DIYでコンクリートに穴をあける方法4選|インパクトでもできる?失敗しないコツも紹介

DIYでコンクリートに穴をあける方法4選|インパクトでもできる?失敗しないコツも紹介

コンクリートに穴をあけたいけれど、「インパクトドライバーでできるの?」「どんな工具を使えばいいの?」と迷う人は多いのではないでしょうか。

実は、コンクリートへの穴あけは道具選びさえ間違えなければDIYでも十分可能です。
この記事では、初心者でも挑戦できるコンクリートに穴をあける4つの方法を紹介します。

インパクトドライバー・振動ドリル・ハンマードリルなど、それぞれの特徴・向き不向き・失敗しないコツをわかりやすく解説します。

コンクリートに穴をあける前に確認すべきポイント

コンクリートに穴をあける前に、いくつか確認しておくべき大事なポイントがあります。
これを怠ると、ドリルの故障やコンクリートのひび割れなど、トラブルの原因になってしまうこともあります。

◾️厚みと鉄筋の有無をチェック

穴をあける場所が鉄筋コンクリート(RC)かどうかを確認しましょう。

鉄筋がある部分に誤って穴をあけると、ドリルが止まったり、工具が破損する危険があります。

◾️安全対策を忘れずに

穴あけ作業では粉塵や破片が飛び散るため、保護メガネ・マスク・手袋を必ず着用しましょう。

周辺を汚したくない場合には、集塵機で吸いながら作業すると後片付けがラクです。

◾️穴のサイズ・深さを決めておく

「どんな目的で穴をあけるのか」によって、使う工具が変わります。

たとえば、アンカーを入れたいのか、配管を通したいのかで必要な径も深さも違います。
事前に目的を明確にしておきましょう。

コンクリートに穴をあける4つの方法

コンクリートに穴をあける方法はいくつかありますが、
ここではDIYで使いやすい4種類の道具と特徴を紹介します。

① インパクトドライバーを使う(浅い穴・軽作業向け)

ハイコーキのインパクトドライバー”WH36DD”の画像

「インパクトドライバーでコンクリートに穴をあけられるの?」と思う方も多いと思いますが、条件次第では可能です。

インパクトドライバーは主に木材や金属用ですが、「コンクリート用ドリルビット」を使えば、浅い穴なら開けられます。
そのため、アンカーを打ち込むために手持ちのインパクトドライバーを使う方もいます。

ただし、パワーの弱い機種だと途中で止まることもあるため、18V以上のブラシレスモーター搭載タイプを選びましょう。

ハイコーキのインパクトドライバー”WH36DD”であれば、高い性能とパワーを発揮してくれますよ!

ハイコーキのマルチバッテリーについて詳しく知りたい方は、こちら!

💡ポイント:モルタルやブロック壁など、柔らかめの素材なら十分対応可能です。

② 振動ドリルを使う(薄めのコンクリート向け)

  • 比較的安価(1万円前後から)
  • 家庭用電源(100V)で使える
  • 細い穴あけが目的ならおすすめ

振動ドリルは、モーターの回転に打撃(振動)を加えることで、コンクリートを削りながら穴をあける仕組みです。

DIY用としては非常に扱いやすく、コンクリートブロック塀基礎の浅い部分に穴をあけたいとき、アンカーを埋め込みたい時などに便利です。

DIYおすすめ!
バッテリータイプのおすすめ!

注意点:分厚い鉄筋コンクリートにはパワー不足です。
深い穴や太いアンカーを使いたい場合は、次の「ハンマードリル」がおすすめ。

③ ハンマードリルを使う(本格的な穴あけに最適)

  • アンカー施工・フェンス柱設置などに最適
  • SDSプラスやSDSマックスといった専用ビットを使用
  • 振動が強いので、しっかり固定して作業するのがコツ

DIYでも「しっかりコンクリートに穴をあけたい!」という場合は、ハンマードリル一択です。

内部構造が強力で、振動ドリルの数倍のパワーがあります。深い穴や硬い基礎コンクリートでも、スムーズに掘り進めることが可能です。

マキタ製
ハイコーキ製

💡コツ:1〜2秒ごとにドリルを少し引いて、粉塵を逃がしながら作業するとビットが長持ちします。

④ コアドリルビットを使う(大径穴)

目隠しフェンスの支柱を建てるときなどのように直径30mm以上の大きな穴を開けたい場合は、コアドリルを使います。

ただ、本格的なタイプのものはDIYには向かないため、ここではハンマードリルに取り付けられるコアドリルビットを紹介します。

注意点:大径穴は振動も大きく、作業には安定した体勢と安全装備が必須です。

ハンマードリル用コアドリル

ハンマードリルの規格はSDSで表し、「SDS+(プラス)」というやつが多いかと思います。上記で紹介したハンマードリルもSDS+となっています。

DIYであれば使用する頻度が低く、高いコアドリルビットを買うのはもったいないですので、下記のような手頃な値段のセット品が良いかと思います。

失敗しないための3つのコツ

1.小さい穴から段階的に広げる

いきなり太いビットを使うと、ビットが滑ったり折れたりします。
まずは3〜5mmからスタートし、段階的に拡大していきましょう。

ハンマードリル用ビット
2.無理な力をかけない

押し付けすぎるとモーターが焼ける原因になります。ドリルの回転と打撃に任せ、軽く押す程度でOKです。

3.粉塵を掃除してからアンカーを入れる

穴の中に粉が残っていると、アンカーがしっかり固定されません。
エアダスターやブロワーで清掃してから次の工程へ進みましょう。

コンクリートの穴あけにはハンマードリルがイチオシ!

コンクリートに穴をあけるなら、ハンマードリルが断然おすすめです。

インパクトドライバーや振動ドリルでも穴あけは可能ですが、硬いコンクリートにはパワー不足で時間がかかったり、途中でビットが焼き付いたりすることもあります。

ハンマードリルは回転+打撃の力でコンクリートを効率よく削り進めるため、短時間でスムーズに穴を開けることができます。
特に、アンカーを打ち込む下穴や、フェンス支柱・ブロックの貫通穴を開けたい場合などに最適です。

また、ビットを交換するだけで、様々な穴の大きさや深さにも対応できるのが魅力。DIYでも業務レベルの仕上がりを目指せます。

石が混ざってスコップが全く入らないような地面の穴掘りにも使えるため、ハンマードリルが一つあるとDIYの幅を広げてくれますよ!

硬い地面を楽に掘るためのビット

まとめ|用途に合った工具を選べば失敗しない

コンクリートに穴をあけるのは難しそうに感じますが、用途に合った工具を選べば、DIYでも安全に作業可能です。

  • 浅い穴・モルタルなら → インパクトドライバーでもOK
  • 普通のコンクリートなら → 振動ドリル
  • 深い穴やアンカー施工なら → ハンマードリル
  • 配管やダクト穴なら → コアドリル

しっかり準備をして、焦らず作業すれば失敗することはありません。
次のDIYに向けて、自分に合った工具をぜひ選んでみてください。

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