ドリルで金属に穴が開かない4つの原因と対策!鉄・ステンレスの正しい穴あけ方法

ドリルで金属に穴が開かない4つの原因と対策!鉄・ステンレスの正しい穴あけ方法

この記事では、ドリルで金属に穴が開かない原因と、DIY初心者でもすぐ実践できる正しい対策と穴あけ方法をわかりやすく解説します。

ドリルで金属に穴が開かない主な4つの原因

ドリルで穴が開かないステンレスの様子

①ドリル刃が滑って噛まない

金属は表面が硬くツルツルしているため、ドリル刃をそのまま当てると先端が滑ってしまい、削り始めることができません。

刃が噛まない状態では、いくら回しても穴は開かず、刃先を傷める原因にもなります。

②回転数が速すぎる

金属穴あけでは、回転数が速すぎると刃先に熱が集中し、うまく削れません。

特にステンレスは高速回転に弱く、回しすぎると一気に削れなくなります。

③刃先が焼き付いている

高回転や強い押し付けで作業すると、刃先が高温になり「焼き付き」を起こします。

一度焼き付いた金属は表面が硬化し、その場所だけ極端に穴が開きにくくなるのが特徴です。

④ドリルビットの切れ味・種類が合っていない

切れ味の落ちたドリルビットや、木工用の刃では金属をうまく削れません。
特にステンレスは硬いため、鉄工用やコバルトドリルなど、金属向きのビット選びが重要です。

❶まず最初に試したい万能対策

切削オイル(ステンコロリン)を使う

ドリルで金属に穴が開かないときは、切削オイルを使うだけで一気に削れるようになることがよくあります。

切削オイルには、刃先の摩擦を減らし、発熱や焼き付きを防ぐ効果があります。

中でもステンコロリン 緑”は、スプレーを吹きかけて作業するだけで簡単に穴をあけられる優れもので、穴あけを諦めかけていた多くの人が「簡単にあいた」「たしかな効果がある」などと絶賛する商品です。

「回転数を下げても削れない」「煙が出るだけで進まない」という方は、まずステンコロリンを使ってみるのがおすすめです。

❷刃が噛まないときの対策

センターポンチで凹みをつける

オートポンチを用いてアルミ角パイプに穴あけする手順の画像

金属にドリルを当てたとき、刃先がツルッと滑って狙った位置に噛まないことがあります。
特にステンレスや表面がツルツルした金属では起こりやすい症状です。

そんなときは、センターポンチであらかじめ小さなくぼみを作るのが効果的です。

このくぼみがあることで、

  • ドリル刃が逃げずに噛みやすくなる
  • 穴位置がズレにくくなる
  • 無駄な力をかけずに穴あけできる

といったメリットがあります。

切削オイルと組み合わせることで、「滑る → 噛まない → 削れない」状態を一気に改善できます。

金属穴あけでは、センターポンチはほぼ必須の下準備と考えておくと安心です。

シンワ測定のオートポンチを使えば、上から押し付けるだけで凹みがつけられるためおすすめですよ!

小さい下穴から順にあける

センターポンチで凹みをつけていても、いきなり大きなサイズのドリルビットで穴をあけようとすると刃が噛まずに滑ったり、焼き付きやすくなったりします。
特にステンレスでは、この失敗が起きやすいです。

そのため、硬い素材に穴あけする際は、下穴をあけてから本穴をあけるようにしましょう。

ステンレスのような硬い金属では、下穴をあけるだけで作業難易度が一段下がることも珍しくありません。

❸焼き付かせないための対策

回転速度を遅くする

金属の穴あけでよくある失敗が、刃先が熱を持って焼き付いてしまうことです。
一度焼き付くと、ドリルビットは一気に切れなくなり、穴も進まなくなります。

そこでまず意識したいのが、回転速度を遅くすることです。
金属加工では「速く回せば削れる」というわけではなく、特にステンレスは低速回転が基本です。

電動ドライバーにはスイッチの引き加減で回転速度を連続的に調整できる機能ダイヤルを切り替えて速度を調整する機能がついていますので、そこで速度を調整しながら作業しましょう。

無理に一気にあけようとせず、熱をためない作業を意識することが、金属穴あけ成功の近道です。

❹道具選びで失敗しない対策

切れ味のよいドリルビットを使う

金属に穴が開かない原因として多いのが、ドリルビットの切れ味不足で、刃先が摩耗していると回しても削れず、摩擦だけが増えて焼き付きやすくなります。

新品に交換するだけで、あっさり穴が開くこともよくあります。

特にビックツールの月光ドリルは、ステンレスもしっかり穴あけできるためおすすめです。

穴あけ作業に関して、電動ドリルの性能よりドリルビットの切れ味の方が重要ですよ!

抜群の切れ味で人気!

インパクトではなくドリルドライバを使う

ハイコーキのインパクトドライバーとドリルドライバの画像

金属の穴あけには、インパクトドライバーは不向きであり、回転が安定せず、衝撃が加わることで刃先が逃げやすくなります。

その結果、

  • 刃が噛まない
  • 焼き付きやすい
  • ドリルビットが欠ける

といったトラブルが起こりやすくなります。

金属に穴をあけるときは、回転数を細かく調整できるドリルドライバを使うのが基本で、ゆっくり・安定した回転で削ることで、失敗を大きく減らすことができます。

ちなみに私が穴あけ作業するときは、ハイコーキの振動ドリルドライバ”DV18DE”を使用しています。

ボール盤を使う

自作ボール盤テーブルの画像

より確実に穴あけしたい場合は、ボール盤を使うのも有効です。
回転数が安定しており、材料を固定した状態で作業できるため、ドリル刃がブレにくくなります。

そのため、

  • 穴位置の精度を重視したい場合
  • 同じ位置に複数の穴をあけたい場合

などでは、ボール盤があると作業がぐっと楽になります。

手持ちのドリルではうまく削れなかった場合でも、ボール盤に変えただけで一発で穴が開くことも少なくありません。

ボール盤にはさまざまな種類がありますが、なかでも京セラのボール盤「TB-1131K」は、価格と性能のバランスがよく、DIY用途にはかなりおすすめです。

まとめ|原因がわかれば金属の穴あけは難しくない

ドリルドライバでステンレスに穴あけする様子

ドリルで鉄やステンレスに穴が開かない原因の多くは、道具ややり方が合っていないだけです。
正しいポイントを押さえれば、DIY初心者でも問題なく穴あけできます。

特に意識したいのは、

  • まずは切削オイル(ステンコロリン 緑)を使う
  • センターポンチで刃を噛ませる
  • 下穴をあけてから本穴に広げる
  • 低回転・無理に押さない作業を心がける
  • 切れ味のよいドリルビットドリルドライバを使う

といった基本です。

それでもうまくいかない場合は、ボール盤を使うことで作業の安定性と成功率を大きく高めることができます。

「穴が開かない=失敗」ではなく、原因に合った対策を選べば必ず改善できるのが金属穴あけです。

今回紹介したポイントを参考に、安全に気をつけながら作業してみてください。

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