
雑草は放っておくとすぐに庭を覆い尽くし、景観も悪くなるし、手入れも大変。でも、「何から始めたらいいのかわからない」、「なるべく手軽に行いたい」、「確実な防草効果が欲しい」という方も多いかと思います。
この記事では、DIY初心者でもできる6つの雑草対策を写真付きでわかりやすく紹介し、それぞれのメリット・デメリットも徹底解説します。
雑草対策をするべき理由

放置したときのデメリット
雑草は放っておくと、庭全体を覆い尽くし、見た目が悪くなるだけでなく、次のようなトラブルを引き起こします。
雑草は驚くほどのスピードで成長するため、早めに対策をしないと手に負えなくなります。
雑草対策をするメリット
一度しっかり対策しておけば、後々の手間を大きく減らせるのが最大のメリットです。
雑草対策7選とメリット・デメリット
1. 雑草を刈る【最も手軽】

雑草を定期的に刈り取るのは、最も簡単で今すぐできる基本の対策です。
根が残るため、完全に枯らせるわけではありませんが、手軽に雑草のボリュームを減らし、整った印象を与えることができます。

草刈機は下記で紹介する他の対策と組み合わせて使用するのが◎。
メリット:
デメリット:
充電器式の草刈り機だと手軽に作業しやすく、下記商品であれば壁際でも安心して使えるナイロンコードなどが付属されているため、DIYで使う草刈り機としておすすめですよ。
2. 防草シートを敷く【長期間効果】

防草シートは雑草を日光から遮断し、長期的に雑草の発生を防ぐことができます。
DIYでも簡単に敷くことができるため、おすすめの対策となっていますよ。
メリット:
デメリット:
防草シートは種類によって性能・価格の差が大きく、どれを選べば良いか迷ってしまうかと思いますのでおすすめの防草シートを紹介しておきます。
私がおすすめするのは”ザバーン 240G”という種類で、スギナなどのしぶとい雑草にも効果があり、雑草が生えるのを防いでくれます。
また、耐用年数も長く、砂利下など紫外線が当たらない場所であれば半永久的に効果を維持してくれるため、しっかり雑草を抑えたい方にはおすすめです。
プロの現場でも使われ、人気の高い防草シートとなっていますよ。
3. 除草剤を使う【即効性あり】

除草剤は時間がないときや、広範囲に一気に雑草を枯らしたいときに便利です。
メリット:
デメリット:
除草剤の種類
項目 | 液体タイプ | 粒剤タイプ |
---|---|---|
形状 | 液体(スプレー・希釈) | 粒(地面に撒く) |
効果対象 | 今生えている雑草 | これから生える雑草 |
効果の速さ | 即効(数日〜1週間) | 徐々に(長期持続) |
持続期間 | 短い(数週間) | 長い(数ヶ月) |
使用シーン | スポット処理、今すぐ処理 | 広範囲の予防 |
除草剤には主に「液体タイプ」と「粒剤タイプ」があり、それぞれ効果の特徴や使いどころが異なりますので上記表を参考にしてみてください。
液体タイプ(今すぐ枯らしたい)
粒剤タイプ(新しく生える雑草を防ぎたい)
4. タイル・ブロックを敷く【おしゃれ】

タイルやブロック、平板などを敷くことで、おしゃれな庭を作りつつ雑草を防ぐことができます。
ただし、下地などをきちんと施工しなければ、目地から雑草が生えてきたりすることもあります。
その場合は、防草シートを敷いたり、目地にセメント系の固まる目地材を使うなどの対策を行っておきましょう。
メリット:
デメリット:
5. 砂利・ウッドチップを敷く【ナチュラル】

簡単にできて、ナチュラルな庭に仕上がる人気の対策です。
砂利やウッドチップだけでも防草効果はありますが、しぶとい雑草などには高い効果を発揮できないため、防草シートと組み合わせてあげるの理想的です。
メリット:
デメリット:
6. コンクリート舗装する【長期耐久】

完全に雑草の心配をなくしたい人向けの、最も強力な防草対策です。
施工には技術やスピードなどが求められ、労働力も要することからDIYでは難易度が高めとなっています。
メリット:
デメリット:
7. 熱湯をかける【部分的処置向け】

お湯を沸かしてかけるだけの超簡単対策。狭い面積や隙間など、部分的に雑草を枯れさせたい時に便利です。
60度くらいだと根まで枯れなかったりするため、100度くらいのお湯をかけてあげると効果的です。
メリット:
デメリット:
雑草対策でよくある失敗と注意点
防草シートの施工ミス・選び方
防草シートを敷く前の転圧や整地をしっかり行わないと、シートが浮いてしまうリスクがあります。
また、せっかく丁寧に下地処理を行なっても、安物の薄いシートを選んでしまうとすぐ破れてしまい、余計な手間やお金がかかってしまうことがあります。
そのため、下地処理と防草シートの選び方には十分注意しましょう。
塩を使って除草する
最近、SNSなどで雑草対策として塩を撒くという対策が出回っていますが、塩を撒くと土の中の水分バランスが崩れ、植物が育たない「塩害(えんがい)」が発生します。
塩を一度撒くと、長期間土壌に残り続けるため数年単位で回復が難しく、ほぼ再生不可能になってしまうこともあります。
また、植物と離れた場所に塩を撒いたつもりでも、雨で流れた塩分が、周囲の庭木・芝生・家庭菜園にまで影響を与えることがあるため、「意図しない場所の植物が枯れる」というケースが発生してしまうこともあります。
防草シート+◯◯がおすすめ!

なるべく手軽に長期間雑草を防ぐためには、「防草シート+人口芝や平板、砂利など」の組み合わせた方法がおすすめです。
これにより、おしゃれな外観を演出しつつ、しっかりと雑草を防ぐことができるようになります。
下記商品のザバーン240Gは、1m2あたり450円程なので、高い効果を考えるとコスパはかなり良いかと思います。