
墨付け作業に高い人気を誇る「ピカマーカー」ですが、種類が多く、どれを選べば良いのか迷う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、人気のピカマーカー9種類をそれぞれの特徴・用途の違いとともにわかりやすく解説します。
ピカマーカーとは?特徴とメリット

ピカマーカーは、ドイツ会社が製造している、建築・DIY・整備など幅広い現場で使われている専門マーカーです。
「狭い」「深い」「汚れている」「濡れている」――普通のマーカーでは書けない場所にも線が引ける ことから、プロからDIY初心者まで幅広く支持されています。
芯タイプ・クレヨンタイプ・スプレー式など種類が豊富で、用途に合わせて選べるのが大きな特徴です。
普通のマーカーとの違い
ピカマーカーは、一般的なマーカーペンとは作りが大きく異なります。主な違いは以下の通りです。
✔ 1. 書ける場所の幅が圧倒的に広い
- 深穴の奥
- ボルトの隙間
- サッシや金物の細い溝
- 濡れた面・汚れた面
- 粗い木材やコンクリートの表面
普通のマーカーではインクがつかない場所にも、しっかり線が入ります。
✔ 2. 芯の交換ができて経済的
多くのモデルは 替芯式・交換式 なので、使い切りのマーカーより長持ちします。
✔ 3. 片手で出せる・持ちやすい設計
クリップ付きホルダー、片手操作、落ちにくいグリップなど“現場で使う” 前提の構造になっています。
DIY・建築現場で人気の理由
ピカマーカーが現場で評価される最大の理由は、「確実に線が引ける」 という信頼性です。
✔ 1. 書けないストレスがなくなる

部材が濡れていたり埃がついていても線が引けるため、雨の日の作業や屋外DIYでも活躍します。
上の画像では、実際に塩ビ板のようなツルツルした素材に線を書き、見え方を比較しています。
結果として、ピカマーカー3030は軽い筆圧でもハッキリと線が残るのに対し、一般的なシャープペンシルでは強く押し付けてもほとんど見えません。
素材によっては鉛筆やシャープペンが全く乗らないことがありますが、ピカマーカーは滑りやすい面でもしっかり書けるため、DIYや建築現場で選ばれている理由がよくわかります。
✔ 2. 線が見やすい

カラーの発色が強く、木材・金属・ブロック・樹脂など、どんな素材にもくっきりとマーキングできます。
✔ 3. 使う場所に合わせて9種類以上から選べる
- 細かい墨付け
- 深い穴
- 汚れた面
- 太いマーキング など
ピカマーカー9種類の特徴と用途の違い
①ロングライフ オートマチック シャープペンシル【3030】
⚫︎特徴
ピカマーカー3030は、迷ったらまず選ぶべき万能モデルで、シリーズの中でトップクラスの人気を誇ります。
太めの2.8mm芯は荒い木材や屋外のコンクリートにも負けず、はっきりとした線を引けます。
オートマチック機構により片手で芯を操作できるため、材料を押さえながらでも素早く墨付けができ、作業効率が非常に高いのが魅力です。
堅牢な金属クリップも使い勝手が良く、現場作業・DIYどちらでも頼れる一本です。
⚫︎おすすめ用途
②ロングライフ 建築用 シャープペンシル【6060】
⚫︎特徴
6060はBIG Dry(ビッグドライ)として知られる建築向けモデルで、芯が「平板(2×5mm)」になっているのが最大の特徴です。
平芯は鉋やスライスの基準取りなど、材の端に沿って精確なラインを出すのに向いており、一般的な円芯よりも“辺を基準にする墨付け”がしやすくなります。
堅牢な作りで現場耐性が高く、太く安定した線を欲する方に最適です。
⚫︎おすすめ用途
③ロングライフ オートマチック 0.9【7070】
⚫︎特徴
7070(Fine Dry)は0.9mmの細芯を持つ精密向けモデルで、家具作りや仕上げの墨付けなど正確性が求められる作業に向きます。
非常に細い線が引けるため、組み付け誤差を小さくしたい場面や、細かな位置決めが必要な現場で威力を発揮します。
芯の持ちも良く、替芯や消耗パーツも入手しやすいのが実用面で安心です。
⚫︎おすすめ用途
④ディープホールスプレーマーカー【2020】
⚫︎特徴
2020(Pica Powder)は、ドリル穴の奥まで届くスプレー式の深穴マーキングツールです。
奥まった穴の底に色を残したいとき、ペン先が届かない層への位置写しが必要なときに最適で、最大でおよそ25cm(250mm)程度の深さまでマーキングできる製品仕様があります。
蛍光の粉を使うため暗所でも目立ちやすく、配管や金具の取り付け位置確認で非常に重宝します。
⚫︎おすすめ用途
⑤ディープホールマーカー【150**】
⚫︎特徴
150はインク式の深穴マーカー(Pica Ink)で、元祖的な深穴マーキング用具です。
専用の長いチップにより、通常のマーカーが届かない穴の奥や狭い溝にも直接線や点が残せます
インクは速乾で多くの乾いた素材に書けるため、金具取り付けの下穴や補強部材の位置出しなど、正確な位置決めが必要な作業に向いています。
⚫︎おすすめ用途
⑥スマート ユース マーカーXL【170**】
⚫︎特徴
170(BIG Ink / Smart Use Marker XL)は視認性重視の太書きマーカーで、大きな材の切断線や目印を素早く描きたいときに最適です。
インクは速乾で耐水・耐摩耗性があり、屋外や汚れた面でも消えにくいのが特徴。
インクを使い切っても先端を反転して再利用できる仕様など、現場での利便性が高く設計されています。
⚫︎おすすめ用途
⑦建築用クレヨンマーカー【990**】
⚫︎特徴
990(Visor Permanent)はクレヨン式の建築用マーカーで、石材・コンクリート・アスファルト・濡れた木材など、インク式では書きにくい面でもしっかり線が残せるのが強みです。
リフィル/替え芯やホルダーとの組み合わせで長く使えるため、過酷な現場や屋外作業の多い職人に支持されています。
耐候性に優れ、折れにくい堅牢な芯設計もポイントです。
⚫︎おすすめ用途
⑧シグナルマーカー【80**】
⚫︎特徴
8080(Pica Gel / Signal Marker)は、金属加工や溶接前後など高温や汚れた面でも書けるゲルタイプのシグナルマーカーです。
色が不透明でコントラストが高く、錆びた鉄や油で汚れた面にも線が残る点が特に評価されています。
耐熱性が高い(仕様で最大1000℃に対応する旨の表記あり)ため、溶接や熱処理工程での印付けにも対応します。
⚫︎用途
⑨ホルダーと削り器の一体型【505】

⚫︎特徴
505(Pica Pocket)は、鉛筆を常時携帯・整形できるホルダー兼削り器で、現場で鉛筆を使う人には非常に便利なアクセサリです。
内蔵のカーボンスチール製ブレードと安全バーにより、すばやく正確に鉛筆を整えられ、短い芯でもしっかり固定して使えるため、鉛筆の紛失や芯折れのストレスを大きく減らせます。
⚫︎おすすめ用途
用途別の選び方ガイド
◾️細かい線・高精度な墨付けをしたい場合
細かい寸法取りや、カットラインを正確に引きたい場面では、細芯タイプのマーカーがおすすめです。
0.9mm芯のシャープペンシルタイプなら、鉛筆感覚で繊細な線を引けるため、家具づくりや細かな加工に最適。狭い場所でも線が太りにくく、正確な切断や位置決めに役立ちます。
おすすめモデル:
◾️深い穴や狭い隙間に線を引きたい場合
ビス穴や金物の奥、狭い隙間など、普通のマーカーが届かない場所には、ディープホールタイプが活躍します。
細く長いペン先が奥まで届くため、位置決め・下穴マークなどが一発で決まり、作業のストレスが大きく減ります。
おすすめモデル:
◾️太く見やすいマーキングがしたい場合
屋外作業や材木の大量加工など、視認性重視でサッと太線を引きたい場合は、太芯タイプの2〜5mmクラスが最適です。
遠くからでも一目で分かりやすく、基準線や材木のカットラインなど、大きく・はっきり記したい場面で大きな力を発揮します。
おすすめモデル:
◾️汚れた面に書きたい場合
雨の日の屋外作業、コンクリートの粉っぽい面、油分のある金属など、マーカーがのりにくい面には、クレヨンタイプが強い味方。
ピカのクレヨンマーカーは粘着性が高く、濡れ面・汚れ面でも線が残りやすいため、現場作業での信頼度が高い一本です。
おすすめモデル:
◾️自前のえんぴつを快適に使いたい方
普段から鉛筆で墨付けしていて、「もう少し使いやすくしたい」「作業中に芯が折れやすいのが気になる」という方には、ホルダーと削り器が一体になった505モデルがおすすめです。
鉛筆をしっかり固定できるため、短くなった鉛筆でも最後まで使い切れますし、削り器が内蔵されているので作業中にわざわざカッターを取り出す必要もありません。
おすすめモデル:
作業の種類・素材・現場環境によって、ベストな一本は変わります。9種類の特徴を知っておくことで、失敗なく最適なピカマーカーを選べます。
まとめ|用途に合った1本を選べば作業効率が大きく変わる
ピカマーカーは種類ごとに芯の太さ・形状・書き心地・対応素材が異なり、用途に合わせて選ぶことで作業効率が驚くほど変わります。
今回紹介した9種類を比較し、自分の作業に「どのモデルが最適か」選ぶ参考にしてもらえればと思います。
迷ったときは、まずは使いやすい定番モデル【3030】を1本持ち、必要に応じて用途別に追加するのがおすすめです。



