DIYで使用する丈夫で簡単な2段式作業台の作り方やより便利に使うためのカスタマイズ例を紹介していきます。
2段式作業台
作業台はDIYで効率よく正確な作業をできるようにするためには必須ともいえる存在で、ビス打ち作業や木材の加工、研磨作業など様々な用途で使用することができます。
しかし、作業台は買うとなかなか高かったり、求めるサイズなかったりするためなかなか最適なものが見つけられない方も多いのではないでしょうか。
何よりDIYをやる方であれば自分で作業台を作りたいと思いますよね。
そこで今回は、初心者でもできる丈夫で簡単な作業台の作り方を紹介していきます。
使用する材料・工具
- 天板…杉板(幅900 × 長さ1820)×1
- 棚板…ベニヤ板(幅664 × 長さ1304)×1
- 脚…角材(幅89 × 長さ任意 × 厚さ89)×4
- 幕板…SPF材①(幅89 × 長さ1558 × 厚さ38)×2
- 幕板…SPF材②(幅89 × 長さ664 × 厚さ38)×4
- 貫…SPF材③ (幅89 × 長さ1304 × 厚さ38)×2
- 貫…SPF材④(幅89 × 長さ588 × 厚さ38)×4
- 丸鋸
- 電動ドライバー
- 電動サンダー
- ビス
- 木工用ボンド
- コーナークランプ
今回天板には杉板を使いましたが、傷がつきやすいなどのデメリットがあるため、気になる方は別の板を使用するか上からコンパネなどの薄い板を貼って使用すると良いでしょう。
上に貼った板の寿命が来たらまた新しい板に貼り替えるだけで長期間使用できます。
不明な工具やDIY用語などがあった場合は、こちらの「DIY用語一覧」をご参照ください。
作り方
- 木材の加工
- やすり掛け
- 組み立て
1.木材の加工
丸鋸などを使用して上記画像のような木材サイズにカットしていきます。(各自希望のサイズに調整していください。)
スライド式卓上丸鋸があれば、スピーディにカットしていくことができるためおすすめです。
2.やすり掛け
全ての木材にやすり掛けをしなくても良いと思いますが、天板や角材はやすり掛けしておいた方が使いやすく見栄えや安全面も良くなります。
ランダムサンダーやオービタルサンダーを使用すると早く綺麗に仕上がりますよ。
3.組み立て
- 天板と幕板の取り付け
- 脚の取り付け
- 貫の取り付け
- 棚板の取り付け
1.天板と幕板の取り付け
木材の加工が終わったらビスや木工用ボンドを使って組み立ていきます。
まず、上記画像のように①のSPF材で②のSPF材を挟める形でビス留めしていき、天板と①・②のSPF材(幕板)をボンドとビスで固定していきます。
コーナークランプを使用するとズレずにしっかりと直角固定ができるため、今後DIYを行うのであればもっておいて損はないアイテムです。
2.脚の取り付け
ボンド、ビスで幕板と脚を固定していきます。
強度的には幕板から脚に向けてビス止めした方が丈夫ですが、画像のように脚から幕板に向けてビス止めしたほうが使いやすく見栄えも良いため内側2方面からビス止めしています。
もちろん強度に問題はありません。
3.貫の取り付け
幕板と同様に貫を固定し、内側からビス打ちをして脚に取り付けていきます。
このとき、ビス同士がぶつからないようにビス打ちの位置に注意しましょう。
4.棚板の取り付け
固定した貫の上に棚板を取り付ければ、”2段式の丈夫で簡単な作業台”の完成です。
カスタマイズでより便利に!
メジャー貼り付けで効率UP
天板の側面にメジャーテープを貼り付ければ、いちいちメジャーを取り出して測定したりしなくてもサイズが測れるようになり、印付けなども楽にできます。
キャスターで移動式に
作業台を土の上などで使用する予定がなければ、キャスターは取り付けた方が絶対に使いやすいです。
今回紹介したサイズの作業台だとかなりのサイズと重量があるため、作業台を移動するのはかなり厳しくなりますので、下記のような対荷重の高い丈夫なキャスターを取り付けるのをおすすめします。
掛かった費用
木材 | 約10,000円 |
ビス | 約500円 |
キャスター | 約1,700円 |
メジャー | 約1,000円 |
合計 | 約13,200円 |
今回作った作業台の費用は約13,200円程で、やはり木材が高いもののサイズなどを考えるとコスパは良い作業台かと思います。
今後、端材など使いながらより使いやすいようにカスタマイズしていきますので、また紹介したいと思います。