
丸ノコを使っていて、「切るのが遅い」「焦げ臭い」「煙が出る」と感じたことはありませんか?
これらの症状は、刃や使い方、セッティングなど、ちょっとした原因が重なって起きていることがほとんどです。
本記事では、DIYでよくある丸ノコの不調症状をまとめ、それぞれの原因と対処法を初心者の方にも分かりやすく解説します。
丸ノコの不調でよくある症状一覧

丸ノコの不調は、いきなり壊れるというよりも、「なんとなく調子が悪い」というサインから始まることが多いです。
代表的な症状は次のようなものがあります。
これらは刃・使い方・セッティングが原因になっているケースが多く、早めに対処すれば安全に使い続けることができます。
切るのが遅い・スムーズに進まない原因
刃が摩耗・目詰まりしている

もっとも多い原因が丸ノコ刃の切れ味低下です。
刃が摩耗(先端が丸くなる)していたり、ヤニや木屑で目詰まりしていると、切断抵抗が大きくなります。
対処法
⚫︎おすすめの替刃
丸ノコのチップソーには、マキタの「鮫肌」かハイコーキの「黒鯱」がおすすめで、切れ味や耐久性などが段違いに良いです。
両者には表面加工などの細かい違いはありますが、どっちが良いと決められるほどの性能差はないため、好みで決めても大丈夫です。
個人的には「黒鯱」を多く愛用しています。

鮫肌も黒鯱も、実際に使ってみるとすぐに切れ味や音の違いなどがわかりますよ!
押す力が強すぎる・弱すぎる

強く押しすぎると回転が落ち、逆に弱すぎると刃が材料を削るような状態になります。
無理に押しつけすぎるとモーターの故障などにも繋がりますので、注意しましょう。
対処法
縦挽きによる負荷が大きい

丸ノコは、縦挽き(木目に沿って切る作業)では負荷が大きくなりやすい工具です。
木材の圧力が強く、刃が挟められて回転が落ちたり、切断が重く感じることがあります。
特に、
といった条件が重なると、「遅い」「焦げ臭い」「煙が出る」といった不調が起きやすくなります。
対処法
焦げ臭い・切断面が黒くなる原因
刃の切れ味が落ちている
切れない刃で切断すると、摩擦熱が発生し、焦げ臭さや切断面の黒ずみが出やすくなります。
対処法
送り速度と回転数が合っていない
ゆっくり切りすぎると、刃が同じ場所を擦り続けて焦げやすくなります。
対処法
材料の固定が甘い
材料が動くと刃が噛み込み、摩擦が増えて焦げやすくなります。
対処法
煙が出る・異常に熱くなる原因
刃と材料の摩擦が大きい
切れ味の悪い刃や、無理な切断は煙の原因になります。
対処法
連続使用による過熱
長時間使い続けると、モーターや刃が過熱します。
対処法
音や振動がおかしいときの原因
刃の取り付け不良・ブレ

刃の締め付けが甘いと、振動や異音の原因になります。
対処法
刃が歪んでいる可能性
落下や無理な切断で刃が歪むことがあります。
対処法
真っ直ぐ切れない・精度が出ない原因
ベース(定盤)がズレている

角度調整部分がズレていると、直角が出ません。
また、ベース自体が歪んでしまっていることがあり、特に鉄性のベースは歪みやすいため注意が必要です。

ちなみに多くの丸ノコはアルミベースが使われています!
対処法
ガイドの使い方に問題がある

ガイドがしっかり当たっていないと、墨線からズレます。
対処法
危険な症状と使用を中止すべきサイン
次の症状が出た場合は、すぐに使用を中止してください。
無理に使い続けると、大きなケガにつながる恐れがあります。
※キックバックしそうなときは、「重くなる」・「音が変わる」などの症状が出たりしますので、”異変”を感じたときは作業を止めましょう。
丸ノコの故障を疑うべき症状
明らかに回転がおかしい
- スイッチを入れても回転が安定しない
- 回り始めてすぐ止まりそうになる
- 負荷をかけていないのに回転が落ちる
👉 チップソー交換や使い方では改善しない場合、モーター不良の可能性があります。
異音・金属音がする
- 「ギュイーン」ではなく
「ガラガラ」「キーキー」「カンカン」といった音が出る - 空転中でも音がする
👉 ベアリングの劣化・破損が疑われます。
焦げ臭さが本体から出る
- 木ではなくモーター側から焦げたにおいがする
- 煙が刃ではなく本体内部から出る
👉 内部配線やモーターの焼損の可能性があり、この場合は即使用中止です。
スイッチの反応がおかしい
- 押しても反応しない
- 押しているのに回転が止まる
- 離しても回り続ける
👉 スイッチ部の故障。非常に危険です。
異常に熱くなる
- 数分の使用で持てないほど熱くなる
- 冷ましてもすぐ再発する
👉 モーターや通風不良が原因の可能性があります。
キックバックしやすくなった
- 今まで問題なかった切断で急に跳ねる
- 刃が噛み込みやすくなった
👉 刃以外に、回転数低下・ブレなど本体側の問題も考えられます。
故障かどうか判断する簡単チェック
以下をすべて確認しても改善しない場合は、故障の可能性が高いです。
それでも症状が続く場合は 修理 or 買い替えを検討してください。
下記記事ではDIYにおすすめの丸ノコを厳選して紹介していますので、参考にしてみてください。

性能や特徴、およその価格などがわかるように解説していますよ!
丸ノコの不調を防ぐためのチェックポイント
焦げ臭さや煙、作業スピードの低下といった丸ノコの不調は、チップソーの寿命が原因になっているケースが多くあります。
実際に、「チップソーを交換したら一気に調子が戻った」ということも珍しくありません。
それほど、チップソーは丸ノコの切れ味や安全性を左右する重要なパーツです。
テーブルソー化で解決することも!

丸ノコを作業台に取り付けたテーブルソーを使用することで、ガイドのズレやベースの歪み、無理な押し込みなどによる不調が改善されます。
作業効率も上がり、より精度の高い加工もできるようになりますので、自作テーブルソーの使用もおすすめです。
まとめ|丸ノコの不調は早めの対処が大切
丸ノコの「遅い」「焦げ臭い」「煙が出る」といった不調は、多くの場合刃や使い方が原因です。
違和感を感じたら放置せず、原因を確認して安全に作業を続けましょう。




