
カーポートにライトをつけたいけれど、「穴あけはしたくない」「電気工事は不安…」と悩んでいませんか?
実は、穴あけ不要・電気工事不要でカーポートに照明を後付けする方法があります。
それが「ソーラーライト」を活用したDIYです。
この記事では、固定方法・おすすめのライト・取り付けのコツ・注意点まで、初心者でも安全にできる手順をわかりやすく解説します。
電気工事不要のソーラーライトが最適な理由

カーポートにライトを後付けする際、最も手軽で安全なのがソーラーライトです。
ソーラーパネルで日中に充電し、夜になると自動点灯するため、電源の確保や配線工事が一切不要。DIY初心者でも扱いやすく、取り付け位置の自由度が高いのが大きな魅力です。
特にカーポートは屋外でコンセントが近くにないことが多いため、電池交換も必要ないソーラー式が圧倒的に便利です。
取り付け前に確認すべきポイント
ライトを長期間安心して使うためには、以下の点を設置前にチェックしておきましょう。
1. カーポートの材質

カーポートにはなるべく穴あけしたくないという方も多いのではないでしょうか。
そのためには、マグネット・結束バンド・クランプ式など、穴あけ不要の方法が使えるかどうかを材質に合わせて確認します。
2. ソーラーパネルの日当たり
ソーラーライトは充電量が照明時間に直結します。
周囲の建物・屋根・車の影にならない 日中にしっかり光が当たる位置 にパネルを向けられるかが重要です。
特に北側設置だと日照不足になりやすいので注意しましょう。
3. 防水性能(IP基準)
カーポートは雨風が入りやすいため、IP65以上の防水性があるライトが安心です。
防滴タイプ(IP44など)だと、強い雨や風が吹き込む場所では故障の原因になることがあります。
穴あけ不要の取り付け方法4選
カーポートに穴あけをしないでソーラーライトを取り付けるには、上記の方法などがあります。
今回は、カーポートの梁にある溝を使って取り付ける方法を紹介していきます。
使用したおすすめのソーラーライト
今回使用したソーラーライトは、スポット型のライトです。
耐久性や明るさもちろん、調光や自動点灯があり、かなりコスパの良いソーラーライトです。
取り付け手順を写真付きで解説

今回は上記画像のような感じで、ソーラーライトを取り付けていきます。
①設置位置を決める

カーポートの梁にある溝を使って、ソーラーライトを固定していきます。
カーポートの種類によっては溝がないため、その場合は強力マグネットなどを代用して取り付けましょう。
②土台を作るための材料を用意する

使用する材料は上記の通りで、取り付けるライトの個数分だけ用意します。
土台や幅15mm前後の板の中央には、ボルトが通るくらいの穴を開けておきましょう。
また、画像では幅15mm前後の板は木材になっていますが、強度を出すためにステンレスなどがおすすめです。
③ソーラーパネルを取り付ける

日がしっかり当たる位置にソーラーパネルを取り付けます。
以下のようなステンレスバンドを使えば、穴あけせずに固定することができます。
④カーポートにライトの土台を取り付ける
1.梁の溝にステンレス板とボルトを通す

ボルトを通した幅15mmくらいのステンレス板を、カーポート梁の溝に差し込みます。
斜めにしてギリギリ入るくらいなので、正確なサイズ調整が必要になります。

ちなみにステンレス板の加工には、ディスクグラインダーを使いました!
2.ボルトに木材を通して固定

ボルトに木材を通し、ナットを締めて固定します。
これでソーラーライトを取り付けるための土台が完成です。
⑤ソーラーライトを取り付ける

ボルトとナットで固定した土台に、ソーラーライトのスタンドを取り付けます。
木材の土台なので、付属されたねじで問題なく固定できます。
⑥ライト本体をセットして点灯確認

ライトを取り付け、問題なく点灯すれば完成となります。
あとは好みに合わせて配線カバーなどでコードをまとめてあげると見た目がスッキリします。
うまく照らすためのコツ・注意点
⚫︎日当たりの良い位置にソーラーパネルを配置
ソーラーパネルは、日中どれだけ光を集められるかでライトの明るさと点灯時間が決まります。
カーポートは屋根の影になりやすいため、取り付け位置によっては十分に充電されないことがあります。
ポイントは次の3つです:
- 南向き・西向きにパネルを向けられる場所を選ぶ
- 車や植栽の影にならない位置にする
- パネルが汚れると発電効率が落ちるため、たまに拭き掃除をする
特に冬場は日照時間が短くなるため、できるだけ日が当たる位置を選ぶことが大切です。
⚫︎雪・雨への対策
カーポートは雨風が吹き込みやすく、積雪地域ではライト本体が雪に埋もれることもあります。
- 防水性能はIP65以上を選ぶ
- 雨が直接当たりにくい、梁の裏側などの半屋内位置に取り付ける
- 雪が落ちてくる可能性がある場所は避ける
- パネルの角度を水平にしない
長く使うためには、天候への対策も重要です。
まとめ|穴あけ不要でも明るいカーポート照明は作れる!

カーポートにライトを取り付けると、夜間の駐車・荷物の積み下ろし・防犯などが一気に快適になります。
しかも、ソーラーライトと穴あけ不要の固定方法を組み合わせれば、電気工事なしで安全に後付けが可能です。
カーポートが明るくなると生活の便利さがぐっと上がるので、ぜひ自宅でも取り入れてみてください!



