【DIY】風で倒れない3mガーデンパラソルの重り付きベースの作り方

3m級ガーデンパラソルの多くには十字ベースがついていますが、それだけではかなり不安定です。しかし、別売りの重りがついたベースを買うとなると、1万円近くかかってしまうことも。

そこで今回は、シンプルかつ低コストできる重りベースの自作方法を紹介していきます。

ガーデンパラソルが倒れる原因とは?

付属の十字ベースでは重さが足りない

3m級のガーデンパラソルには、十字型のベースが付属していることが多いですが、これだけでは重さが足りず、無風でも手を離せば倒れてしまうことがあります。
そのため、十字ベースの上に設置できる重り付きの専用ベースや、自作の安定ベースを併用することがほぼ必須です。

市販の重りベース

3mサイズは重心がずれてより不安定に

ガーデンパラソルはサイズが大きくなるほど風の影響を強く受けやすくなります。
特に3m級では、支柱から傘部分が大きく張り出す構造のため、重心が中心からズレて、さらに倒れやすくなるのが特徴です。
このため、多くの3m級パラソルは十字ベース付きですが、それ単体では支えきれず、しっかりとした重りを追加することが重要になります。

3mガーデンパラソル

パラソルベースの施工例と作り方

今回はシンプルでコスパが良い重りベースの作り方を紹介します。
木材を使っているので、簡単にDIY制作ができますよ。

初心者の方でもうまくできるように、木材の加工についても詳しく解説していきます。

使用した材料

  • SPF材(2×4)
  • 合板(コンパネ)
  • キシラデコール(ブラック)
  • 土嚢袋

私は端材で作ったので費用はかかっていませんが、新品で揃えるなら大体3500円〜くらいかなと思います。

また、耐久性を高めるために、防カビ・防虫効果も兼ね備えた木材保護塗料”キシラデコール”を使用しています。

キシラデコールは、ウッドデッキや目隠しフェンスなどにも使用され、屋外で木材を使用する場合には必須とも言える塗料ですよ!

作業手順

Step1. 木材の加工・接合

①木材のカット(枠・底板・蓋)

まず、2×4材を4本、底板・蓋を一枚ずつ作っていきます。
木材を正確かつ素早くカットするには電動丸ノコなどがおすすめです。

DIYおすすめ丸ノコ!

蓋は傘ができるように少し大きめにした方が浸水しにくくなります!

その他の木材をまっすぐ切るための工具については下記記事をご参照ください。さらにおすすめの電動工具はもちろん、手ノコでも真っ直ぐ切る方法などを紹介していますので、電動工具の使用に抵抗がある方も参考になるかと思います。

②2×4材・合板の接合

カットした2×4材を電動ドライバーを使って接合していきますが、「ビス止めしようと思ったらズレてしまった」という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
そんなときは、画像にもあるコーナークランプを使うとズレずに穴あけ・ビス止めができますよ。

また、ねじ穴を目立たなくしたいという方は、特にダボ隠しがおすすめですので下記記事を参考にしてみてください。

Step2. 塗装(防腐剤)

木材の加工が終わったら、雨や虫、カビなどを防ぐためにキシラデコールを塗っていきます。
乾くの待って、2〜3度塗りすると効果が高くなります。

撥水性も非常に強く、しっかり蓋をすれば浸水することはほぼないかと思います。

Step3. 重りを入れる

塗装が完全に乾いたら土嚢袋に砂や土などを入れ、重りを作ります。

直で入れても良いですが、土囊袋に入れた方が取り出しが楽になり、周囲も汚れないためおすすめです。
ちなみに私は2重にして使っています。

Step4. 蓋をしっかり閉じて完成

蓋を被せてねじなどで固定してあげれば完成です。
2個くらいあればかなり安定し、突風・台風クラスがこない限り大丈夫かと思います。

もし、ベースの中が浸水してしまうようでしたら、底に穴をあけて水が抜けるようにしてあげてください。

また、重りの取り出しを頻繁にしたいという方は、鬼目ナットを木材に埋め込み、ボルトで固定してあげた方が長持ちします。ねじだと穴が開け閉めするたびに固定力が弱くなってしまいます。

十字ベースがついていないタイプの場合

今回紹介した重りベースの施工例は、十字ベースがついた3m級のガーデンパラソルをメインにしたものでしたが、ベースがついていないタイプの場合は、パイプを取り付けてパラソルの支柱を差し込めるようにしてあげましょう。

上記画像のような、植物も植えられるパラソルベースの作り方は下記記事で紹介していますので、ぜひそちらも参考にしてみてください。

まとめ

今回ご紹介したガーデンパラソル用の重り付きベースは、構造がシンプルなので、DIY初心者でも十分に作ることができます。
ただし、シンプルなだけに、材料の正確な加工やネジ穴の処理など、ちょっとした工夫が完成度を大きく左右します。

ガーデンパラソルのベースは、風対策としてほぼ必須のアイテムです。
「市販品はちょっと高いかも…」「せっかくなら自分で作りたい!」と感じた方は、ぜひDIYにチャレンジしてみてください。
見た目も機能も満足できる、自分だけのベースが手に入りますよ。

制作が難しく感じた方は、市販のベースを使った方が安心感は強いかと思います。

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