
溝掘り作業が安定する電動トリマーガイドの使い方と、DIY初心者にもおすすめできるガイド5選をわかりやすく解説します。
電動トリマーによる加工が難しい理由

電動トリマーは刃物が高速回転するため、少し力が入っただけでも本体が流れてしまいます。
特にフリーハンドで溝掘りをすると、
- 途中でラインが曲がる
- 溝幅が安定しない
- 仕上がりがガタつく
といった失敗が起こりがちです。
この原因の多くは、「進む方向の基準がないこと」にあります。
トリマーガイドを使うメリット

トリマーガイドを使う最大のメリットは、刃の進行方向を物理的に制限できることです。
特に溝掘り作業では、ガイドがあるかどうかで難易度が大きく変わります。
電動トリマーガイドの基本的な使い方
溝掘り前の準備と墨付け
まずは掘りたい位置に墨線を引きます。
この墨線が「ガイドを当てる基準」になるため、ここは丁寧に行うのがポイントです。
直線が長い場合は、定規やアルミ定規を使って墨付けすると精度が上がります。
ガイドの固定方法と位置調整
ガイドは、ビットの中心からガイドまでの距離を正確に測って固定します。
- クランプでしっかり固定する
- 作業中にズレないか軽く押して確認する
固定が甘いと、溝全体がズレてしまう原因になります。

材料・ガイドを固定するためにはクランプが必須になってきます!
真っ直ぐ掘るための動かし方のコツ

トリマーは無理に押さず、ガイドに軽く当てながら一定速度で動かすのがコツです。
- 一気に深く掘らない
- 数回に分けて少しずつ深くする
これだけで、溝の仕上がりがかなり安定します。
電動トリマーガイドのおすすめ5選
① ストレートガイド(標準付属タイプ)

多くの電動トリマーに付属している基本的なガイドで、加工する材料の側面に沿わせることで平行な切削ができます。
材料の端から少し離れた位置を加工したいときに重宝されます。
ただ、手軽に使える反面、沿わせる側面から離れて過ぎ位置では使用できないため用途を選ぶのがポイントです。
使い方

トリマーベースとねじの間にガイドを差し込み、任意の高さで固定します。
その後、切削したい位置に合わせてガイドの幅を調整します。
② ベアリング付きトリマーガイド

リング付きの京セラ製トリマーガイドは、面取り加工など材料の端を基準にして行う加工に便利なガイドです。
リングを材料の縁に当てて作業することで加工位置が安定し、ビットが入りすぎるのを防ぎながら、一定のラインで切削できます。
主に、面取りのような材料の端を加工する際に便利なガイドとなっています。
使い方

基本的にはストレートガイドと同じ取り付け方になり、ねじを緩めてガイドの位置を調整します。
リングを使ったガイドになるため、幅の調整可動域は狭めとなります。(不必要なため)
③ 丸ノコガイド定規

長い直線の加工をしたいときに便利なガイドで、材料の縁に引っ掛けるだけで簡単に直角(真っ直ぐ)なラインを出せます。
初心者にも使いやすく、幅広い用途に対応してくれます。
使い方

まず、トリマー本体のベース端からビット刃の端までの距離を測ります。
次に、切削したいラインから、先ほど測った距離分だけ離れた位置に印をつけ、その位置にガイドを当てます。
最後に、ガイドをクランプでしっかり固定し、ガイドに沿ってトリマーを動かしながら切削します。
④ スピードスクエア

小型の材料を加工したいときは、スピードスクエアを使うと取り回しがきくため便利です。
材料の縁に引っ掛けられる構造になっているため、正確な直角(直線)で加工することができます。
丸ノコやジグソーなど、様々な電動工具に使えるため持っておくと便利なアイテムの一つです。
使い方

前述した丸ノコガイド定規と同様に、トリマーのベースからビット刃までの距離を計算してガイド位置を決めます。
あとは、クランプでしっかり固定し、トリマーで作業します。
⑤ 自作ガイド

上記画像のような合板で作った自作ガイドは、ガイドと切削したい位置を合わせることで、他のガイドよりも簡単に設置できます。
また、作り方も非常に簡単であり、合板を重ねて固定し、ベースを沿わせながらガイドを切削するだけで完成します。
手間も費用もかからないため、「真っ直ぐ溝を掘るだけ」ならかなりおすすめのガイドです。
使い方

他のガイドは、トリマーのベース端からビット刃までの距離を測定し、ガイドの位置を決めていました。
しかし、自作ガイドの場合は、溝掘りしたい位置とガイドの端を合わせるだけで良いため、かなり手軽に使用できます。
溝掘りで失敗しやすいポイントと対策
深さが安定しない原因
一度で深く掘ろうとすると、ビットが暴れやすくなります。
浅く→少しずつを意識するだけで失敗は激減します。
ガイドがズレる原因
クランプの締め不足や、材料表面の滑りが原因です。
必要に応じて、滑り止めシートや当て木を使うと安定します。
円切り加工ができる治具
電動トリマーを使って、サークルカットができる治具もあります。
ホールソーなどではできない大きさの円切りをしたい場合に重宝され、仕上がりも綺麗です。
自作サークルカット治具の作り方

サークルカット治具は、DIYでも簡単に自作することができます。
工夫次第では、市販のものより使いやすく作れますので、ご興味ある方は下記記事を参考にしてみてください。
まとめ|ガイドを使えば溝掘りは失敗しにくくなる
電動トリマーでの溝掘りは、正しくガイドを使うだけで難易度が大きく下がります。
作業内容にあったガイドから取り入れて、安定したトリマー作業を目指してみてください。







