
子どもが夢中になって遊べる「ままごとキッチン」をDIYしてみたいと思ったことはありませんか?
今回は、パイン集成材を使った木製ままごとキッチンの作り方を紹介します。
見た目だけでなく、実際に遊びたくなる“本格仕様”を目指してDIYしています。
この記事では、使用した材料・作り方・工夫したポイントまで、写真付きで詳しく解説します。
DIYで作ったままごとキッチン|9つのこだわりポイント
木の温かみを活かしたデザインだけでなく、子どもが“実際に遊びたくなる仕掛け”にもこだわってDIYしました。
見た目・使いやすさ・リアルさを意識しながら製作した、9つのこだわりポイントを紹介します。
1. 木材の温かみを活かしたデザイン

本体にはパイン集成材を使用し、木の温かみを感じられるナチュラルなデザインに仕上げました。
木製ならではの優しい雰囲気があり、リビングに置いてもインテリアに馴染みやすいです。
2. ワンポイントカラーで可愛さを演出

シンプルな木目だけではなく、一部にカラーを取り入れることで可愛らしさもプラスしました。
ナチュラルすぎず、子どもがワクワクするような雰囲気を意識しています。
3. ニス塗りによる高級感と耐久性の向上
仕上げには安全性も高い和信ペイントの水性ニスを塗装しています。
木目を活かしながら自然なツヤ感が出るため、見た目の高級感もアップしました。
また、汚れや傷にも強くなるので、長く使いやすくなります。
4. ネジを見せない仕上げ

使用したネジが見えないように、木ダボを埋め込んで組み立てました。
家具のようなスッキリした見た目になり、DIY感を抑えた仕上がりになっています。
5. 扉を開けるとライトが点灯するオーブン

オーブン扉を開けると、中に設置したセンサーライトが点灯する仕様にしました。
ただ開くだけではなく、実際に“使っている感覚”で遊べるよう工夫しています。
6. 高さを変えられるオーブン棚

子供が飽きずに遊べるように、オーブン内部の棚は可動式にしました。
子供の想像やおもちゃのサイズに合わせて高さを変更できるため、遊びやすさもアップしています。

アンパンマンのパンとかがあると、子供はより一層喜ぶのでおすすめですよ!
7. 五徳を再現したリアルなコンロ

コンロ部分には五徳を再現し、本物らしさを意識しました。
鍋やフライパンを置いた時の雰囲気も良く、見た目の完成度がかなり上がります。
8. ひねるとカチカチ音が鳴るコンロ

コンロのツマミは、回すとカチカチ音が鳴るようにしており、マグネットを使うことで操作時の感覚を作っています。
子どもも磁力による独特な操作感とカチカチ音を楽しみながら何度も回して遊んでいました。
細かい部分ですが、こういったギミックがあると満足感がかなり変わります。

音が鳴る仕組みは下記の作り方で解説していきます!
9. 本物を使った蛇口

シンク部分には本物の蛇口を取り付けました。
見た目のリアルさが一気に増し、ままごとキッチン全体の完成度も高くなります。
また、レバーだけではなく蛇口本体も回転するようになっているため、操作性が増しています。
使用した材料と道具
今回使用した主な材料はこちらです。
木材以外はほとんどネットで購入(主にAmazon)し、塗料などは100円ショップのものを使いました。
使用した材料
パイン集成材は反りが少なく、見た目もきれいなので家具DIYと相性が良いです。
使用した工具
特別な工具がなくても作れますが、丸ノコとサンダーがあるとかなり作業しやすくなります。
気になる工具があれば、各リンクを貼ってありますのでそちらも参考にしてみてください。
ままごとキッチンの作り方
① 全体サイズと設計を決める
まずはサイズを決めます。
今回は子どもの身長に合わせて、
- 全体の高さ900mm
- 奥行き300mm
で作りました。
先に簡単な図面を書いておくと、後の作業がかなり楽になります。
② 木材をカットする

設計した寸法に合わせて木材をカットします。
寸法が1mmでもズレたり、切断面が斜めになったりすると隙間やガタつきが生じてしまうため、できるだけ丁寧に切るのがポイントです。

テーブルソーがあると簡単にカットができます。ご興味ある方は下記記事でテーブルソーの自作方法を紹介していますので参考にしてみてください!

③ 木材の面取り・装飾加工を行う

電動トリマーを使って木材を角を丸くしたり(面取り)、見た目をおしゃれにする装飾加工を行います。
トリマーは取り付けたビットによって様々な加工ができ、ワンランク上の仕上げをするためには欠かせいない電動工具となっています。

④ やすり掛け

汚れを落としたたり、ムラなく塗装仕上げができるようにやすり掛けを行っておきます。
目が細いやすりで全面をツルツルに仕上げておきましょう。
紙やすりで研磨してもいいですが、電動サンダーを使った方が綺麗かつ楽にできます。

⑤ 本体フレームを組み立てる

先に土台となる部分を組み立てます。
ここで重要なのは「ねじれ」を出さないことです。
木材自体がしなっている場合もありますので、しなりを矯正しながらねじで固定していきましょう。
以下のツールを使うと、正確な作業が行いやすいです。
※下穴あけとダボ作り

穴あけにはスターエムの皿取錐・埋木錐がおすすめで、非常に切れ味が良いため綺麗な加工ができます。
皿取錐で深めの下穴をあけておき、後半にまとめてダボ埋めを行います。

埋木錐を使えば同じ木材でダボを作れるため、木目がなじみやすく、より目立たずに仕上げられます!
⑥ コンロ部分を作る
⚫︎五徳の作り方

まず、ジグソーなどを使って、五徳の爪部分を作っておきます。
次に、ホールソーで円形の木材を切り出し、小さいビットに交換して中央をくり抜きます。
できあがったリング状の木材には、爪の厚さに合わせて切り込みを入れておきます。
あとは接着剤を塗り、爪をはめ込めば完成です。
⚫︎音が出る仕掛け作り
つまみを回したときに「カチカチ」と音が鳴るように仕掛けを作っていきます。

まず、円形にカットした木材にボルトを通し、ナットでしっかり固定します。
ボルトが空回りしないよう、しっかり締めておくのがポイントです。
つまみ側の材料には鬼目ナットを埋め込みます。
この2つのパーツの間にキッチンの壁材を挟み込み、見えない部分で「カチカチ」と音が鳴る仕掛けを作っていきます。

裏側には、切り込みを入れた木材を貼り付け、ボルトを通した円形の木材にプラスチックなどを挟み込んでおきます。
これにより、つまみを回した時に「カチカチ」音が出るようになります。

ペットボトルや結束バンド、木材など、素材や大きさによって音が変わりますので、お好みの素材で試してみてください。
⚫︎感触が出る仕掛け作り

マグネットを埋め込んで、つまみを回した時の感触を楽しめる仕掛けを作ります。
つまみ側には1か所、キッチン側には12時・2時・4時の位置に合わせて3か所マグネットを埋め込み、接着剤で固定します。
こうすることで、つまみを回した際に磁石同士が反応し、「カクンッ」とした独特の感触を楽しめます。
あとは、つまみ側にもナットを通し、鬼目ナットと締めるように固定しておけばOKです。

うまく固定できなかった方は、つまみ側からボルトを通すとやりやすくなります。
⑦ オーブンを作る
1. 棚受けの制作

まず、木材で棚受け用のパーツを作ります。
怪我をしなように角を丸くしておいてあげると安心です。

この棚受けを等間隔に取り付けられるよう、木材を挟みながらボンドで固定しておきます。
2. 棚板の制作

重さを減らして遊びやすくするために、すのこ状にした棚板を作ります。
棒状の木材を用意し、スペーサーを挟みながらボンドで固定していきます。

しっかり固まったあとは、トリマーなどで面取りしてあげると、安全で可愛らしい棚板が出来上がります。
⑧ 扉を作る
1.扉を加工する

今回はオーブン側扉に塩ビ板をつけて、中が見える構造にしていきます。
まず、電動トリマーで溝を掘り、真ん中は切り抜きます。
トリマーの正しい使い方についてはこちらの記事を参考にしてみてください。

あとは、塩ビ板をはめ込み、上から自作したフレームなどで固定します。

私は3mmの塩ビを使用しましたが、なるべく厚さのあるものを使った方が安心ですよ!
2.扉を取り付ける
⚫︎棚側の扉(横開き)

ボアビットで丸く掘削し、蝶番(今回はインセット)を取り付けます。
ある程度は、取り付けたあとに位置調整ができるようになっています。
蝶番には全被せ・半被せ・インセットなどがありますので、確認の上取り付けるようにしましょう。
⚫︎オーブン側の扉(縦開き)

オーブン側は埋め込み型のドロップ蝶番を使って、下開き仕様で設置します。
これによって蝶番の段差がなくり、遊ぶ時も気にならなくなります。
また、扉が開きすぎるのを防ぐために、ステーを取り付けておきます。

扉の固定には、マグネットキャッチなどを使うのがおすすめです。
⑨ シンク・蛇口を作る
1.シンクの取り付け

シンクとして使う容器の形に合わせて木材を切り抜きます。
私の場合は、木材で作ったフレームを間に入れましたが、なくても問題ありません。
2.蛇口の取り付け

蛇口には本物の部品を取り付けました。
ボアビットなどで穴をあけ、蛇口を締めるだけで簡単に取り付けができます。
⑩ 木ダボ埋めでネジ穴隠し

上記画像のように、ネジ穴へ木ダボを埋め込み、鋸(アサリなし)などを使って飛び出した部分をカットします。

カット後は、やすりで削りながら表面を平らに仕上げましょう。
このとき、埋め込んだダボの木目の向きも揃えておくと、より自然できれいに仕上がります。
こうした細かなひと手間が、完成度の差につながります。
⑪ 塗装仕上げ

今回はワンポイントとして、ダイソーの水性塗料”オリーブグリーン”を使用しました。
塗装前はやすり掛けを行い、2〜3度塗りしましょう。
最後に、塗装したパーツを含めてままごとキッチン全体をニスで仕上げていきます。
ニスも2〜3度塗りしますが、1回ごとに目の細かいやすりで研磨してあげると、より美しい仕上げりになります。
⑫ 光るオーブンを作る

オーブンを開けたときに自動で点灯するよう、マグネットで取り外しできるセンサーライトを採用しました。
オーブン内の天井にマグネットテープを貼り付けることで、簡単に取り外せるようになり、充電もスムーズに行えます。
最初はダイソーのセンサーライトを使用していましたが、反応がやや不安定だったため、最終的にネットで購入した別のライトを使用しています。
⑬ 取手を取り付けて完成

最後に取手をつけてあげれば完成です。
DIYして感じたメリット・デメリット
メリット
特に「自分だけのオリジナル」を作れるのはDIYの大きな魅力です。
市販のままごとキッチンは、コストを抑えるために安い木材に化粧シートなどを貼っているものが多いですが、DIYなら天然木など好みの材料を選んで作れるため、木の質感を活かした、あたたかみのある仕上がりにできます。
デメリット
パイン集成材など、温かみのある木材を使うとややコストが上がってしまい、今回は材料費に大体18,000円以上はかかっています。
それでも市販とそこまで変わらないので、DIYする価値は十分にあるかと思います。
電動工具は必要か
自分で全ての加工をする場合は、「丸ノコ・電動ドライバー・トリマー」この3つはあった方が良いです。
DIYだと、正確な木材のカットが大変かと思いますので、ホームセンターで木材を購入した際にカットもお願いしておくと作業や持ち運び、保管が楽になります。

正確なカットさえしてもらえれば、DIYになれていない方でもかなりハードルが下がりますよ👍
ままごとキッチンDIYにかかった費用
| 材料・部品 | およその費用目安 |
|---|---|
| パイン集成材 | 10,000円分 |
| 蝶番・ネジなど金物 | 2,000円 |
| LEDライト | 1,000円 |
| 蛇口 | 600円 |
| 塗料・ニス | 1,500円 |
| その他材料 | 3,000円 |
| 合計 | 約18,000円〜 |
今回のままごとキッチンDIYで使用した材料費の内訳をまとめました。
細かい部品などは、Amazonが安かったです。
まとめ|世界にひとつだけの木製ままごとキッチンをDIYしよう

ままごとキッチンは、DIYとの相性がとても良い作品です。
サイズやデザインを自由に決められるだけでなく、子どもが喜ぶ仕掛けも好きなだけ取り入れられます。
今回のように、
などを追加すると、遊びの幅もかなり広がります。
ぜひ、自分だけのオリジナルままごとキッチンをDIYしてみてください。
