
外壁や塀をおしゃれに仕上げたいときに人気なのが「ジョリパット仕上げ」で、DIYでも挑戦する方が増えています。
この記事では、DIY初心者でもできるジョリパット仕上げ方法を3種類(ローラー・刷毛・エンシェントブリック) に分けて解説します。
下地づくりのポイントから模様付けのコツまで紹介するので、初めての方でも安心して取り組めますよ。
ジョリパット仕上げとは?DIYで人気の理由
塗り壁材「ジョリパット」の特徴

◾️優れた耐久性
ジョリパットは紫外線や雨風に強く、ひび割れしにくいのが特徴です。
外壁や屋外の塀などに使っても長期間きれいな状態を保てるため、メンテナンスの手間が少なくすみます。
◾️高いデザイン性
コテやローラー、刷毛などを使い分けることで、フラット仕上げや石目調、レンガ調などさまざまな模様を表現できます。仕上げ方次第でナチュラルにもモダンにもなるため、デザインの自由度が高いのも魅力です。
◾️カラーの豊富さ
標準色だけでも100色以上のラインナップがあり、住宅の外観や庭の雰囲気に合わせてカラーを選べます。ナチュラルな色合いから個性的なアクセントカラーまで揃っているため、オリジナリティのある空間づくりが可能です。
左官仕上げと比べてDIYでも扱いやすい
一般的な漆喰やモルタルの左官仕上げは、水で練る作業や硬化時間の短さから、初心者には扱いが難しい面があります。
その点ジョリパットは、缶からそのまま使えるタイプも多く、作業時間に余裕があるためDIYでも挑戦しやすいのがメリットです。
外壁・塀・花壇など幅広く応用できる
ジョリパットは屋外の外壁や塀だけでなく、花壇やレイズドベッドなどの小物DIYにも活用できます。
また、内装にも使用できるため「外構と室内のテイストをそろえる」といったコーディネートも可能です。幅広い用途に使えるので、庭づくりや外構DIYの仕上げ材として非常に便利です。
ジョリパット仕上げ前までの施工方法
①施工場所の洗浄

ジョリパット施工する前により接着性を上げるため、高圧洗浄機などを使って施工場所の汚れを落とします。
高圧洗浄機は、コスパの面(高い水圧と手頃な価格)からケルヒャーのK2サイレントという種類がおすすめで、タイルデッキや窓、洗車などにも使えるため便利ですよ。
高圧洗浄機がない場合は、ブラシなどを使ってできる範囲で綺麗にしておきましょう。
②養生する
施工場所の周辺は高確率で汚れてしまうため、あらかじめ養生テープやビニールシートなどを使って保護しておきます。
地味な作業ですが、綺麗な状態に仕上げるためにも大事な作業の一つといえますので、しっかり養生しておきましょう。
③下塗り
- 密着力を高める
- ひび割れを防ぐ
- 表面の平滑化
ブロック塀など、表面がボコボコしているような場所にジョリパット施工する際は、上記効果を目的に「ミラクカチオンフィラー」という下地材を塗ります。
下地材で滑らかに整えておかないとジョリパットを綺麗に塗ることが難しくなってしまいますので、なるべく綺麗に塗りましょう。
下地材を塗る作業はジョリパット施工において最も大事な作業といっても過言ではありません。
手順1.水をいれて撹拌する

ミラクカチオンフィラーに25%くらいの割合で水を入れ、撹拌します。
コテなどでムラなく撹拌するのはかなり難しいため、パワーミキサーの使用をおすすめします。
手順2.目地部分を先に塗る

ブロック塀の目地など凹みの大きい部分は、最初にカチオンフィラーをしっかり塗り込んで平らに整えます。
こうして下地をならしておくことで、後の仕上げがきれいになります。

塗り作業のときは、鏝板(こていた)に材料をのせて作業すると扱いやすく、作業効率もアップしますよ。
手順3.端から塗り始める

目地部分がある程度乾いたら塀の端から塗り始め、下から斜め上に塗り上げていきます。
この時、鏝の片方だけ少し浮かせながら塗っていき、右利きの人は左から、左利きの人は右側から作業していくとやりやすいです。
鏝は角鏝や中塗鏝などを使い、なるべく平らでムラがないように仕上げます。
④中塗り
2時間〜半日ほど経って下地材が乾燥したら、全体にジョリパットを塗っていきます。
パターン付けの前に、一度全体をジョリパットで塗り上げるのは、表面を平らに整えるためです。
この工程を入れることで、模様をつけたときに下地のブロックが透けたり、デコボコが目立ったりするのを防げます。
手順1.水をいれて撹拌する

ジョリパットを容器から取り出し、撹拌します。
水を入れずに使える商品が多いですが、硬くて塗りにくい場合は1〜2%ほど水をいれて撹拌すると良いでしょう。
カチオンフィラーと同様、パワーミキサーなどで撹拌するとムラなく楽にできます。
初めての作業だと使用量がわからず、何度も撹拌作業が発生することになりますので、可能であればミキサーの使用をおすすめします!

パワーミキサーだと最終的に使い道がなくなってしまうため、パワーのある電動ドライバーと下記ミキサーを用意した方が違う作業の時も活躍できますよ!
手順2.端から塗り始める

下地材を塗った時と同様に、端から塗り上げていくと綺麗に塗りやすいです。
手順3.全体を塗り上げる

全体にジョリパットを塗り、なるべくムラなくツルッとした状態に仕上げたいとこですが、結構難しいかと思いますので、可能な範囲でボコボコにならない程度に塗り上げてください。
多少のムラなら、パターン付けしたときにわからなくなるので問題ないですよ。
ここまでいけば、あとはお好きな方法で模様付けをしていきます。
ジョリパット仕上げ3選(DIY向け)
中塗りまでは基本的に同じ作業になり、最後に模様付けとして上塗り(パターン付け)をしていきます。
今回は初心者でもできて、おしゃれに仕上がる3つの方法を紹介していきます。
① ローラー仕上げ

ローラーを転がしてつくるパターン付けで、中塗りで発生したムラを消しつつおしゃれに仕上げることができるため、初心者の方でもプロが施工したかのような仕上がりになります。
手順1.ジョリパットを上塗りする
中塗りした上に再度ジョリパットを塗っていきます。
手順2.ローラーでコロコロする
ジョリパットを上塗りしたら、乾かないうちにローラーをあててコロコロします。
使用するローラーの形で出来上がる模様も変わります。
② 刷毛仕上げ

刷毛やほうきなどを使って複数の細い線をつけるパターン付け方法です。
ローラーに比べて繊細なタッチが必要になりますが、難易度は低く、上品で和風な感じに仕上がりになります。
手順1.ジョリパットを上塗りする
中塗りした上に再度ジョリパットを塗っていきます。
手順2.刷毛やほうきで模様付け
上塗りしたジョリパットが乾かないうちに刷毛やほうきなどで、模様をつけていきます。
- 一定方向にスッと引けば「木目調風」
- 縦横に交差させれば「布目調風」
- 円を描くように動かせば「和風のかすれ模様」
刷毛やほうきは100均にあるようなものでも使えるため、経済的でもあります。
③ エンシェントブリック仕上げ

人気の高い仕上げ方法の一つで、寒水石を混ぜることによって表面に粒感が出て重厚で本物の石積みのような表情を再現できます。
やや手間と難しさがありますが、DIYでも十分にできる内容なっていますので、より高級感を出したい方におすすめです。
手順1.ジョリパットと寒水石を混ぜる

- ジョリパット5:寒水石5厘2:寒水石7厘2・水5%未満
- ジョリパット5:寒水石5厘3:寒水石7厘1・水5%未満
ジョリパット、寒水石5厘、寒水石7厘、水を混ぜます。
寒水石のサイズや割合などに正解はありませんが、今回の載せている画像はBの配合で作っていますので参考にしてみてください。
手順2.寒水石が入ったジョリパットを塗る

中塗りした上に手順1で作ったジョリパットを塗っていきます。
石を入れたことでボロボロと下に落ちやすくなっていますので、しっかり養生しておきましょう。
手順3.金鏝を円を描くように回転させながら押さえる

ジョリパットが完全に乾かないうちに木鏝や中塗鏝、角鏝などを使い、円を描くように回転させながら押さえていきます。
この時、鏝を立ててしまうと塗ったジョリパットが削れてしまいますので、面をしっかりつけた状態で押さえてください。
手順4.再度鏝を回転させながら押さえて仕上げる
最後にもう一度ステンレスの角鏝などで、鏝を回転させながら押さえれば完成です。
仕上げを長持ちさせるポイント
ジョリパットはお湯で綺麗に落とせる
ジョリパットは乾燥すると固まって落としにくくなりますが、乾燥しきる前ならお湯を使うと簡単に落とせます。
そのため、乾燥待ち間や作業が終わったあとは、道具や手をお湯でしっかり洗ってきれいにしておきましょう。
まとめ
ジョリパット仕上げをきれいに、そして長持ちさせるためには、下地処理・正しい塗り方・施工環境の管理が大切です。
ポイントを押さえれば、DIYでもおしゃれな外壁や塀などに仕上げることができますので、ぜひ皆さまもチャレンジしてみてはいかかでしょうか。