天然木材と人工木材フェンスを徹底比較|DIYで選ぶならどっちがおすすめ?

フェンスをDIYで作ろうと考えたとき、多くの人が迷うのが「天然木材と人工木材、どっちを選べばいいの?」という問題です。
私自身もどちらの素材でも実際にフェンスを作った経験があり、それぞれの特徴を身をもって体感しました。

この記事では、天然木と人工木の違いをわかりやすく比較し、DIYでフェンスを作るときにどちらを選ぶべきかを徹底解説します。

天然木材と人工木材フェンスの違い

◾️天然木材の特徴

天然木材の最大の魅力は、本物ならではの自然な風合いです。木目や色合いは一本一本異なり、庭の雰囲気に温かみや個性を与えてくれます。

耐久性を高めるためには防腐・防虫効果のある塗料を塗る必要があり、「キシラデコール」を使えば木目を生かしつつ好きなカラーに仕上げることができます。

キシラデコールはプロの現場でも広く使われるほど性能・信頼性が高い防腐剤塗料となっているためおすすめですよ!

◾️人工木材の特徴

人工木材(樹脂と木粉を混ぜて作られた素材)は、耐久性とメンテナンス性の高さが魅力です。

腐食やシロアリ被害を受けにくく、色あせや変形も天然木に比べて少ないため、長期間美しい状態を保てます。

お手入れも基本的には水洗い程度で十分なので、「DIYはしたいけれど、その後の管理は手間をかけたくない」という人にぴったりです。
ただし、天然木に比べると価格は高めで、人工的な均一感が強い分「本物の木の質感」にはやや劣る場合もあります。

天然木材フェンスのメリット・デメリット

メリット

①自然素材ならではの質感

木目や色合いの自然な美しさは、やはり人工木には出せない魅力です。庭の植栽や外観とも調和しやすく、ナチュラルな雰囲気を演出できます。

②価格が比較的安い

同じ大きさのフェンスを作る場合、天然木は人工木よりも材料費を抑えやすいのが特徴です。ホームセンターでも入手しやすく、DIY初心者にも取りかかりやすい素材です。

③加工がしやすい

天然木はノコギリや電動工具で切ったり、ビスで止めたりと自由度が高く、DIYで扱いやすい点も魅力です。

卓上丸ノコがあると、同じサイズのカットを素早く行うことができるためおすすめですよ。
ちょっとしたカットも正確にできるためDIYではかなり重宝されます。

デメリット

①腐食のリスクがある

雨や湿気にさらされることで、どうしても腐りやすくなります。特に地面に接する部分は数年で傷むケースも少なくありません。

②シロアリなどの害虫被害

木材はシロアリや木食い虫に狙われやすいため、対策をしないと耐久性が大きく落ちてしまいます。

③定期的なメンテナンスが必要

防腐剤や塗料を数年ごとに塗り直さないと、劣化が進みやすいです。

とはいえ、キシラデコールを使用した場合のメンテナンス頻度の目安は3〜5年に1回ほどなので、そこまで大変というわけではありません。

キシラデコールを使用する場合はメンテナンスのことを考えて、多めに買っておくと結果的に安く済ませることができますよ。

上記①〜②のデメリットは防腐剤を塗れば改善されるため、実質的なデメリットは定期的なメンテナンスが必要なことだけとも言えます。

人工木材フェンスのメリット・デメリット

メリット

①高い耐久性

人工木材は樹脂を混ぜて作られているため、雨や湿気に強く、腐る心配がほとんどありません。屋外で長期間使うフェンスには大きな安心材料です。

②シロアリや害虫に強い

天然木と違い、虫に食われるリスクが低いため、害虫対策をほぼ考えなくて良いのは大きなメリットです。

③メンテナンスが楽

塗装や防腐剤の塗り直しが不要で、水でサッと洗い流す程度で清潔に保てます。忙しい人や手間をかけたくない人に向いています。

④色あせや反りが少ない

紫外線や雨風に強く、施工した時の状態を長く維持できます。見た目をキレイに保ちやすい点は、庭の印象づくりにもプラスです。

デメリット

①価格が高い

天然木と比べると材料費は2〜3倍以上高くなるため、大きなフェンスをDIYする場合は予算に大きく影響します。

②重量がある

人工木は樹脂が混ざっているため、同じサイズの天然木よりも重くなります。運搬や施工時に扱いにくいと感じることがあります。

③加工がしにくい

切断や穴あけは可能ですが、天然木より硬いためDIY初心者にはやや難しく感じることもあります。

とくにアルミ支柱などで施工する際はは、切れ味のよいドリル刃やある程度パワーのある電動ドライバーが求められます。

DIYおすすめの高性能!
④自然の風合いに欠ける

木目調には作られていますが、やはり天然木のような経年変化や自然素材ならではの味わいは少ないです。

とはいえ、人工木材も美しく、おしゃれなフェンスが出来上がりますよ。

比較ポイント|どっちを選ぶべき?

天然木材と人工木材フェンスの比較表

比較ポイント天然木材フェンス人工木材フェンス
見た目本物の木ならではの自然な風合い、経年変化で味わいが出る木粉入りで木目調の見た目。自然感はあるが均一な質感
価格安価。ホームセンターでも手に入りやすい高価。天然木材の3倍以上はかかることが多い。長期的にはメンテナンス費用を抑えられる
耐久性腐食・シロアリ・色あせのリスクあり(防腐剤で対処可能)腐らない。シロアリ被害なし。色あせしにくい
メンテナンス定期的な防腐剤・塗装が必要ほぼ不要。水洗い程度でOK
DIYのしやすさ加工がしやすい(ノコギリで切断可)硬い素材のためカットに電動工具が必要な場合あり
環境との相性自然な庭やナチュラルデザインと相性◎モダン・メンテフリー志向の庭に最適

デザイン性で決める

木目などを活かした自然な風合いを求めるのであれば、天然木材を使用しましょう。

やはり自然素材の魅力は本物の木目や経年変化による味わいです。庭の植栽や家の外観と調和しやすく、ナチュラルで温かみのある雰囲気を演出できます。

一方の人工木材はモダンなデザインが特徴となっており、シンプルながらおしゃれな雰囲気があります。

価格重視なら

材料費だけを比べると、天然木材のほうが圧倒的に安く、大きなフェンスを作る場合にはコストを抑えられます。

人工木材は2〜3倍ほど高くなるケースもあり、予算に余裕があるかどうかが選択の分かれ道になります。

耐久性・メンテナンスで判断

耐久性を優先するなら人工木材の一択です。腐食やシロアリの心配がほとんどなく、塗り直しなどのメンテナンスも不要。

しかし、防腐処理した天然木材は数年ごとの塗り替えが必要になりますが、しっかりメンテナンスをしていけば人工木より長く使える場合もあります。

DIYのしやすさ

天然木材は軽くて加工しやすく、ノコギリやインパクトドライバーで自由に扱えるためDIY初心者にもおすすめです。
しかし、最初の防腐剤を塗る作業は結構な手間になったりします。

一方、人工木材は重量があるうえ硬いため、切断や穴あけには電動工具が必須となります。
ただし、一度施工してしまえばメンテナンスがほとんど不要なので「作るときは大変だけど後が楽」といえます。

結論|DIY初心者はどっちがおすすめ?

天然木材と人工木材、それぞれに魅力と弱点があります。

◾️天然木材フェンスがおすすめの人

  • ナチュラルな雰囲気を重視したい
  • 初期費用を抑えたい
  • メンテナンスを自分で楽しめる

◾️人工木材フェンスがおすすめの人

  • 長期間メンテナンスをしたくない
  • 多少コストが高くても手間を減らしたい
  • とにかく楽さと耐久性を重視したい

👉 DIY初心者には、人工木材フェンスの方が失敗が少なくおすすめです。
ただし「自然な質感を楽しみたい」「DIYそのものを楽しみたい」人には天然木材も十分魅力的です。

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「周囲からの視線が気になる…」「プライバシーをしっかり守りたい」などといった方は、フェンス以外にも目隠し方法がありますので、詳しくは8つのアイデアを紹介した下記記事を参考にしてみてください。

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