
目隠しフェンスにドア(扉)を取り付けたいけれど、「DIYだと歪んでしまいそう」「開閉がすぐガタつかないか不安…」と悩む方は多いです。
この記事では、初心者でも失敗しにくい「歪まないドアの作り方」と「長く使える取り付けポイント」を写真付きで解説します。
目隠しフェンスのドアが歪む原因とは

フェンスのドアは屋外環境の影響や構造の弱さから、時間が経つとどうしても歪みが出やすい部分です。
特にDIYで作る場合は、初期の作り方や取り付け方法の差がそのまま歪みにつながることがあります。ここでは、よくある原因を分かりやすく解説します。
⚫︎木材の反り・ねじれによるズレ
屋外で使う木材は、湿気や日差しを受けることで徐々に反りやねじれが発生します。
とくにフェンスドアは細長い板を並べることが多いため、1本だけでも反ってしまうと、全体が引っ張られて歪みが目立つこともあります。
⚫︎枠の剛性不足
ドア枠(フレーム)が弱いと、開閉のたびに力がかかり、徐々に平行四辺形のように傾いてしまいます。
細い角材だけで枠を作ったり、筋交い(斜め材)を入れていないと、この歪みが起きやすくなります。
⚫︎金具の取り付け位置のズレ
蝶番(ヒンジ)などの金具をわずかにズレた位置に取り付けてしまうと、開閉時に片側だけに負荷がかかったり、扉が均等に支えられなかったりします。
その結果、時間とともに徐々に傾いたり、隙間が変わってくることがあります。
⚫︎開閉時に負荷が偏る
ドアが重い場合や、ヒンジの位置が適切でない場合、開閉のたびに枠の同じ部分へ力が集中します。
この偏った負荷が繰り返されると、枠材が曲がったり、ビスが緩んだりして、歪みの原因になります。
DIYでも歪まないドアを作るためのポイント
目隠しフェンスのドアを長くまっすぐ使うためには、「材料の選び方」と「枠の作り方」がとても重要です。
ここでは、DIYでも歪みにくいドアを作るための基本ポイントを紹介します。
①アルミや太めの角材で枠(フレーム)を作る

フェンスドアを作る際は、骨組みとなる枠が、強度が高く変形しにくい素材を選ぶのが理想です。
木材で作る場合は、40mm以上の太めの角材を使うことで、開閉時のねじれやたわみに強くなります。
さらに確実に歪みを防ぎたい場合は、20〜40mm程のアルミ角パイプで作るのもおすすめです。アルミは軽くて反りが出にくいため、大型のドアでも長期間形が崩れにくくなります。
②「筋交い(斜め材)」を入れる

枠を四角く組むだけでは、開閉を繰り返すうちに平行四辺形のように傾いてしまうことがあります。
これを防ぐためには「筋交い」と呼ばれる斜めの補強材を入れるのが効果的です。
枠の対角線方向に一本入れるだけでも全体がねじれにくくなり、長期間ドアがまっすぐ保たれます。
DIYでも簡単にできる補強なので、必ず入れておきたいポイントです。
③反りにくい板材を選ぶ(人工木など)
ドアに貼る板材は外気に触れることで反り・ねじれが起きやすく、特に無垢材は湿度変化の影響を受けやすいです。
屋外で使う場合は、湿気や温度変化で反りにくい人工木(樹脂木)や、木材なら防腐処理された安定した材を選ぶのがポイントとなります。
そうすることで、時間が経っても板の浮き・ねじれが起きにくく、見た目も長くきれいに保てます。
目隠しフェンスのドアの作り方【手順】

上記画像のようなフェンスドアの作り方を、手順に沿って詳しく解説していきます。
手順1.ドア枠を作る(直角確認が重要)

ドアが歪まないようにアルミ角パイプなどで、枠を作っていきます。
①適切な長さにカットする

鉄切断用の工具で、アルミ角パイプを切断して長さを調整します。
画像のようにディスクグラインダーで切るときは、クランプでしっかり固定しましょう。
②L字金具などで固定する

L字金具を使ってアルミ角パイプを四角形に固定していきます。
金具やネジ類は錆びにくい素材を使うと、より綺麗な状態を長く保てます。

アルミ角パイプは擦れると傷がつきやすいため、作業するときはタオルなどを敷いた上で行うと安心ですよ!
💡穴あけのコツ

アルミや鉄などの金属に穴をあけるときは、ドリルの先端が滑ってしまい、狙った位置からズレて穴が開いてしまうことがよくあります。
そんなときは センターポンチで軽くへこみ(位置決め)をつけておく と、ドリルの先端がそこに収まり、ブレずに正確な穴あけができるようになります。
③キャップを取り付ける

アルミ角パイプを使った際は、キャップを取り付けて中に水が入らないようにしておきましょう。
上記の20mmアルミ角パイプであれば、下記サイズのキャップをカッターなどで微調整するのがおすすすめです。
手順2.筋交いを入れて強度アップ

枠の内側に斜め材(筋交い)を1本入れることで、ドアのねじれやたわみを大幅に防げます。
上側の角から反対側の下角へ向かうように正確にカットし、ビスでしっかり固定しましょう。
木材を使用する際は、ウッドデッキやフェンスなどでよく使用されるキシラデコールで防腐処理するのがおすすめです。
また、木材は反りや収縮が起きるため、筋交いに使った木材もねじでしっかり固定しましょう。
手順3.板材を等間隔で貼り付ける

目隠しとなる板材を、スペーサーを使いながら等間隔で貼り付けていきます。
ねじは鍋ねじを使うか、皿取りをしてねじの頭がしっかり埋め込まれるようにしましょう。
板の間隔が揃うと見た目がきれいに仕上がり、通気性も確保できます。

スペーサーとは“隙間”をつくるための小さな部品で、板と板の間に挟めることで等間隔の隙間ができます。
手順4.ヒンジ(蝶番)を取り付ける
ドア枠が完成したら、ヒンジの位置を決めて取り付けます。
上下2カ所に加え、重いドアは中央にも追加すると安定性が高まります。
高さや向きがズレるとドアが下がるため、水平器を使って慎重に調整しましょう。
手順5.ラッチや取っ手を取り付ける
最後に、ラッチ(ロック)や取っ手を取り付けて完成です。
日常的に触れる部分なので、使いやすい高さに取り付けるのがポイント。ステンレスなどサビに強い金具を選ぶと長持ちします。
まとめ|コツを押さえればDIYでも丈夫なフェンスドアが作れる

DIYでも、枠をしっかり作る・筋交いを入れる・反りにくい素材を使う・丁寧に直角を確認するといった基本を守れば、ぐらつかず長持ちするフェンスドアを作れます。
特に、扉は常に動く「可動部」なので、ほんの少しのゆがみがあとで大きなトラブルにつながります。
今回紹介した手順とポイントを押さえれば、見た目も機能も優れたドアがDIYでも十分に実現できます。
おしゃれで使いやすい目隠しフェンスの扉づくりに、ぜひ役立ててみてください。
フェンスドアの鍵は自動でロック!

フェンスドアを作ったら、ロック(鍵)に機能をつけましょう。
鍵がないと、風でドアが勝手に開閉されてしまうため、必須ともいえます。
今回は、扉を閉めるだけで自動的にロックがかかるラッチの作り方を紹介しますので、詳しくは下記記事を参考にしてみてください。






