【DIYで大活躍!】簡単にできるノブナット・ボルトの自作方法!

DIY作業でよく使う「ノブ(取手付き)ナット」や「ノブボルト」は、クランプや治具の固定など、頻繁に締めたり緩めたりする際に便利アイテムです。しかし、市販品ではちょうどいいサイズがなかったり、いくつも使うと意外とコストがかさんだりしてしまいます。
そんなときにおすすめなのが自作ノブナットで、意外と簡単にオリジナルのノブナットが作ることができるのです。

この記事では、「自分で作るのって難しそう…」と思っている方も、読めばきっと挑戦したくなるような実際の作り方を紹介していきます。

ノブナットの自作ができるようになればテーブルソーやボール盤など、様々な治具を作る際に活躍してくれますよ!

ノブナット・ノブボルトの使い道

ノブナット・ノブボルトとは、手で簡単に締めたり緩めたりできるナット・ボルトのことで、通常の六角ナット・ボルトとは違い、指でつかみやすい「つまみ(取手)」がついていて、工具を使わずに回せるのが特徴です。

具体的なDIYでの使い道は、テーブルソーやボール盤のフェンス、家具などを固定する際に使用され、何度も締めたり緩めたりする作業に重宝されます。

作り方

  • 作りたい形を描く
  • ボール盤で穴あけ
  • ボルトの通し穴をあける

①作りたい形を描く

まずは作りたい形を木材に描いていきますが、コンパスと直角の線が引けるスコヤを使えば均等な図形を描くことができます。

上記画像の場合、まずコンパスで大きい円を描き、スコヤを使って円の中心を遠った十字線を描きます。
最後に弧と十字線が交わった位置を中点として小さな円を描けば完成です。

基本的にお好みの形にしていただければ良いですが、大きい円の外側あるいは内側にもう一つ円を描き、そっちの弧と交わった部分を中点にして小さい円を描けばノブの形を微妙に変えていくこともできます。

②ボール盤で穴あけ

まず、小さい円の中点を中心にしてボアビットなどで穴をあけていき、最後にホールソーなどで大きい円を切り取ります。
この作業を逆の順番で行ってしまうと、固定が難しくなってしまいますので注意してください。

また、穴あけ位置がずれてしまうと回転のバランスが悪くなるため、可能であればボール盤を使って正確な穴あけを行うようにしましょう。ボール盤の種類は、精度が高く、コスパが良い京セラの”TB-1131K”がおすすめですよ。

DIYにおすすめのボール盤!

③ボルトの通し穴をあける

ノブを作るまでは同じ工程の作業となりますが、最後はナットにするのかボルトにするのかで変わってきますのでそれぞれの作り方を解説していきます。

ノブナットの場合

まず最初にノブの中心にボルトが通る穴をあけ、次に鬼目ナットを埋め込むための穴をあけます。
あとは鬼目ナットを埋め込めばノブナットの完成となります。

ノブボルトの場合

ノブナット同様、中心にボルトが通る穴をあけ、次にボルトの頭が収まるようにボアビットで削りとります。
ボルトにワッシャーとナットを通して締めてあげればノブボルトの完成となります。

実用例

昇降式テーブルソーのハンドル

今回紹介した自作ノブナット・ノブボルトを応用することで、昇降式テーブルソーのハンドルを作ることもできます。
この機会に、自作テーブルソーも作ってみたいと考えている方は下記記事も参考にしてみてください。

様々な治具も紹介していますよ!

ボール盤のフェンスガイド

ノブナットはボール盤などのフェンガイドとしても重宝され、しっかりとした固定はもちろんスムースな調整も可能となります。

画像のようなスライドさせて使うガイドには、下記のようなTスロットトラックを埋め込んで使いますが、Tスロットトラックは工具の治具を作る際にもよく使われるほど便利ですよ。

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