
夏場の強い日差しを防ぎ、快適な屋外空間を作るために欠かせないのが「サンシェード」。
でも、「壁に穴をあけるのはちょっと…」という方も多いのではないでしょうか?
この記事では、DIYでサンシェードを設置する6つの方法をご紹介します。
穴あけ不要で建物を傷つけずに取り付けられる方法や、支柱を立てて自由に設置する方法まで、初心者でもできるアイデアを解説!
お庭やベランダにぴったりの方法を見つけて、手軽に日陰空間を作ってみましょう!
サンシェード設置のメリットとは?

● 強い日差しを遮って快適な空間に
夏場の直射日光を遮ることで、庭やベランダに心地よい日陰を作り出します。日中でも快適に過ごせる空間を確保でき、アウトドアリビングやガーデンタイムにも最適です。
● 紫外線・熱中症対策にも効果的
強い紫外線から肌を守るだけでなく、直射日光による室内の温度上昇も抑えてくれます。とくに小さなお子さんや高齢者のいるご家庭では、熱中症対策としても有効です。
● 家具や植物の日焼け防止に
ベランダや庭に置いたウッドデッキ、ガーデンファニチャー、観葉植物なども、長時間の直射日光によって劣化や日焼けが進んでしまうことがあります。サンシェードを使えば、そうした日焼けや傷みを防ぐことができます。
● 節電・省エネにもつながる
日差しを遮ることで室温上昇を防げるため、冷房効率がアップし、電気代の節約にもつながります。エコで家計にも優しいアイテムです。
DIYでサンシェードを設置する6つの方法
①窓枠にフックをつけて設置(穴あけ不要)

外壁に穴を開けたくない場合や、賃貸物件で施工制限がある方におすすめなのが「窓枠に取り付けるフックタイプ」です。
サッシ枠に差し込んでネジを締めるむだけの専用フックや、粘着テープで貼り付けるフックなどあり、専門の工具も不要で簡単に取り付け可能です。
取り外しも簡単なので、季節や天候に合わせて使い分けることができます。
ただし、強風時には必ず取り外すなど、安全面にも配慮しましょう。
②外壁にフックを固定して設置

しっかり固定したい場合は、ネジを使って外壁にアイプレートを取り付ける方法がおすすめです。
外壁の材質によっては、ネジだけでは十分に固定できないこともあるため、アンカーを併用するとより安心です。
また、屋外で長期間使う場合は「ステンレス製」の金具を選ぶことで、サビの心配も軽減されます。
③既存の手すりにくくりつける

ベランダやバルコニーに柵があるご家庭では、その柵を活用して簡単にサンシェードを設置することができます。専用のフックやロープを使えば、工具不要で手軽に取り付け可能です。
また、長めの紐を使えば、ベランダから庭に向かってシェードを張ることもでき、ちょっとした日陰スペースを作るのにも最適です。洗濯物の直射日光よけや、子どもが遊ぶ場所としても活用できます。
④支柱を立てて設置

目隠しフェンスなどに使用するアルミ支柱などを建てて、サンシェードを取り付けることもできます。
耐久性の高い支柱を建てるには、穴を掘ってコンクリートやモルタルを流し混む作業が必要になりますが、実はそこまで難しくはなく、DIY初心者の方でも十分できます。
水を入れるだけでできるインスタントタイプのコンクリートなどもありますので、こちらの解説記事を参考にぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
⑤カーポートやガレージに引っ掛ける

カーポートやガレージがあるご家庭では、その柱などを活用してシェードを取り付ける方法があります。
丈夫な構造物なので、シェードをしっかりと固定できるのが大きなメリットです。
柱にひもやロープで結びつける、あるいはフックやアイプレートを取り付けることで、比較的簡単に設置できます。
また、家の壁を傷つけずに済むため、外壁に穴をあけたくない方にもおすすめです。
庭やウッドデッキとの距離を調整すれば、日陰の位置を柔軟にコントロールでき、快適な屋外空間が作れます。
⑥突っ張り棒で固定

壁や柱の間に突っ張り棒を渡してサンシェードを吊るす方法は、手軽で工具もほとんど不要な設置方法です。
特に「壁に穴をあけたくない」「賃貸住宅に住んでいる」という方にぴったりの方法です。
自分で突っ張り棒とシェードを組みわせても良いですし、下記のように商品として完成したものもあります。
設置時の注意点とコツ
サンシェードを安全に、かつ効果的に取り付けるためには、いくつかの注意点と工夫が必要です。以下のポイントを押さえておきましょう。
① 強風対策は必須
サンシェードは風を受けやすいため、風の強い日や台風前には必ず取り外すことが基本です。
また、日常的にも重りやロープで補強して風に煽られないように工夫しておきましょう。
② しっかり固定できる場所を選ぶ
取り付け箇所がぐらついたり、弱い素材だったりすると事故の原因になります。
ネジやフックを使う場合は、下地の有無や材質を確認してから設置しましょう。
③ 傾斜をつけて雨対策
平らに張ると、雨がたまってシェードがたわんでしまうことがあります。
片側を低くするなどして、適度な傾斜をつけるのがポイントです。
④ 毎シーズンの点検とお手入れを
シーズンが終わったら、しっかり乾かしてから収納しましょう。
カビや劣化を防ぎ、来年も快適に使えます。フックやロープなどの金具類も、サビや緩みがないか点検しておくと安心です。
その他の日陰を作るアイテム8選

日差し対策として、サンシェードの使用は非常に有効的ですが、その他にもガーデンパラソルなどといったおすすめアイテムもあります。
ガーデンパラソルであれば、好きな場所に日陰を作るなどのメリットがありますので、日差し対策を考えていた方は、8つの日差し対策を紹介した下記記事も参考にしてみてください。
まとめ
サンシェードは、夏の強い日差しをやわらげ、室内の温度上昇や紫外線対策にも効果的なアイテムです。
DIYでもさまざまな取り付け方法があり、窓枠や手すりを使った簡易的なものから、支柱やカーポートを活用した本格的な方法まで自分に合ったスタイルで設置できます。
今回ご紹介した6つの方法は、以下の通りです。
- 窓枠にフックをつけて設置
- 外壁にフックを固定して設置
- 既存の手すりにくくりつける
- 支柱を立てて設置
- カーポートやガレージに固定
- 突っ張り棒で固定
中には壁に穴を開けずに設置できる方法もあり、賃貸住宅でも対応可能です。
ただし、どの方法でも「風対策」「傾斜の調整」「安全な固定」がとても重要です。
お庭やベランダに合った取り付け方法を選んで、暑い季節も快適に過ごせる空間づくりを楽しんでみてください。