイナスドライバー手回し用。精密作業に便利。
皿取錐・埋木錐ねじ頭の埋め込み・ねじ穴隠し
六角棒レンチボルト締めや鬼目ナットの埋め込みなど
インパクトドライバー

インパクトドライバーは、ねじを素早く、そして強力に締め込むための電動工具で、DIYからプロの現場まで広く使われています。内部で打撃(インパクト)を加えながら回転するため、大きめの家具などを作る際に使う固い木材や長いネジでもしっかり締め付けることができ、手回しでは難しい作業もスムーズに行えます。

特に作業内容に応じてソフトモードやパワーモードを切り替えることができるハイコーキのWH36DDであれば、締めすぎなどを防ぎ、より精度の高い作業が可能になります。

ただ、性能は落ちるもののコスパの良さで人気が高いマキタのMTD001Dでも、十分な作業ができますよ。

ドリルドライバー

ドリルドライバーは穴あけ作業に特化した工具で、機種によって穴あけ能力の差が感じやすく、材料が硬いとうまく穴あけができない場合もあります。
そのため、幅広い作業に対応させるためには、性能の高いドリルドライバーを使用するのがおすすめです。

DIY用を使うと時間がかかっていた穴あけ作業も、性能の良いドリルドライバーを使うと数秒で穴あけできたり、鉄製コンクリートにも穴あけできるようになったりするため、作業の幅が広がりますよ。

プラス・マイナスドライバー

インパクトドライバーやドリルドライバーの紹介してきましたが、手で回すプラス・マイナスドライバーもDIYでは重宝されます。

例えば、ねじを強く締めすぎたくない場合など、細かい作業が求められる時はプラスドライバーが活躍します。
また、マイナスドライバーは素手ではできないような部品を外したりする場合にも使用したりしますので、どちらも持っておくと、いざという時に役立ちます。

皿取錐・埋木錐
スターエムの皿取錐・埋木錐を使用

家具などを作った際に、「ねじ穴がなければもっとおしゃれなのに…」と思ったりしたことはありませんか。
実はスターエムの皿取錐・埋木錐を使えば、上記画像のようにネジ穴を綺麗に隠すことができるようになります。

埋木錐を使えば、使用する木材と同じ種類の埋木を作ることができるため、より自然な仕上げになるのです。
もちろん、皿取錐だけ使えば普通の皿取りとしても使うこともできますよ。

基本的にスターエム製の商品は切れ味がかなりよく、見た目をより綺麗に仕上げたい場合には、ぜひ皿取錐・埋木錐を使ってみてください。

六角棒レンチ

六角棒レンチは、家具や工具の組み立て時などによく使用しますが、ワークベンチや工具の治具などをよく作られる方は鬼目ナットなどを埋め込んだりする際にも使います。
様々なサイズのレンチがあるといざというときに困りませんので、あらかじめ持っておくと良いでしょう。

コスパ抜群!
⑤清掃
道具名用途・特徴
エアーコンプレッサー粉塵の吹き飛ばし、釘打ち、塗装、タイヤ交換など
集塵機木くずや粉塵などの吸引
エアーコンプレッサー

エアーコンプレッサーは、空気を圧縮して溜め込み、圧縮空気を使って様々な作業を行うための機械です。釘打ち機(エアタッカー)やスプレー塗装、エアダスターによる掃除、さらには車のタイヤの空気入れなど、幅広い用途で活躍します。
DIYでは特に、エアツールを使った効率的な作業や、細かなゴミの吹き飛ばし・清掃に便利で、作業の質とスピードを格段にアップさせてくれる頼れる一台です。

性能や価格はピンキリで、あまり安さを求めるとパワーや容量が足りなくて、やりたい作業ができないなんてこともあります。
私が使っている種類は、SK-11の2馬力30L容量を備えたエアコンプレッサーで、タイヤ交換などもできる性能となっています。
また、オイルも必要としないため、メンテナンスも楽になっています。

集塵機

木材などを加工すると想像以上の木屑や木工粉塵が発生しまい、周辺を汚すだけではなく身体への悪影響も与えてしまいます。
そのため、こまめな掃除はもちろん、なるべく木屑や木工粉塵が飛び散らないようにすることが大切となってきます。

有効な対策としては集塵機の使用がおすすめで、木屑や粉塵を完全に防ぐことはできませんが、吸引力の高い集塵機を装着しながら工具を使えば8〜90%以上の木屑・粉塵を防ぐことができると言われています。

コスパ抜群のおすすめ集塵機!

綺麗な環境を保ち、健康・安全を確保することはとても重要なことですので、木工作業において集塵機は必須とも言える存在ですよ。
ちなみに、「サイクロン集塵機」という仕組みの集塵機を作れば、集塵機本体のメンテナンスも非常に楽になりますので、詳しくは下記記事を参考にしてみてください。

外構DIYに必要&便利な道具13選

今回紹介した記事は木工DIYで活躍するものが多かったですが、外構DIYに興味ある方は下記記事で必要・便利な道具を紹介していますので、参考にしてみてください。

また、当ブログでは目隠しフェンスやタイルデッキ・階段、人工芝敷きなどのやり方も紹介していますので、ぜひそちらもご覧になってください(サイドバーやページの下部分などから確認できます)。

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