
砂利敷きはお庭や玄関まわりをおしゃれに演出しながら、雑草対策にも効果的なDIYとして人気です。
しかし、「自分で綺麗に仕上げられるの?」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。この記事では、初めての方でも簡単にできる砂利敷きのやり方を、写真やポイントを交えてわかりやすく解説します。
また、後から困らないための雑草対策のコツもご紹介。これを読めば、自分の手で綺麗なお庭づくりが実現できますよ!
砂利敷きDIYの魅力とは?

◾️おしゃれな庭づくりに最適
砂利はナチュラルで落ち着いた雰囲気を演出できるため、庭のデザインにこだわりたい方にぴったりの素材です。
色や粒の大きさを選ぶことで、和風・洋風問わず好みに合わせたスタイルに仕上げることができます。石材や植栽との相性も良く、シンプルなのに上品な庭づくりが叶います。
◾️雑草対策としての効果
砂利を敷くことで、地面に日光が届きにくくなり、雑草が生えにくくなります。
特に、防草シートと組み合わせることで雑草の発生をさらに抑えることができ、草むしりの手間を大幅に軽減できます。
手入れの時間を減らしつつ、きれいな状態を保てるのが大きなメリットです。
◾️メンテナンスのしやすさ
砂利は水はけが良く、泥はねやぬかるみの心配が少ないため、雨の日も安心です。
また、必要に応じて部分的に補充や交換ができるので、メンテナンスも比較的簡単です。コンクリートやタイルと違い、手軽に模様替えできる柔軟さも魅力です。
砂利の選び方と必要な道具一覧
砂利の種類と選び方

砂利にはさまざまな種類があり、見た目や機能性によって選び方が変わります。
おしゃれな庭にしたい場合は、白砕石や五色砂利など色味のあるものを選ぶと雰囲気がアップし、歩く音を抑えたい場合は丸みのある「川砂利」がおすすめです。
一方で、防犯効果を狙いたいなら踏むと音が鳴る「砕石」や「青砕石」が効果的です。
また、砂利の代わりにレンガチップやウッドチップを使う方法もあります。
必要な道具リスト
■ 土地の整地・準備に使う道具
■ 防草シートの施工に使う道具
ただ砂利を撒くだけでは❌
- すぐに雑草が生える
- 地面がボコボコになる
- 水溜まりが出来やすくなることも
庭に土や雑草の上にそのまま砂利を撒くようなやり方では、上記のようなデメリットが起こりやすくなります。
そのため、砂利を撒く前の下地処理が非常に重要となりますので、初心者の方でも安心してできるやり方を紹介していきます。
砂利敷きの手順
①敷く場所の整地

まずは、砂利を敷く場所をスコップやレーキを使ってできるだけ平ら(整地)にします。
※地面が硬すぎすぎてスコップが入らないという方はこちらで対策を解説!
レーキがあれば雑草や不要な石・ゴミを取り除き、地面を平らに均すことができるためかなり重宝されます。
でこぼこしたまま砂利を敷くと見た目が悪くなるだけでなく、水たまりや砂利の偏りの原因になってしまうため、しっかり平らに均しておきましょう。
②転圧で地面を固める
異物を取り除き、地面が平らになったら軽く転圧(足で踏み固める、または転圧機を使う)しておきます。
これにより、防草シート敷きなどの作業もスムーズになります。
施工範囲が広い場合は、タンパーなどを使った方が正確かつ楽に作業できます。
③防草シートの設置

整地が終わったら、防草シートを敷いていきます。
防草シートは雑草の発生を抑えるために非常に重要なアイテムで、シート同士の重ねしろを10〜15cmほどとりながら敷き、ピンでしっかりと地面に固定していきましょう。
地面にフィットするようできるだけたるみが出ないように張るのがポイントで、隙間やめくれがあると、そこから雑草が生えてくる原因になります。
防草シートの詳しい敷き方については下記記事を参考にしてみてください。
おすすめの防草シート

厚さ | 0.64mm |
雑草の種類 | スギナ、チガヤ、ヨシ、笹などの強い雑草 |
耐用年数 | 7〜13年(紫外線が当たらない場合半永久) |
防草シートにはたくさんの種類がありますが、その中でも”ザバーン 240G”という防草シートがおすすめです。
「プロも使うほど高い防草効果」、「砂利下などに敷けば半永久的な高寿命」に加え、コストパフォーマンスも高く、しっかりと雑草を防ぎたいという方にはかなりおすすめとなっています。

ホームセンターなどにある格安のものは劣化が早く、暴走効果が弱いためおすすめしません。
防草シート選びに迷われている方は、ぜひザバーンの240Gを試してみてください。
砂利の搬入と均し

防草シートを敷き終えたら、いよいよ砂利の搬入です。
一輪車などを使いながら移動させ、敷いたシートの上にまんべんなく広げていきます。
砂利の厚みは最低でも3〜5cm以上が理想で、レーキなどを使って均一な厚みに整えます。
砂利が薄すぎるとシートが見えてしまったり、雑草が突き破ってくる原因になります。
仕上げの整え方とポイント

全体を均し終えたら、歩行ルートや植栽まわりなど、見た目や機能性を考えて最後の調整を行います。境界部分には縁石や仕切り材を設置すると、砂利の広がりを防げて見た目もスッキリしますよ。
砂利の粒が散らばっている場所はホウキなどで掃き集め、最後に全体を見渡し、高低差や偏りがないかを踏み固めながらチェックすれば完成です。
よくある失敗とその対策
砂利のズレ・流れ
原因:
- 人の通行や車の出入りによる踏み固め
- 雨水や風の影響
- 防草シートの固定不足
- 砂利の厚みが足りない
対処法・予防策:
- 厚みを確保する: 砂利は最低でも3cm以上の厚みで敷く。特に人の通る場所は多めに。
- 見切り材を設置する: レンガやエッジ材などで周囲を囲い、砂利の広がりを防止。
- しっかり転圧する: タンパーで砂利を踏み固め、動きにくくする。
- 水はけを良くする: 雨水の流れを想定し、勾配をつけたり排水口を確保する。
- 防草シートの固定を強化: U字ピンだけでなく、重ね幅を十分にとってズレを防ぐ。
雑草が生える原因
原因:
- 防草シートの劣化や隙間
- シートの上に溜まった土や落ち葉に種が根付く
- 粒が大きすぎて隙間の多い砂利
対処法・予防策:
- 高耐久の防草シートを選ぶ: 紫外線や摩耗に強い、プロ仕様のシートを使用。
- シートの重ね幅をしっかり確保: 最低でも10〜15cmは重ね、隙間を作らない。
- 砂利の種類に注意: 粒が細かめで密度の高い砂利を使うと雑草が生えにくい。
- 定期的に清掃する: 落ち葉や土が溜まると、そこに種が落ちて発芽するため、こまめに掃除を。
- 気になる草は早めに抜く: 小さいうちに取り除けば根も浅く、被害も広がらない。
初心者でもできる砂利敷きDIYで素敵な庭に!
砂利敷きは、特別な技術や高価な道具がなくても挑戦できる、初心者にぴったりのDIY外構です。
防草シートをしっかり敷き、適切な厚みで砂利を敷くだけで、見た目も機能性もアップした庭に生まれ変わります。
失敗を防ぐためには、
- 防草シートの施工を丁寧に
- 見切り材で砂利の広がりを防止
- 厚みを十分にとる(5cm以上がおすすめ)
- 定期的なお手入れで雑草を予防
といったポイントを押さえることが大切です。
おしゃれな玉砂利やカラー砂利を選べば、ナチュラルガーデン風や和モダン風など、理想のデザインに近づけることもできます。
少しの工夫と手間で、雑草の悩みを解消しながら、ずっと居たくなるような素敵な庭を手に入れましょう!