
DIYで棚やテーブルを自作する際、木材を真っ直ぐ切る作業は避けて通れません。
でも、「真っ直ぐ切れない」「斜めになってしまう」といった悩みを持つ初心者の方も多いのではないでしょうか?
今回はそんな方のために、木材をきれいに真っ直ぐ切るためのおすすめDIY工具4選をご紹介します。
それぞれの工具の特徴や使い方のポイントを解説するので、自分に合った工具を選んでみてください。
木材をカットする工具4選
- 手ノコ(ガイド有り)
- ジグソー
- 丸ノコ
- 卓上丸ノコ
①手ノコ(ガイド有り)

評価 | |
安全性 | ★★★★★ |
切断のきれいさ | ★★★☆☆ |
静音性 | ★★★★★ |
作業のラクさ | ★★☆☆☆ |
手動で行うノコギリには、作業時の音が静かであり、手軽に木材をカットすることができるというメリットがありますが、正確かつ真っ直ぐに切るのが非常に難しい工具でもあります。
しかし、初心者の方でも下記のような鋸ガイドを使えばかなり綺麗なカットができるようになるため、鋸ガイドは手ノコで作業したいという方にとって必需品ともいえるアイテムとなっています。
また、これから手ノコを購入予定という方は、折りたたみ式のノコギリにしておくと収納もしやすいためおすすめですよ。
②ジグソー

評価 | |
安全性 | ★★★★☆ |
切断のきれいさ | ★★★★☆ |
静音性 | ★★★☆☆ |
作業のラクさ | ★★★★☆ |
ジグソーは、直線はもちろん曲線カットも可能な電動工具で、手ノコに比べて何十倍も早い時間でカットすることができます。
また、断面も綺麗に仕上がり、刃を変えれば薄い鉄製やプラスチック製などの素材を切ることもできます。
下記で紹介する丸ノコよりも軽く、操作もしやすいため、女性の方にもおすすめの電道工具なっています。

ジグソーが1台あれば、ほとんどのDIY作業がこなせますよ!
③丸ノコ

評価 | |
安全性 | ★★☆☆☆ |
切断のきれいさ | ★★★★★ |
静音性 | ★★☆☆☆ |
作業のラクさ | ★★★★☆ |
丸ノコはジグソーに比べて、より速く、きれいで正確な直線カットができる電動工具です。
ジグソーでは切る際のブレや押し方によって刃が斜めになりやすく、断面が直角にならないことがありますが、丸ノコであればそうした心配が少なく、より正確な直線カットができます。
丸ノコにも種類はたくさんありますが、DIYではマキタのM565という機種が性能とコスト面のでおすすめとなっています。
④卓上丸ノコ

評価 | |
安全性 | ★★★☆☆ |
切断のきれいさ | ★★★★★ |
静音性 | ★★☆☆☆ |
作業のラクさ | ★★★★★ |
卓上丸ノコは固定された台に木材を置いて、上からノコ刃を下ろして切る電動工具です。
ジグソーや丸ノコで直線カットする際はガイドを使用する必要がありますが、卓上丸ノコの場合は、台に置くだけで簡単に正確な直線カットができます。
そのため、初心者の方でも綺麗で正確なカットがより簡単にできるようになります。
ただし、大きい板などを切る場合には向いていませんが、下記のようなスライド式のものであれば、より幅広い木材(〜35㎝まで)をカットすることができ、反対側から切り直せば70㎝までカットすることができます。

手ノコだと数分かかっていた作業も、卓上丸ノコであれば数秒でカットできてしまうため非常に便利な電動工具ですよ!
各工具の比較
手ノコ | ジグソー | 丸ノコ | 卓上丸ノコ | |
安全性 | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ |
切断のきれいさ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★★ |
静音性 | ★★★★★ | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ | ★★☆☆☆ |
作業のラクさ | ★★☆☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ |
手ノコがおすすめな場合
DIY作業において、手ノコを選ぶメリットとしては、音が静かである点と電動工具に比べて大きな事故も起こりにくいという点です。
そのため、あまり大きい音が出せない環境の方は手ノコでも綺麗にカットできる切断ガイドを使うと良いでしょう。
ジグソーがおすすめな場合
ジグソーは汎用性が高く、直線だけではなく曲線カットもできるのが強みと言えます。
付属されているガイドを使えば、真っ直ぐな直線に加え、円形の形に切ることもできるため、ジグソー1台でデザイン性の高いDIYも可能となっています。
丸ノコに比べて大きな事故も起こりにくい電動工具となっています。
丸ノコがおすすめな場合
直線カットを速く、正確かつ綺麗に行うことができるため、板材を切る場合にも最適な電動工具です。
そのため、大きな板から棚などの家具を作りたい方にはおすすめとなっています。
また、正確な直線カットを行うためのガイドも付属されています。
卓上丸ノコがおすすめな場合
1×4材など、比較的短い木材を切ることが多い方は卓上丸ノコがおすすめで、初心者の方でも失敗が少なく、綺麗で正確なカットができます。
他の電動工具と比べてかなり楽に加工ができますよ。

また、画像のような治具を作ってあげると、長さを測ったり印をつけたりしなくても同じ長さの木材を効率よく切っていくことができます。
正確な直線カットはガイドを使う
ジグソーや丸ノコで正確な直線カットをする場合は、ガイドの使用が必須となります。
ここでは2種類のガイドを紹介していきます。
丸鋸ガイド①

丸ノコやジグソーにも付属されているガイドが平行定規で、丸ノコ等のベースに取り付けて使用します。
ただし、平行定規のガイドの幅には制限があるため、木材の端から一定以上離れた位置を切ることができず、付属の平行定規であれば10〜20㎝前後が限界となるでしょう。
そのため、用途に応じて別売りの平行定規を用意すると作業の幅を広げることができます。
丸鋸ガイド②

定規のようにして使うタイプのガイドもあり、木材に引っ掛けられるようになっているため、正確な直角を出し、真っ直ぐな直線カットをすることができます。
また、電動トリマーなど他の工具に使用することもでき、角度調整機能もあるため汎用性の高いガイドとなっています。
正確な印付けは必要

DIYで木材をカットする場合にも、正確な印付けは必要となり、1mmズレるだけでもガタガタとぐらつきが生じてしまうようになります。
そのため、正確な測定・印付けは非常に重要な作業となり、木材に引っ掛けて使える”スコヤ”などはよく使われています。
下記記事ではDIYでよく使う便利な測定器を紹介しており、中にもガイドとして使うことができる測定器もありますので、そちらも合わせて参考にしてみてください。