【写真付き】防草シートの敷き方|DIY初心者でもできる簡単・失敗しない施工手順!

雑草対策の強い味方「防草シート」。でも、DIY初心者の方の中には、「ちゃんと敷けるのかな?」「失敗したらどうしよう」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか?
実は、防草シートは正しい手順さえ守れば初心者でも簡単に施工できるのです。

この記事では、【写真付き】で防草シートの敷き方・必要な道具・失敗しないコツを分かりやすく解説します。
これからDIYで防草シートを敷こうとしている方は、ぜひ参考にしてみてください!

防草シートとは?

防草シートのメリット
  • 雑草が生えにくくなる
  • 草むしりの手間が激減
  • 砂利や人工芝など様々な場面で活躍

防草シートとは、地面に敷くだけで雑草を防いでくれるシートです。
光を通さない特殊な素材でできていて、雑草の成長を防ぎつつ、水はけもしっかり確保できる優れたアイテムです。

防草シートは、庭・駐車場・家庭菜園のまわり・アプローチなど、様々な場所で活躍してくれますよ。

失敗しない防草シートの選び方

防草シートは「どれでも同じ」と思いがちですが、実は選び方を間違えると雑草が生えてきたり、すぐに破れたりしてしまいます。

ここでは、DIY初心者でも失敗しない防草シートの選び方を5つのポイントごとにわかりやすく解説します。

①防草シートの耐用年数で選ぶ

シートの種類耐久年数特徴
安価な薄手シート約1〜3年安いがすぐ劣化しやすい
中耐久シート約4〜7年コスパ重視で人気
高耐久シート約8〜15年長期間雑草をしっかり防ぐ

防草シートは、耐用年数によって品質が大きく異なり、長く使いたい場合は耐用年数8年以上の高耐久タイプがおすすめです。

②防草シートの厚みで選ぶ

  • 薄手タイプ:0.3mm以下(短期間・一時的向け)
  • 標準タイプ:0.4〜0.6mm(一般家庭の庭向け)
  • 厚手タイプ:0.7mm以上(駐車場や砂利下向け)

防草シートは、厚みがあるほど雑草の侵入を防ぎ、破れにくくなりますので、迷ったら厚み0.5mm以上を選べば失敗しません。

③用途・設置場所に合ったタイプを選ぶ

設置場所おすすめタイプ
人が歩く場所高耐久・厚手タイプ
駐車場下高耐久・砂利下専用シート
庭・花壇周り標準タイプでOK
家庭菜園の通路安価なものでも可(短期間使用)

設置場所によって、最適な防草シートは変わります。
人や車がよく通る場所には高耐久タイプを使いましょう。

④透水性と遮光率で選ぶ

  • 透水性があるシート → 雨が溜まらず、水はけが良い
  • 遮光率が高いシート(99%以上) → 雑草の光合成を防ぐ

基本的に、防草シートは透水性があり、遮光率99%以上のものを選ぶのが安心です。

⑤価格だけで選ばない!安物買いの失敗例

ホームセンターなどで売っている激安防草シートは、

  • 破れやすい
  • すぐ紫外線で劣化する
  • 雑草が突き破る
    という失敗が多いです。

そのため、最低でも耐久年数5年以上のものを選ぶのが失敗しないポイントです。

おすすめの防草シートこれ!

厚さ0.64mm
雑草の種類スギナ、チガヤ、ヨシ、笹などの強い雑草
耐用年数7〜13年(紫外線が当たらない場合半永久)

おすすめの防草シートは”ザバーン 240G”という種類で、スギナなどのしぶとい雑草も防ぎ、高い効果を発揮してくれます。
また、耐用年数も長く、砂利下など紫外線が当たらない場所であれば半永久的に効果を維持してくれるため、しっかり雑草を抑えたい方にはおすすめとなっています。

防草シートを敷く前に準備するもの

  • 防草シート
  • 固定ピン(U字型のピン)
  • ハンマー
  • カッター(またはハサミ)
  • 軍手
  • レーキやスコップ
  • 除草剤

防草シートを敷く前にある程度雑草の処理が必要になりますので、レーキやスコップ、除草剤などがあると良いです。
その他の外構DIYに必要・便利な道具についてはこちらを参考にしてみてください。

防草シートの敷き方【写真付き施工手順】

STEP1|雑草をしっかり除去する

施工前に、雑草や根っこを丁寧に取り除きましょう。
根が残っていると、シートの下から雑草が再び生えてしまう原因になりますので、スコップ等でしっかり根ごと取り除いてください。

STEP2|地面を平らに整える

土の表面の凹凸をなくし、しっかり踏み固めて平らに整地します。
地面がボコボコしていると、シートがズレやすくなるのでなるべく平らに均してあげましょう。

そうすることで仕上がりや耐久性がよくなります。

レーキで均す

地面を均す際はレーキを使うのがおすすめで、固い土を崩しながら整えていくことができます。

また、根が浅い雑草を抜いたり、抜いた雑草を集めたりするのにも一役買ってくれますよ。

均した土を転圧する

均した土はタンバーなどでしっかり転圧してあげましょう。
この作業をすることで、防草シートを止めるピンが抜けやすくなったり、地面が沈んで防草シートがズレてしまったりするトラブルを防ぎます。

転圧は足で踏みつけたり、ブロックで叩いたりする方法でもできますが、タンパーや転圧機を使った方が効率よく楽に作業できます。

STEP3|除草剤を撒く

整地が終わったら、粒タイプの除草剤を巻いておくとより確実に雑草除去できます。
また、先に除草剤を撒き、雑草が枯れてから整地を始めるのも一つの手となります。

STEP4|防草シートを敷く

  • U字型ピンを50cmまたは100cm間隔で打ち込む
  • シート同士は10cm以上重ね、専用テープを貼る
  • 排水マスや隙間ができないようにぴったりカット
  • 壁や支柱まわり等はシートを折り立たせる

①固定ピンでしっかり固定する

防草シートの周囲を50cmまたは100cm間隔で、U字型ピンを打ち込んで固定していきます。
ピン同士の間隔が広すぎると、シートがめくれやすくなってしまいますので注意が必要です。

また、ピンの打ち込み直しをすると余分な穴ができてしまい、その穴から雑草が生えてきてしまう可能性があります。
そのため、なるべくピンの打ち込み直しはしないようにしましょう。

②シート同士は専用テープで繋げる

防草シート同士は10㎝以上重ね、専用の接続テープで繋げます。
繋ぎが甘いと隙間から雑草が生えてしまう要因になってしまいますので、しっかり繋げましょう。

また、施工範囲が広い場合は、防草シートの幅サイズをなるべく幅が広いもの(2mなど)を使用した方が、防草シートを繋げる手間も減らすことができますよ。

③障害物まわりは丁寧にカット

建物の壁や排水枡、フェンスの支柱などのまわりは、隙間ができないように防草シートを少し余分に切って折り立たせるように止めます。
折り立たせる長さは、人工芝や砂利などを敷けば隠れる程度にしておきます。

建物の際などにある隙間は、後から雑草が生えてきやすい場所ですので、なるべく隙間ができないようにしておきましょう!

STEP5|人工芝・砂利・ウッドチップ等を敷く

防草シートを敷き終えたら、砂利や人工芝、ウッドチップなどを敷いてあげましょう。
これにより、見た目が良くなることはもちろん、紫外線劣化を防いで、防草シートの寿命を大幅にあげることができます(ザバーンなら半永久)

人工芝を敷きたいという方は、下記記事で詳しい施工方法を紹介していますので参考にしてみてください。

まとめ

防草シートは、DIY初心者でも簡単に施工できる雑草対策アイテムです。
ポイントは「丁寧な下地処理」「しっかりしたピン固定」です。

下地処理をなるべく丁寧におこなうことでズレにくく長持ちする防草シート施工が初心者でも実現できます。

ぜひこの記事を参考に、あなたの庭の雑草対策にチャレンジしてみてください!

その他の効果的な雑草対策7選

今回は雑草対策として有効な防草シートに敷き方について解説しましたが、環境や場所によっては他の雑草対策が有効となる場合があります。

具体的な対策方法については下記記事で詳しく解説していますので、そちらも参考にしてみてください。

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