DIYにおすすめのボール盤9選!比較解説でよくわかる!

DIY用としておすすめできる性能のボール盤を9選を紹介していきます。

今回紹介するボール盤の価格は1万円〜6万円台となっており、高く感じる方もいるかもしれませんが、さらに本格的なボール盤の相場は10万円以上を軽く超えてきます!

おすすめボール盤9選

  1. 京セラ TB-1131K
  2. 京セラ TB-2131K
  3. マキタ TB131
  4. 高儀 BB-250A
  5. 藤原産業 SK11 SDP-300V
  6. 藤原産業 SK11 SDP-600V
  7. アークランドサカモト MTB-6SP
  8. アークランドサカモト GTTB-16G
  9. イリイ TR-193RD

①京セラ TB-1131K

穴あけ能力・木工 24mm
・鉄工 13mm
チャック能力1.5~13mm
電源単相100V
定格出力190W
回転数(50Hz)515・915・1430・1950・2580min-1
回転数(60Hz)620・1100・1720・2340・3100min-1
フトコロ寸法103mm
送り寸法50mm
チャックからテーブル面寸法170mm
サイズ幅240×奥行420×高さ580mm
価格約32,000円〜

価格・性能・デザインのバランスが取れた京セラのボール盤で、同サイズのボール盤の中でも高い精度を誇っています。
そのため、価格も考慮すると個人的にはイチオシのボール盤となっており、DIYにおける作業では十分な能力を発揮し、実際に以下のような形も正確に作ることができます。

②京セラ TB-2131K

穴あけ能力・木工 24mm
・鉄工 13mm
チャック能力1.5~13mm
電源単相100V
定格出力190W
回転数(50Hz)450・730・1330・2170・3000min-1
回転数(60Hz)540・880・1600・2610・3600min-1
フトコロ寸法125mm
送り寸法60mm
チャックからテーブル面寸法250mm
サイズ幅260×奥行480×高さ720mm
価格約56,000円〜

前述した”TB-1131K”のサイズが大きくなったバージョンで、より多くな素材へ深い穴あけができるようになっています。
また、ハンドルを回すだけで昇降ができる仕組みになっているため、使いやすさもアップしています。
ただし、パワーなどに大きな差はありませんので、その点は注意しておきましょう。

その他の細かい違いについては下記記事を参考にしてみてください。

③マキタ TB131

穴あけ能力・木工 24mm
・鉄工 13mm
チャック能力2~13mm
電源単相100V
定格出力250W
回転数(50Hz)570・890・1300・1900・2670min-1
回転数(60Hz)690・1070・1560・2280・3200min-1
フトコロ寸法104mm
送り寸法52mm
チャックからテーブル面寸法165mm
サイズ高さ580mm
価格約40,000円〜

京セラの”TB-1131K”と同サイズ程度のボール盤で、パワーはやや”TB131”の方がありますが、明確な差を感じるほどではありません。

精度についてはどちらも精度が高く、甲乙つけがたいため、価格やデザイン、メーカーなどを参考にして選ぶと良いでしょう。

④高儀 BB-250A

穴あけ能力・木工 24mm
・鉄工 13mm
チャック能力1.5~13mm
電源単相100V
定格出力130W
回転数(50Hz)500・890・1400・1900・2500min-1
回転数(60Hz)620・1100・1720・2340・3100min-1
フトコロ寸法100mm
送り寸法50mm
チャックからテーブル面寸法180mm
サイズ幅215×奥行430×高さ580mm
価格約15,000円〜

若干パワー不足はあるものの、DIY用としては十分な精度があることから人気の高いボール盤です。
また、同サイズの中では価格がかなり安く、初心者の方も手が出しやすい商品となっています。

フリーハンドで穴あけするよりは高い精度で穴あけできるため、鉄材や大きめの穴をガンガンあけしていきたいという方以外は、おすすめとなっています。

⑤藤原産業 SK11 SDP-300V

穴あけ能力・木工 24mm
・鉄工 13mm
チャック能力~13mm
電源単相100V
定格出力
回転数(50Hz)600・900・1250・1750・2600min-1
回転数(60Hz)700・1050・1500・2100・3000min-1
フトコロ寸法103mm
送り寸法58mm
チャックからテーブル面寸法176mm
サイズ高さ592mm
価格約18,000円〜

藤原産業のブランド”SK-11”のボール盤で、1万円台で購入できるというコスパの良さから非常に高い人気を得ています。

先に紹介した”TB-1131K”や”TB-11”と同サイズのボール盤で、穴あけ能力などの性能はやや劣りますが、切れ味のよいビットを使えば問題なく作業できます。

⑥藤原産業 SK11 SDP-600V

穴あけ能力・木工 30mm
・鉄工 13mm
チャック能力1.5~13mm
電源単相100V
定格出力
回転数(50Hz)580・890・1320・1900・2650min-1
回転数(60Hz)700・1070・1580・2290・3180min-1
フトコロ寸法125mm
送り寸法60mm
チャックからテーブル面寸法280mm
サイズ幅440×奥行265×高さ750mm
価格約57,000円〜

前述した”SDP-300V”の上位機種と言えるボール盤で、対応サイズが広がっただけではなく、木工の穴あけ能力も上昇しています。
また、ハンドルを回すだけで昇降ができる仕組みになっているため、スムーズな高さ調整ができるようになっています。

⑦アークランドサカモト MTB-6SP

穴あけ能力・木工 6mm
・鉄工 3.5mm
チャック能力0.6~6.5mm
電源単相100V
定格出力
回転数(上段)0~8500min-1
回転数(中段)0~5000min-1
回転数(下段)0~3500min-1
フトコロ寸法
送り寸法20mm
チャックからテーブル面寸法150mm
サイズ幅170×奥行235×高さ370mm
価格約14,000円〜

小さめの素材に正確な穴あけをしたいという方におすすめの小型ボール盤です。

ただし、対応サイズが小さいことから作業の幅は狭めですので、「なるべく低コスト希望」・「小さな穴あけ加工のみ」といった方以外は他で紹介しているボール盤の方が良いでしょう。

⑧アークランドサカモト GTTB-16G

穴あけ能力1~16mm
チャック能力1.0~16.0mm
電源単相100V
定格出力
回転数(50Hz)180・270・310・420・430・470・580・630・
650・720・1230・1320・1460・1880・1950・2770min-1
回転数(50Hz)220・320・370・500・520・560・700・760・
780・860・1480・1580・1750・2260・2340・3320min-1
フトコロ寸法160mm
送り寸法80mm
チャックからテーブル面寸法360mm
サイズ高さ780mm
価格約50,000円〜

これまで紹介したボール盤よりもさらに大型のボール盤で、より大きい素材への穴あけ加工ができるようになります。
サイズが大きいと自作のテーブルを取り付けても作業空間が狭くならずに使えるため、より使いやすいようにカスタマイズしたい方や幅広い作業を行っていきたい方におすすめとなっています。

費用をそこまで気にしないのであれば、なるべく大きいサイズのボール盤を使った方が間違いなくいろんな作業ができるようになりますよ!

⑨イリイ TR-193RD

穴あけ能力1~16mm
チャック能力~16.0mm
電源単相100V
定格出力
回転数(50Hz)300~2550min-1
回転数(50Hz)360~3060min-1
フトコロ寸法120~380mm
送り寸法65mm
穿孔角度調整範囲-45°~45°
サイズ高さ800mm
価格約60,000円〜

GTTB-16Gよりもさらに大きいラジアルボール盤で、ヘッド部分を前後にスライドができるため材料の端から離れた部分にも穴あけがしやすくなっています。
また、角度を調整することもできるため、材料に対して45°の角度で穴あけを行ったりすることもできます。

機能的が豊富で、これまでに紹介したボール盤の中で最も幅広い作業ができますが、当たり外れもあるようなので購入後多少の調整が必要な可能性もあります。

用途ごとにおすすめのボール盤!

「おすすめのボール盤」といっても使用目的によって変わってくるため、「こんな方におすすめ!」といった形で、目的・要望ごどにおすすめのボール盤を紹介していきます。

コスパ重視の方

  • 京セラ TB-1131K
  • マキタ TB131
  • SK11 SDP-300V

性能・対応サイズ・価格の3つの観点からおすすめのボール盤は、上記の3機種でどれも高い精度の穴あけ加工してくれます。

特別な希望がなく、ボール盤選びに迷われている方はこの3つがおすすめとなっていますよ!

京セラ TB-1131K

マキタ TB131

SK11 SDP-300V

なるべく費用を抑えたい方

  • 高儀 BB-250A
  • アークランドサカモト MTB-6SP

ある程度の性能と価格を重視した場合は上記の2機種がおすすめで、15,000円前後の価格となっています。
電動ドライバーなどを使ったフリーハンドよりも正確な穴あけができれば良いといった方は、価格的のもおすすめとなっています。

18,000円以上の価格も許容範囲であれば、SK11 SDP-300Vもおすすめですよ!

高儀 BB-250A

アークランドサカモト MTB-6SP

使いやすさ重視の方

  • 京セラ TB-2131K
  • 藤原産業 SK11 SDP-600V
  • アークランドサカモト GTTB-16G
  • イリイ TR-193RD

使いやすさとは、「対応サイズの大きさ」・「安定感」・「テーブルの高さ調整」などを指し、対応できる作業内容の広さや作業を円滑に行えるかなどをポイントとして紹介しています。

上記機種で共通しているのは、材料の対応サイズが大きく、ハンドル操作でテーブルの昇降が可能であることで、4つ目のイリイTR-193RDには、”ヘッドのスライド”や”角度調整”などの機能が備わっています。

京セラ TB-2131K

藤原産業 SK11 SDP-600V

アークランドサカモト GTTB-16G

イリイ TR-193RD

比較まとめ

京セラ
TB-1131K
京セラ
TB-2131K
マキタ
TB131
高儀
BB-250A
藤原産業
SK11
SDP-300V
藤原産業
SK11
SDP-600V
アークランドサカモト
MTB-6SP
アークランドサカモト
GTTB-16G
イリイ
TR-193RD
穴あけ能力・木工 24mm
・鉄工 13mm
・木工 24mm
・鉄工 13mm
・木工 24mm
・鉄工 13mm
・木工 24mm
・鉄工 13mm
・木工 24mm
・鉄工 13mm
・木工 30mm
・鉄工 13mm
・木工 6mm
・鉄工 3.5mm
1~16mm1~16mm
チャック能力1.5~13mm1.5~13mm2~13mm1.5~13mm~13mm1.5~13mm0.6~6.5mm1.0~16.0mm~16.0mm
電源単相100V単相100V単相100V単相100V単相100V単相100V単相100V単相100V単相100V
定格出力190W190W250W130W
回転数(50Hz)515〜2580min-1450〜3000min-1570〜2670min-1500〜2500min-1600〜2600min-1580〜2650min-13500〜8500min-1180〜2770min-1300~2550min-1
回転数(60Hz)620〜3100min-1540〜3600min-1690〜3200min-1620〜3100min-1700〜3000min-1700〜3180min-13500〜8500min-1220〜3320min-1360~3060min-1
フトコロ寸法103mm125mm104mm100mm103mm125mm160mm120~380mm
送り寸法50mm60mm52mm50mm58mm60mm20mm80mm65mm
チャックからテーブル面寸法170mm250mm165mm180mm176mm280mm150mm360mm
穿孔角度調整範囲-45°~45°
サイズ幅240×奥行420×高さ580mm幅260×奥行480×高さ720mm高さ580mm幅215×奥行430×高さ580mm高さ592mm幅440×奥行265×高さ750mm幅170×奥行235×高さ370mm高さ780mm高さ800mm
価格(約)32,000円〜56,000円〜40,000円〜15,000円〜18,000円〜57,000円〜14,000円〜50,000円〜60,000円〜

ドリルチャック交換で精度UP!

精度が高いボール盤を厳選して紹介しましたが、どの機種も「全く芯ブレがない」というものはなく、0.数ミリ以下はブレてしまいます。
DIYにおいてはごくわずかな芯ブレが問題になることはほぼありませんが、「より精度を上げたい」という方や「ブレが大きい」といった方はドリルチャックを交換することで改善されます(ドリルチャックが原因の場合)。

具体的には、芯ブレが0.08mm以下であるユキワ(日本製)製のドリルチャックがおすすめで、より精度が高くなりますよ。

機種によってドリルチャックの種類も異なりますので、交換する場合はしっかり確認するようにしましょう。

ドリルビットの性能も重要

穴あけを綺麗かつスムーズに行えるかは、ドリルビットの性能も非常に重要となっており、国内メーカーの製品は海外製に比べて性能が高いです。
特にSK-11製などはコスパもよくおすすめですよ!

自作テーブルで作業効率・精度UP!

自作テーブルを制作することで小さな素材をしっかりと固定できるようになったり、フェンスガイドによって同じ位置への穴あけが可能になり、反復性の必要な作業を効率よく行うことができるようになったりします。

電動トリマーさえあれば簡単につくることができますので、ボール盤を購入した際は下記記事を参考にしながらぜひ作ってみてほしいと思います。

より大きい穴をあけたい方

より大きい穴をあけたいという方は、電動トリマーなどで穴あけするのが一般的で、専用治具を使うことで正確な穴あけができるようになります。

電動トリマーは溝掘りや円切り、おしゃれ加工などができる電動工具ですので、まだ使ったことがないという方は、ぜひ「電動トリマーで出来ること」を解説した下記記事を参考にしてみてください!

コスパ抜群の人気トリマー
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