【インパクトドライバー】MTD001DとMTD002Dの5つの違いを解説!

マキタのインパクトドライバー”MTD001D”と”MTD002D”の性能や違いを解説し、どちらがおすすめなのかを解説していきます。

結論、価格差はおよそ2,000円以内ですが、性能にそこまで大きな違いがないためよりコスパが良い”MTD001D”がおすすめです。

MTD001DとMTD002Dの基本性能

MTD001DMTD002D
能力・高力ボルト M5〜M12
・コーススレッド 22〜125mm
・高力ボルト M5〜M12
・コーススレッド 22〜125mm
最大締付トルク145N・m155N・m
六角軸6.35mm6.35mm
回転数・0~2700min-1(回/分)・0~2500min-1(回/分)
打撃数・0~3000min-1(回/分)・0~3000min-1(回/分)
本体寸法(長さ×幅×高さ)143 × 82 × 227mm143 × 82 × 227mm
質量1.2kg(バッテリー含む)1.3kg(バッテリー含む)
使用可能蓄電池14.4Vリチウムイオンライトバッテリ18Vリチウムイオンライトバッテリ

上記表を見てもわかるようにMTD001DとMTD002Dの性能に大きな差はなく、対応バッテリーの違いが1番の違いとなっております。
対応バッテリーの性能が異なることで、トルクや電池容量などに多少の違いが発生していますので詳しくは下記で解説していきます。

ちなみにバッテリーの互換性はなく、MTD001Dに18Vリチウムバッテリーを使うことなどはできないですよ!

MTD001D(14.4V)
MTD002D(18V)

5つの違い

  • 締め付け能力(トルク)
  • バッテリー容量
  • 回転数
  • 質量
  • 価格

①締め付け能力(トルク)

両者のトルクは”MTD001D”で145N・m、”MTD002D”で155N・mとなっており、”MTD002D”の方がより締め付け能力が高くなっています。
とはいえ、この10N・mの差はそこまで大きなものではなく、実際に作業していて違いを感じる場面はあまりないかと思います。

ただ、作業内容によっては10N・mの差で締め付け能力が足りない場面が起こる可能性もなくはありませんので、より”パワー”を求める方はMTD002Dを選んでおくと良いでしょう。

②バッテリー容量

それぞれセット販売されているバッテーは、MTD001Dで「14.4Vの1.5A」、MTD002Dで「18Vの2A」のリチウムイオンライトバッテリで、MTD002Dの方がよりパワフルで長持ちするバッテリーとなっています。

とはいえ、パワーについては前述したトルクの違いの通りで、容量に関しても大きな差はなく、バッテリーが2個付属されていることで電池切れの心配もないため、MTD002Dが大きく優れているとは言い難い差となっています。

ちなみに対応するバッテリーは”ライト”なので、通常のリチウムイオンバッテリーとは異なり、同じ電圧でもプロ用の製品に使用することはできず、容量も3分の1以下だったりします。
しかし、通常のリチウムイオンバッテリーは1日中作業する職人たちが使うようなバッテリーですので、DIYでは”ライト”バッテリーでも十分な性能となっていますよ。

③回転数

回転数においては、MTD001Dが「0~2700min-1(回/分)」、MTD002Dが「0~2500min-1(回/分)」となっており、MTD002Dのほうが回転速度が速くなっています。
ただ、回転速度が速ければねじの締め付け速度などが速くなり、作業効率も上昇しますが、DIYにおいてはそこまで恩恵を受ける内容の差ではありません。
素人がインパクトドライバーをフル回転させると、ズレや締めすぎなどによって精度が落ちたり、電池の消耗が早くなったりするデメリットもあり、実際は下穴を開けて丁寧にねじ締めをしていくことの方が多いかと思います。

つまり、回転数の差があるものの、大きな違いにはならないと考えられます。

④質量

両者の違いの一つとして”重さ”もあり、本体はほぼ同じですが、バッテリーの性能が上がった分0.1kgだけMTD002Dの方が重くなっています。

しかし、0.5kgくらい重さが変わってくるなら扱いやすさが変わってきますが、今回はどちらも軽く、フィット感もあるためかなり使いやすいインパクトドライバーです。
そのため、重さを判断材料にする必要ないくらいの差といえます。

⑤価格

価格面でも違いがあり、トルクやバッテリー性能などが上回っている分MTD002Dの方が高く、約1,000〜2,000円くらいの違いあります。

MTD001Dの方がおすすめ

今回、5つの違いについて解説しましたが、正直、性能面ではそこまで大きな差はなく、コスパを考えるとMTD001Dの方がおすすめと言えます。
実際使っていても、その差はほとんどわからないことでしょう。

私もMTD001Dを使って下記記事で紹介する目隠しフェンスを作りましたが、アルミ支柱にもしっかり穴あけ・ねじ締めができ、問題なく作り上げることができましたよ!

おすすめインパクトドライバー!

ただ、価格差は1,000〜2,000円くらいのなので、「その程度の価格差なら少しでも良いものが欲しい!」と思う方はMTD002Dを選んでも良いかと思います。

性能重視の方はこちら!
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