
お隣や道路からの視線が気になるけど、フェンスを新しく設置するのは大変…。
そんなときにおすすめなのが、後付けできるDIY目隠しです。
今回は、庭やベランダなど場所を選ばず設置できる「おしゃれで実用的な目隠しアイデア」を8つ紹介します!
DIYでできる目隠しのメリット

DIYの目隠しは、コストを抑えてプライバシーを確保できるのが最大の魅力。
市販のフェンスやブロック塀よりも安く済み、デザインや高さも自分で自由に調整できます。
また、支柱や固定金具を工夫すれば後付けや撤去も簡単。
「賃貸だから穴をあけられない」「既存フェンスを活かしたい」という人にもピッタリです。
後付けOK!DIYでできる目隠しアイデア8選
① シェード・タープで簡単に日よけ&目隠し

庭やベランダにサンシェードやタープを張るだけで、手軽に視線をカットできます。
設置は壁やカーポート、物干し竿などに金具やロープで固定するだけなので、DIY初心者にもおすすめです。
直射日光を防いでくれるので、夏の日よけ効果も抜群。風を通しながらプライバシーを守れるのが大きな魅力です。
ナチュラルなベージュ系やグレーなど、外構の雰囲気に合わせてカラーを選ぶと統一感が出ます。
💡ポイント: ステンレスフックやカラビナで取り付ければ、風が強い日にすぐ外せて安全です。
② 目隠しフェンスでしっかり囲う

定番の目隠しといえばフェンス。木製や人工木、アルミなどの素材を選べるため、外構デザインに合わせやすく、高さ1.6~1.8mにすればしっかり視線を遮れます。
人工木フェンスはメンテナンスがほとんど不要で、雨や紫外線にも強く長持ちします。天然木フェンスであれば、本物ならではの自然な風合いが魅力で、防腐剤を塗ることで10年以上長持ちさせることもできます。
💡ポイント: 横板タイプは風通しがよく、圧迫感も少ないため人気。隙間は1〜2cm程度にするとバランス◎。
天然木材と人工木材フェンスどっちがおすすめか確認したい方はこちら!
③ 樹木を植えて自然に目隠し

植物を使った目隠しは、ナチュラルで温かみのある雰囲気を演出できます。庭の境界や道路側に常緑樹(シマトネリコ・オリーブ・キンモクセイなど)を植えれば、自然と視線を遮る効果があります。
樹木の配置を交互にずらして植えると、隙間が少なくなり目隠し効果がアップ。風にそよぐ葉音も心地よく、景観性にも優れています。
💡ポイント: 狭いスペースでは鉢植えの高木を使うのも◎。定期的な剪定で形を整えるのが長持ちのコツです。
④ グリーンカーテン(ネット+植物)でエコに遮る

夏場のベランダや窓まわりにおすすめなのが、つる植物を育ててつくるグリーンカーテン。ネットを張り、ゴーヤや朝顔、クレマチスなどを植えるだけで、日よけと目隠しを兼ねた自然のカーテンが完成します。
植物が育つにつれて緑の壁ができ、見た目にも爽やか。光をやわらげながら室内の温度上昇も抑えられます。
また、人口タイプのグリーンカーテンであれば、虫が寄り付かず、手入れが不要という利点があります。
💡ポイント: ネットの上部をしっかり固定し、支柱は風対策を。成長期にはこまめな水やりと誘引を忘れずに。
⑤ ラティス+プランターで可動式の目隠し

設置も移動も簡単なのが、プランター付きのラティスフェンス。土台部分が重しになるため、支柱を立てる必要がなく置くだけで安定します。
狭いベランダや玄関前でも活用しやすく、植物を一緒に飾ればおしゃれなガーデン風に。視線を柔らかく遮ることができ、圧迫感も少ないのが魅力です。
💡ポイント: 風の強い場所では重めのプランターを使用。連結して使う場合は金具でしっかり固定しましょう。
⑥ 物置を目隠しとして活用

収納スペースとして設置する物置を、目隠しとしても活かすアイデアです。隣家や道路側に物置を配置することで、自然に視線を遮ることができます。
最近ではスタイリッシュなデザイン物置も多く、外構の一部として見せる演出も可能。収納力とプライバシー確保を両立できる便利な方法です。
💡ポイント: 色味を住宅やフェンスに合わせて統一すると、景観がきれいにまとまります。
土やアスファルトの上に物置をそのまま置いてしまうと、時間の経過とともに地面が沈んで傾く原因になります。
そのため、長く安定して使うためには、しっかりとした基礎づくりが欠かせません。
とはいえ、業者に依頼すると数万円〜数十万円かかることもあり、DIYで済ませたい方も多いはず。
そんなときは、砕石(さいせき)を詰めるだけで簡単に安定した足場を作る方法がおすすめです。
詳しい施工手順については、下記の記事で紹介していますので参考にしてみてください。
⑦ ブロック塀でしっかり固定式の目隠し

耐久性を重視するならブロック塀がおすすめ。基礎をしっかり作ればDIYでも施工可能です。
ただし、塀の高さが高くなるにつれて、素人での施工は難しくなってくるため上部にフェンスを取り付けるなどの方法がおすすめです。
また、装飾ブロックを組み合わせると、デザイン性がぐっと上がります。
塗装やジョリパット仕上げでナチュラルにもモダンにも仕上げられます。
💡ポイント: 高さは2.2m以下に。3㎡以上の壁面には水抜き穴を設けるなど、安全基準を守りましょう。
⑧ 門柱をデザイン目隠しに活かす

玄関前やアプローチで視線を遮りたい場合は、門柱をうまく利用しましょう。ポストや表札を備えた門柱は、機能性だけでなくプライバシー保護にも役立ちます。
ブロックやモルタルで作った門柱にジョリパットやタイルを塗装すれば、DIYでも高級感のある外観に。植栽や照明を添えると、夜も雰囲気のある空間に仕上がります。
💡ポイント: 幅と高さのバランスを取り、建物のファサードに調和するデザインを意識しましょう。
おしゃれに見せるコツ
DIYの目隠しは、ただ「隠す」だけでなく、外構デザインの一部として魅せる工夫がポイントです。
ここでは、簡単に取り入れられる3つのコツを紹介します。
①素材やカラーを統一(木目×ブラックなど)
統一感のある配色にすると、見た目がぐっと引き締まります。
たとえば、木目調のフェンスにブラックの金具を合わせると、モダンで落ち着いた印象に。
逆にナチュラルテイストにしたい場合は、ベージュやブラウン系でまとめるとやさしい雰囲気になります。
②完全に隠すよりも“透け感”を残すと圧迫感がない
目隠しを完全に塞いでしまうと、空間が狭く感じてしまうこともあります。
少しの隙間や透け感を残すことで、風通しや光を確保しながら圧迫感を軽減できます。
ラティスや横板フェンス、植物の葉の隙間などをうまく使うと、
「見えすぎず・隠しすぎない」ちょうどいいバランスが取れます。
③植物と組み合わせると自然で明るい印象に
木製フェンスやブロック塀など、無機質な構造物も植物を添えるだけでやわらかい印象になります。
足元に低木や花を植えたり、鉢植えを並べたりするのもおすすめです。
グリーンが加わることで、光の反射や影の動きが生まれ、季節感のある空間になります。
まとめ
DIYでも、工夫次第でおしゃれで機能的な目隠しをつくることができます。
素材や透け感、植物などをうまく組み合わせることで、「デザイン性」と「プライバシー」を両立した快適な空間が実現します。
庭やベランダ、玄関まわりなど、場所に合わせて最適な方法を選び、視線を気にせずくつろげる理想のプライベート空間をDIYで叶えましょう。