初心者でもできる!荒れた庭を綺麗にする方法|雑草対策から高圧洗浄まで

手つかずで荒れてしまった庭。雑草が伸び放題で土は固まり、落ち葉やコケで見た目もどんより……。
でも「業者に頼むと高そうだし、自分でやるのは大変そう」と諦めていませんか?
実は正しい手順と道具を押さえれば、初心者でも自分の手で庭を見違えるほど綺麗にすることができます。

この記事では雑草対策から高圧洗浄まで、素人でも実践できる庭の掃除やDIY方法を、手順ごとにわかりやすく紹介します。

荒れた庭を綺麗にする基本ステップ

庭の掃除を始める前に、いきなり草取りや高圧洗浄から始めるのはNG。
まずは現状をしっかり把握して、効率的に進める計画を立てることが大切です。

1. まず全体を見渡して作業計画を立てる

  • 庭全体を確認
     雑草の繁殖具合、落ち葉の量、コケの発生、不要な物の有無をチェックします。
  • 優先順位を決める
     「雑草除去 → ゴミ片付け → 土ならし → 高圧洗浄」のように順序を決めておくと、無駄な動きが減り作業時間を短縮できます。
  • 天候を考慮
     晴れの日が続くタイミングで作業するのがおすすめ。土が乾いている方が草取りもしやすく、後の高圧洗浄も効率的です。

2. 作業に必要な道具・資材をそろえる

安全かつ効率的に進めるためには、事前準備がカギです。
以下の道具をそろえておくとスムーズに作業できます。

用途道具・資材ポイント
手作業全般軍手、帽子、長靴、ゴミ袋手を保護し、日差し対策も忘れずに
雑草除去草刈機(刈払機)、除草鎌、除草剤広範囲なら草刈機、小面積なら手作業
ゴミ片付け熊手、ほうき、ブロワー落ち葉や枯れ枝を一気に集められる
高圧洗浄高圧洗浄機、ホースコンクリートや石畳の汚れを強力に除去
仕上げ防草シート、砂利、レンガ雑草再発防止や見た目の改善に役立つ

ステップ1|雑草の除去

庭を綺麗にする第一歩は、雑草を徹底的に取り除くことです。
雑草は放置すると見た目が悪いだけでなく、害虫の発生源や他の植物の生育を妨げる原因にもなります。
ここでは、手作業・除草剤・草刈機、それぞれのメリット・デメリットと、根から抜くコツを紹介します。

◾️手作業での除草
メリット
  • 根からしっかり抜けば、再発しにくい
  • 花壇や芝生の隙間など、細かい場所も丁寧に対応できる
  • 道具が少なく、費用がほとんどかからない
デメリット
  • 作業時間と体力が必要(広い庭だとかなり重労働)
  • 根が深い雑草は抜けにくく、腰や手首への負担が大きい

手作業で雑草を抜く際は、雨が降った翌日など、土が柔らかいタイミングを狙うのがおすすめです。

除草便利アイテム!
◾️除草剤を使う方法(液状・粒状タイプ)
メリット
  • 広範囲でも短時間で処理できる
  • 根まで枯らせるタイプなら効果が長持ち
デメリット
  • 他の植物やペットへの影響に注意が必要
  • 即効性タイプは効果が一時的なものもある
  • 作業後しばらくは子どもやペットの立ち入りを制限する必要がある

除草剤を使用する際は、風のない日に散布し、他の植物に薬剤がかからないよう養生しましょう。また、液体タイプと粒状タイプでは効果なども変わりますので、下記表を参考にしながら環境にあった除草剤を使うようにしてください。

項目液体タイプ粒剤タイプ
形状液体(スプレー・希釈)粒(地面に撒く)
効果対象今生えている雑草これから生える雑草
効果の速さ即効(数日〜1週間)徐々に(長期持続)
持続期間短い(数週間)長い(数ヶ月)
使用シーンスポット処理、今すぐ処理広範囲の予防
液体タイプ(今すぐ枯らしたい)
粒剤タイプ(新しく生える雑草を防ぎたい)
◾️草刈機(刈払機)を使う方法
メリット
  • 広い庭や背丈のある雑草も短時間で刈り取れる
  • 一気に作業できるため、短時間で見た目がすっきりする
デメリット
  • 根は残るため、再発防止には追加対策が必要
  • 機械の購入・レンタル費用がかかる
  • 使用にはゴーグルや防護服など安全対策が必須

芝を刈った後に除草剤を使うと再発を抑えやすく、さらに防草シートを敷くと高い防草効果を得られます。

ステップ2|落ち葉・ゴミの片付け

雑草を取り除いたら、次は落ち葉やゴミを片付けて作業スペースを確保しましょう。
庭の掃除を先に済ませておくと、その後の整地や高圧洗浄がスムーズに進みます。

◾️枯れ枝や石・不要物を取り除く

まずは目立つゴミから片付けます。

  • 枯れ枝や折れた枝は放置すると害虫の住処になりやすい
  • 大きな石や瓦片などは、作業中のつまずきや刃物の破損につながる
  • 古いプランターや壊れた園芸用品など不要物もこの段階で処分

この作業をしておくと、整地や防草シート敷きが安全かつ効率的になります。

◾️掃除に便利な道具

庭の掃除で一番多いのが落ち葉。ここでは定番の道具を2つ紹介します。

①熊手(レーキ)

芝生や砂利の上でも使いやすく、軽量で広い範囲を効率的にかき集められるのが特長です。さらに、細かいゴミもしっかり絡め取るように集められるため、庭掃除をスムーズに進められます。

②ブロワー(送風機)

風の力で落ち葉を一方向に集められるため、広い庭や大量の落ち葉がある場合でも短時間で効率よく掃除できます。特に充電式タイプならコードレスで取り回しが楽になり、作業の自由度がさらに高まります。

◾️片付け後のポイント

落ち葉やゴミを集めたら、大容量チリトリやゴミ袋スタンドを使うと一人でも効率よく回収できます。
また、乾いた落ち葉はコンポストで堆肥化したり、花壇のマルチング材に利用するのもおすすめです。

ステップ3|土や地面を整える

落ち葉やゴミを片付けたら、次は土や地面を整える作業に移ります。

◾️固まった土をほぐす・平らにする

長期間放置された庭では、雨の影響で土がガチガチに固まっていることがよくあります。まずはスコップや鍬を使って土を掘り起こし、表面を軽く耕して柔らかくしましょう。

さらに、凸凹している部分をレーキで均して平らに整えると、歩きやすくなるだけでなく、その後の作業もスムーズに進められます。

レーキがあれば硬い土もかなり綺麗に均せるため、整地作業には必須とも言えるアイテムですよ!

◾️簡単な雑草対策

土を整えたあとに防草シートを敷けば、雑草の再発を大幅に抑えることができます。さらにシート上から砂利を敷くと、見た目がすっきりするだけでなく、歩行時の安定感もアップします。

性能・価格面からイチオシ!

コストを抑えたい場合には、ウッドチップやバークチップを敷く方法もおすすめで、自然な雰囲気を演出しながら雑草対策にも役立ちます。

ステップ4|高圧洗浄で仕上げ

庭の土や雑草対策ができたら、最後は床材や外構部分の洗浄で仕上げましょう。

◾️コンクリート・タイル・石畳の汚れを一気に落とす方法

高圧洗浄機を使えば、長年こびりついた黒ずみやコケを水の力だけで簡単に落とすことができます。

コンクリートの駐車場、石畳の通路、タイル張りのテラスなどで特に効果を発揮し、汚れがみるみる落ちてまるで新品のように蘇るのは、高圧洗浄ならではの大きな魅力です。

◾️高圧洗浄機の選び方と安全に使うポイント

家庭で使うなら、電動で水道に直結できるコンパクトタイプの高圧洗浄機で十分対応できます。広い庭や駐車場を掃除する場合は、水圧が強めのモデルを選ぶと効率よく作業が進みます。

使用時はゴーグル・長靴・手袋を着用し、跳ね返る石や砂から体をしっかり守ることも大切です。

プラスαでおしゃれな庭に

せっかく庭をきれいにしたなら、プラスαでおしゃれな空間にするのもおすすめです。

人工芝で子供やペットも安心

整地した地面に人工芝を敷けば、子供やペットが安心して思いきり遊べる快適なスペースに早変わりします。土汚れがつかず、靴や足元が汚れにくくなるのも大きなメリットです。

花壇やプランターで彩りをプラス

手軽に置けるプランターや鉢植えで花やハーブを育てれば、庭に彩りが加わります。さらに、レイズドベッド(縁取りされた花壇)をDIYすれば、見た目がおしゃれになるだけでなく、管理もしやすくなります。

ガーデンライトで夜も楽しめる庭に

ソーラー式のガーデンライトなら、面倒な配線工事は不要で、設置もとても簡単です。電気代がかからないのも嬉しいポイントです。
日が暮れるとやわらかな光が庭を包み込み、昼間とは違った幻想的でおしゃれな雰囲気を楽しめます。

まとめ|自分の手でも庭は綺麗に生まれ変わる

荒れてしまった庭も、
「雑草を抜く → 落ち葉やゴミを片付ける → 土を整える → 高圧洗浄で仕上げる」
というステップを踏めば、見違えるほどきれいに生まれ変わります。

  • 作業前と比べると、庭が明るく広く感じられる
  • 整った庭は、家全体の印象まで大きく変えてくれる
  • DIYで仕上げるからこそ、達成感と愛着が湧く

今後は、定期的な草取りや掃除を取り入れることで美しい状態を長く保てます。
季節ごとに少しずつ手を加えるだけで、庭はいつでも快適な空間に。

家作り・DIY外構・庭作り
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