【ハイコーキ】マルチボルトバッテリー10機種の違いや性能を解説!

ハイコーキが出す36Vマルチボルトバッテリーは非常に性能が良く、使い勝手の良いバッテリーですが、種類が多いため「ハイコーキ製品が欲しい」、「ハイコーキユーザーだけど新しいバッテリーが欲しい」という方もいまいちバッテリーの違いがわからずどれを買えば良いのか迷われてしまうのではないでしょうか。

この記事ではハイコーキのマルチボルトバッテリー(蓄電池)10機種の違いを詳しく解説し、新しくハイコーキのバッテリーを購入したい方の参考になるような情報解説していきます。

マルチボルトバッテリーとは

ハイコーキが出すリチウムイオンバッテリーには3.6V〜36Vシリーズのバッテリーがあり、本体のV(電圧)とバッテリーの電圧が同じであればAh(容量)違っても電動工具を使うことができます。

※V(電圧)が高ければよりハイパワーな作業ができ、Ah(容量)が高ければより長い時間作業可能です。

今回解説するのがリチウムイオンバッテリーの中でも新しい”36Vマルチボルトバッテリー”のことで、18Vの工具と36Vの工具両方を使い分けできるのが最大の特徴です。

また、バッテリー残量を表示できる嬉しい機能もついています。

結論、ハイコーキ製品を新しく買うなら高性能かつ汎用性の高いマルチボルトバッテリーがおすすめですよ!
理由については下記でも解説していきます。

マルチボルトバッテリー10機種の基本性能

主要マルチボルトバッテリー寸法
(全長×高さ×幅)
質量バッテリー容量出力充電時間
※UC18YDML使用
Bluetooth機能
BSL3640MVT/
BSL3640MVBT
134×83×77mm980g36V-4.0Ah
18V-8.0Ah
2160W約40分なし/あり
BSL36B18X/
BSL36B18BX
134×83×77mm1020g36V-4.0Ah
18V-8.0Ah
1440W約40分なし/あり
BSL36A18X/
BSL36A18BX
118×71×80mm740g36V-2.5Ah
18V-5.0Ah
1080W約25分なし/あり
BSL36B18/
BSL36B18B
134×75×83mm1020g36V-4.0Ah
18V-8.0Ah
1440W約40分なし/あり
BSL36A18/
BSL36A18B
116×69×76mm700g36V-2.5Ah
18V-5.0Ah
1080W約25分なし/あり

主要なマルチボルトバッテリーは約10機種ありますが、グループ分けすると上記表にある青・黄・赤の3種類に分けることができ、青→黄→赤の順でグレードアップしていっています。

特に新モデルの”BSL3640MVT”シリーズは最大出力が従来の約1.5〜2倍アップなど、性能が大きく向上しております。

とはいえ、他のマルチボルトバッテリーシリーズも十分に性能が高く、DIYで”BSL3640MVT”を使用するのはオーバースペックになってしまう可能性があるため、DIYにおいては”BSL36A18X”シリーズがおすすめとなっております。

機種の見分け方ポイント!
  • ”36A”が2.5Ah、”36B”が4.0Ahを表す
  • 末尾の”X”がNew機種を表す(青の上位種)
  • 末尾のBまたは末尾から2文字目の”B”がBluetooth機能付を表す

Bluetooth機能で出来ること

マルチボルトバッテリーのBluetooth機能には、”対応集塵機との無線連動運動”や”対応工具のカスタマイズ設定”などができるようになります。

対応集塵機との無線連動運動

無線集塵機は電動工具の電源をオンにすると自動で集塵機も作動するというもので、作業効率を上げてくれる非常に便利な機能です。

ちなみに、集塵機本体には連動コンセントがついているため、AC100V製品(コード式)と連動させることもできます。

対応工具のカスタマイズ設定

専用アプリを使って対応する電動工具の設定をすることができ、例えばインパクトドライバーの回転速度やスイッチの遊び幅など、細かい設定を行うことができます。

これにより、自分の好みや作業内容に合わせて調整することができるようになります。

>>> Bluetooth接続によるアプリ設定についてはこちら。

各10機種の特徴

BSL36A18 / BSL36A18B

寸法
(全長×高さ×幅)
質量バッテリー容量出力充電時間
※UC18YDML使用
116×69×76mm700g36V-2.5Ah
18V-5.0Ah
1080W約25分

マルチボルトバッテリーの旧機種にあたるバッテリーですが、性能が高く、2025年現在でもまだ購入することはできます。

この2機種の違いはBluetooth機能がついているかどうかなので、特にBluetooth機能が必要ないという方はより安く入手できるBSL36A18の方が良いでしょう。

マルチバッテリーの中で旧型であるBSL36A18とBSL36A18Bのメリットとしては1番軽量であることで、重さが軽い分やはり作業は楽になります。

BSL36B18 / BSL36B18B

寸法
(全長×高さ×幅)
質量バッテリー容量出力充電時間
※UC18YDML使用
134×75×83mm1020g36V-4.0Ah
18V-8.0Ah
1440W約40分

前述したBSL36A18/BSL36A18Bの出力と容量が大きくなったバージョンで、より長い時間作業ができるようになります。

作業量が多い方は”36B”の方を選ぶと良いでしょう。

ただ、なぜか旧シリーズより下記で紹介する新シリーズの方が安く販売されていることが多いため、価格面でのメリットはほぼありません。

BSL36A18X / BSL36A18BX

寸法
(全長×高さ×幅)
質量バッテリー容量出力充電時間
※UC18YDML使用
118×71×80mm740g36V-2.5Ah
18V-5.0Ah
1080W約25分

BSL36A18シリーズの新バージョンで、見分け方として末尾に”X”が表記されています。

容量や出力などでの違いはありませんが、耐水性・耐衝撃性がアップしており価格も安いことから最もおすすめのバッテリーとなっています。

正直なところ、現段階で旧シリーズのマルチボルトバッテリーを選ぶメリットはないかと思います。

こんな方におすすめ
  • DIYレベル以上のスペックが欲しい
  • 最安値のマルチボルトバッテリーにしたい
  • どれを選ぶか迷ってる

BSL36B18X / BSL36B18BX

寸法
(全長×高さ×幅)
質量バッテリー容量出力充電時間
※UC18YDML使用
134×83×77mm1020g36V-4.0Ah
18V-8.0Ah
1440W約40分

BSL36A18Xの出力・容量が大きくなったバージョンで、耐水性・耐衝撃性もアップしたハイスペックバッテリーです。

長い作業時間に耐えられるようになるためより効率的な作業をできるのが魅力ですが、36Bシリーズは質量が約1020gあり、やや工具が重く感じてしまうのがデメリットとなっています。

こんな方におすすめ
  • 長時間の作業が多い
  • より高い出力を求める

BSL3640MVT / BSL3640MVBT

寸法
(全長×高さ×幅)
質量バッテリー容量出力充電時間
※UC18YDML使用
134×83×77mm980g36V-4.0Ah
18V-8.0Ah
2160W約40分

2024年に新しく発売された最新マルチボルトバッテリーで、前シリーズに比べて「最大出力約1.5倍」、「稼働時間 約2倍」、「高負荷作業量(木材切断性能) 約1.75倍」と、飛躍的に性能が向上しています。

サイズや重さなどもほとんど変わらない中で性能が大きく向上しており、1日中高負荷作業を行う職人の作業効率を大きく上げてくれるでしょう。

マルチボルトバッテリーがおすすめな理由

  • 1台で18V・36V製品の両方が使える
  • 充電器は1台でOK
  • 高いトルク・パワーの作業が可能
  • Bluetooth接続機能がある
  • バッテリー残量の確認ができる
  • コストパフォーマンスが高い

ハイコーキのマルチボルトバッテリーは、1台で18Vと36V両方の高性能工具に使用することができるため、非常に汎用性が高く作業効率も上昇します。

国内メーカーではハイコーキとマキタがよく比較されますが、マルチボルトバッテリーの汎用性はマキタにはない大きな特徴・強みとなっています。

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