
庭づくりは難しそうに感じるかもしれませんが、ポイントさえ押さえれば初心者でもおしゃれな空間を作ることができます。
花壇やフェンスなどの装飾、ライトや植物での演出、そしてデッキやパラソルなどの機能面を整えることで、日中も夜も楽しめる庭が完成します。
今回は、おしゃれな庭作りに役立つ道具とDIY施工の方法を、実例写真とともにご紹介します。
おしゃれな庭作りを成功させる3つのポイント

庭作りでは、見た目・雰囲気・機能の3つをバランスよく整えることが大切です。
「デザイン性」だけを追求すると使いづらくなり、「機能性」だけだと味気なくなります。
この3つを意識することで、眺めても過ごしても心地よい空間に仕上がります。
装飾系アイテム(見た目を華やかにする)
ガーデンフェンス・パーテーション

庭の区切りや目隠しとして活躍するガーデンフェンスやパーテーションは、素材やデザインで雰囲気が大きく変わります。
人工木はメンテナンス性が高くナチュラルな印象に、アイアンはヨーロッパ風のエレガントさを、竹垣は和風庭園の趣を演出します。
隣家とのプライバシーを守りつつ、庭全体のデザイン性も高めてくれます。

自作してみたいという方は、下記記事にて必要な材料やDIY施工方法を解説していますので参考にしてみてください!
プランター・植木鉢

植物をおしゃれに見せるための必須アイテムです。
陶器製は高級感と重厚感があり、木製はナチュラルで温かみを感じさせます。
軽量で丈夫な樹脂製は、デザインも豊富でありモダンな庭にもぴったり。植物と鉢の組み合わせ次第で、季節やテーマに合わせた演出が可能です。
ガーデンオーナメント

庭に遊び心やストーリー性を加えるガーデンオーナメントは、小さなスペースでも存在感を発揮します。
石像や陶器の置物、可愛らしい動物や妖精のフィギュアなどを配置することで、訪れる人の目を楽しませてくれます。
風見鶏など動きのあるアイテムは、庭に生き生きとした印象を与えます。
ガーデンテーブル・チェア

屋外でのひとときを楽しむためのガーデンファニチャーは、くつろぎスペースづくりに欠かせません。
カフェ風セットはティータイムや食事に最適で、ベンチは庭の景色を眺める特等席になります。素材や色をフェンスや植物と合わせれば、統一感のあるおしゃれな空間に仕上がります。
フラワーアーチ

庭の入り口や小道に設置するアーチは、立体感と華やかさをプラスします。
バラやクレマチスなどのつる植物を絡ませることで、季節ごとに違った表情を楽しめます。
夜はソーラーライトでライトアップすれば、昼間とは違う幻想的な雰囲気に。
演出系アイテム(雰囲気や季節感を作る)
ソーラーライト
電源工事が不要なソーラーライトは、花壇やアプローチの縁取りなどお庭の演出におすすめです。
電気代がかからず、防犯効果があるのもうれしいポイントです。
◾️スポットライト型

庭木や壁を美しく照らし、夜の景色を立体的に見せます。色温度を変える機能などもあり、幅広い場面で活躍してくれる万能なライトタイプとなっています。
◾️ランタン型

持ち運びができるランタンは、置く場所を変えるだけで庭の雰囲気を手軽に変えられます。吊るしたりテーブルに置いたり、やわらかな光で夜の庭を優しく照らします。
◾️ストリングライト

フェンスやパーゴラ、木の枝などに沿わせるだけで温かみのある空間に早変わりし、非日常感をプラスしてくれます。
BBQの際にもよりおしゃれな空間で楽しむことができます。
噴水・ウォーターフィーチャー

水の音は不思議と気持ちを落ち着かせてくれます。小型ならテーブルの上に、大型なら庭のシンボルとして使用できます。
夜にライトアップすると、水面がきらきら輝いてとてもきれいですよ。
焚き火台・ファイヤーピット

炎の揺らぎとパチパチという音は、夜のお庭を特別な時間に変えてくれます。肌寒い日は暖をとりながら、焼きマシュマロや温かい飲み物を楽しむのもおすすめです。
ガーデンチェアなどと一緒に設置すると、より快適なお庭を楽しむことができます。
上記画像は実際に私が作ったファイヤーピットで、詳しい作り方は下記記事で紹介していますので、DIYチャレンジしてみたい方はぜひ参考にしてみてください。
機能系アイテム(使いやすく快適にする)
ウッドデッキ・タイルデッキ
◾️ウッドデッキ

ウッド・タイルデッキはお庭と家をつなぐくつろぎスペースで、日中は読書やティータイムに、夜はライトやランタンでロマンチックな空間にできます。
タイルよりウッドデッキの方が安くできますが、防腐剤の処理などを行っていない天然木の場合は、腐りやすいというデメリットがあります。
そのため、ウッドデッキを設置する場合は、下記のような人工木などの素材を使ったものがおすすめです。
◾️タイルデッキ

タイルの方が耐久性が高く、寿命も長いため人気が高いですが、業者に頼むと施工費用が高いというデメリットもあります。
その場合はDIYで作る方法もあり、3分の1以下の価格で作ることもできます。
タイルデッキのDIYできそうかどうか考えたい方は、一度、作り方を解説した下記記事を参考にしてみてください。
目隠しフェンス

外からの視線をほどよく遮り、落ち着いた時間を過ごせるプライベート空間を作り、リビング前に設置すれば、カーテンを開けたままでも安心です。
木製ならナチュラルな雰囲気、人工木やアルミならお手入れの手間も少なく、長く美しさを保てます。
サンシェード

真夏の強い日差しをやわらげ、タイルデッキを心地よい日陰に変えてくれるアイテムで、紫外線対策としても有効です。
また開閉や取り外しが簡単なタイプなら、季節や天気に合わせて柔軟に使い分け可能。おしゃれなデザインを選べば、庭全体の印象もアップします。
パラソル

開くだけでガーデンカフェやリゾートのような雰囲気を演出できるのが魅力です。
移動式なら、日差しの位置に合わせて自由に配置替えができ、必要なときだけさっと使えます。
タイルデッキや芝などに合わせた色やデザインを選ぶことで、空間の統一感も高まります。
夕暮れ時にライト付きパラソルを開けば、ロマンチックなひとときを過ごせます。
平板敷き

タイルデッキから庭へと続くアプローチや駐車場などを歩きやすく、かつおしゃれに仕上げます。
ナチュラルな石調なら温かみを、コンクリート調ならモダンな印象を与えられます。
雑草が生えにくく、泥はね防止にもなるので実用性を同時に高められる施工方法です。
砂利敷き

砂利を敷くことで水はけが良くなり、雑草の発生も抑えられます。
さらに、歩くと音が鳴るため防犯効果も期待できます。
白や黒、ベージュなど色を変えることで庭全体の印象をコントロール可能。タイルデッキや平板などの周囲を砂利で囲めば、泥はねを防ぎ、施工後も美しさを保ちやすくなります。

質の良い防草シートと組み合わせることで、半永久的に雑草を生えなくすることもできますよ!
花壇・レイズドベッド

高さのある花壇は、植物の存在感を引き立てるだけでなく、お手入れ時の腰への負担も軽減します。
レンガやブロック、木材など、枠材次第でデザインの幅も広がります。花やハーブ、野菜を植えれば、四季折々の彩りや香りを楽しめる、眺めて心地よい庭に変わります。
物置

庭をスッキリ保つために欠かせないのが物置です。
ガーデンツール、ホース、肥料、季節外れのアウトドア用品など、外で使うけれど普段は片付けておきたい物をまとめて収納できます。
最近はデザイン性の高い物置も増えており、庭の雰囲気に合わせて選ぶことができます。
サイズも小型のコンパクトタイプから、大容量で自転車やバイクも入れられるタイプまで幅広く、用途やスペースに応じた設置が可能です。
物置を設けることで、屋外空間は生活感を隠しつつ、いつでも片付いた状態を保てますよ。
雨水タンク・自動散水システム

スプリンクラーを使って庭の水やりを自動化すれば、毎日の負担がぐっと減ります。
雨水タンクと組み合わせれば、水道代の節約や環境保全にもつながり、特に広い庭や家庭菜園を管理する場合には大きな効果を発揮してくれます。
植物が元気に育つ環境を楽に保てるのが大きな魅力です。
収納ボックス

防水仕様の収納ボックスは、屋外でも中身を安心して保管できます。
クッションやブランケット、ガーデン小物などをすぐ取り出せるため、デッキでの時間がより快適に。デザイン性の高いタイプなら、景観の一部として溶け込みます。
ちょっとした腰掛けとしても使える多機能なタイプも人気です。
庭のDIY実例集
夜にライトアップされた木製フェンスの庭

フェンスをライトアップすることで日中とはまた違った雰囲気の庭になります。
ソーラーなので電気代も気にせず使うことができ、防犯効果もあるためおすすめですよ。
人工芝とパラソルで快適な庭

人工芝とパラソルの組み合わせは、庭やテラスをより快適で多用途な空間に変えてくれます。
人工芝のやわらかい足触りは裸足でも心地よく、メンテナンスも手軽。そこにパラソルを加えることで日陰ができ、ランチやティータイムを涼しく楽しめます。
テーブルや椅子を置けばちょっとしたカフェスペースに早変わりです。
また、夏場にはパラソルの下に子供用プールを設置すれば、日差しを避けながら水遊びができます。パラソルは直射日光を遮るだけでなく、体感温度を大きく下げる効果もあり、炎天下でも快適さがぐっと増します。
まさに「くつろぎ」と「遊び」を両立できる、夏の庭づくりにおすすめの組み合わせです。
BBQが楽にできるおしゃれファイアーピット

ファイアーピットを設置しておけば、BBQや焚き火が手軽に楽しめるようになります。
画像も即席で用意した食材でしたが、炭で焼く美味しさを楽しむことができました。
庭で思い切り楽しみたいという方はDIYにチャレンジしてみても良いですが、正直結構大変ですので下記のようなテーブル付きのBBQコンロやファイアーピットがあるとおしゃれに楽しく過ごせますよ。
まとめ:自分らしい庭づくりを楽しもう
庭作りは一度に完成させる必要はありません。少しずつアイテムを追加し、自分好みに育てていく過程も楽しみの一つです。
今回紹介した道具や方法を参考に、理想の庭づくりを始めてみましょう。