まぜ太郎の使い方完全ガイド|DIYで生コン・モルタル作りを効率化!

モルタルやコンクリートを手練りするのは、時間も体力も消耗する重労働…。
そんな悩みを一気に解決してくれるのが、DIY用コンクリートミキサーの「まぜ太郎」です。
本記事では、実際にまぜ太郎を使って作業している筆者が、使い方のコツや注意点、DIYでの活用方法をわかりやすく解説します。
大量の生コンを扱う土間コンクリートや基礎工事など、作業効率を格段にアップさせたい方はぜひ参考にしてみてください。

まぜ太郎とは?基本情報とメリット

そもそも「まぜ太郎」ってどんな道具?

AMZ-50Y(120L)
AMZ-25YAMZ-30YAMZ-50YAMZ-70Y
サイズ(cm)幅50×高さ90×奥行84幅55×高さ114×奥行88幅55×高さ114×奥行88幅55×高さ114×奥行88
重量(約)23kg(約)24kg(約)38kg(約)45kg
ドラム容量(約)46L (約)63L (約)120L (約)140L 
混合量(約)20L (約)30L (約)50L (約)70L 

まぜ太郎とは、家庭用100V電源で使えるコンパクトなコンクリートミキサーです。
主にDIYで使われることを想定しており、モルタルや生コンを簡単・均一に混ぜることができる便利な道具です。
容量は数十リットル程度と比較的コンパクトながら、DIYで1度に使う量を練るには十分な性能があります。

私はAMZ-50Y(120L)を使っており、だいたい一輪車1杯分くらいの量が練れるのでちょうど良い感じです!

まぜ太郎を使うメリットとは?

まぜ太郎を使う最大のメリットは、作業の効率化と身体への負担軽減です。
手練りに比べてスピーディかつ均一に仕上がるため、作業時間を大幅に短縮できます。
また、生コンを練っている間に次の作業に取り掛かれるため、効率の良い作業サイクルが可能になります。

まぜ太郎の使い方【手順解説】

まぜ太郎の基本操作

  • 平らな場所に設置
  • 電源コードを接続
  • 材料を順番に投入してスイッチをON
  • モルタル・生コンの搬入

①平らな場所に設置

まぜ太郎を作動させるとミキサーが回転するため、足場が不安定だと倒れてしまう可能性があります。事故防止のためにもしっかり安定した足場に設置するようにしましょう。

②電源コードを接続

設置が完了したらプラグをコンセントに差し込みます。

コードの長さは約1.5mしかないため、コードリールを使って作業範囲を広げてあげると使いやすくなります。

③材料を順番に投入してスイッチをON

  • 砂とセメントを投入
  • 砂利を投入
  • 水を投入
砂とセメントを投入

モルタルや生コンを作る際は、まず最初に砂とセメントを投入し、軽く空練り(からねり)を行うのが基本です。
この時、まぜ太郎のドラム角度は一番上(垂直)か、その一段下の位置
にしてからスイッチを入れると、セメントの粉が舞いにくくなり、周囲を汚しにくくなります。

ある程度粉同士が混ざったら一度スイッチを切り、まぜ太郎の角度を3段階下げた位置(上記画像の位置)に調整してから再度スイッチをONにしましょう。
この角度が最も効率よく材料が混ざるポジションとなっており、練りムラを防ぐためにもおすすめです。

この工程を守るだけで、誰でも簡単にムラのないモルタル・生コンを作ることができますよ。

砂利を投入

生コンを作る場合は、砂とセメントが混ざったあとに砂利を入れ、空練りしていきます。

水を投入

骨材の空練りが終わったら、ホースリールを使って直接水を投入していきます。

④モルタル・生コンの搬入

まぜ太郎でモルタル・生コンができたら、一輪車へ落とすと楽に作業場所まで搬入できます。
まぜ太郎は逆さまになるまで角度を調整することができるため、簡単に移し替えができますよ。

また、作ったモルタルや生コンは何十kgにもなりますので、一輪車の耐荷重も高いものにしておきましょう。

実際に使ってわかった注意点とコツ

砂やセメントが内部にくっ付くことも

2回目以降のモルタル・生コン作りはミキサー内部に砂やセメントがくっ付きやすくなります。

そのため、ジェットにして直接水を当てたり、レンガ鏝などを使って取ってあげるとムラなく混ぜることができます。

設置方法の工夫

モルタルや生コンを一輪車に移す際、サイズのよってはまぜ太郎と一輪車がぶつかって下向きにできない場合があります。

その場合はコンクリートブロックなどの上に置くと、まぜ太郎の高さ出て、楽に移し替えができるようになります。

水の量と混ぜる順番に注意!

最初から水を入れすぎてしまうと、シャバシャバになってうまく固まりません。最初は少なめにし、必要に応じて少しずつ追加するのがコツです。また、材料は「粉 → 水」の順に入れる方が混ざりやすいです。

安全に使うためのポイント

作業中は回転部に手を入れないのはもちろん、手袋や保護メガネを着用して作業しましょう。また、子どもが近づかないように注意も必要です。

どんなDIY作業におすすめ?活用例を紹介

土間コンクリートの打設

土間コンクリートの打設をDIYで行う場合には、かなりの生コンが必要になるため、まぜ太郎の使用は欠かせません。
手練りで作ると時間が大幅にかかるのはもちろん、押さえや均しなどの作業が小分けになってしまう可能性があり、作業効率や完成度が悪くなってしまいます。

そのため、自分で土間コンを打設しようと考えている方は、まぜ太郎は絶対にあったほうが良いアイテムです。

土間コンクリートを作る場合はいろんな種類の鏝が必要になりますので、鏝の使い分けについて知りたい方は下記記事を参考にしてみてください。

タイルデッキ・階段の基礎

タイルデッキや階段を作る際も、基礎のコンクリートをモルタルを使ったりするため、かなりの量が必要なります。
時間だけではなく、身体的負担も大幅に軽減されるため、まぜ太郎の大活躍は間違いなしです。

目隠しフェンスの基礎

フェンスの基礎を作る際にもモルタルやコンクリートが使われており、地中の見えない部分にも基礎が入っているため、思った以上の量が必要になります。

まとめ|まぜ太郎はDIYの強い味方!

まぜ太郎は、モルタルや生コンの使用量が多けれ多いほど恩恵を感じることができ、よく外構DIYをされる方であれば絶対あった方が良い道具の一つです。

DIYであっても、安全性に配慮したしっかりとした基礎作りはとても重要な作業です。
そのため、モルタルや生コンを作る機会は意外と多く、正しい手順と道具を知っておくことで、効率よく作業が進められますよ。

外構DIYをしていて「時間がめちゃくちゃかかる…」、「身体が痛い…」といった悩みをお持ち方は、ぜひ”まぜ太郎”の使用を試してみてください。

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