【上級DIYerにおすすめ!】DV18DEの性能や使い方を徹底解説!

穴あけ、ネジ締めができるハイコーキの振動ドライバドリル”DV18DE”の性能や使い方を徹底解説していきます。

DV18DEはプロの方も使用する性能で、木材だけではなく鋼材やモルタルなどにも穴あけできるおすすめの振動ドライバドリルです!

振動ドライバドリルとは

振動ドライバドリルとは電動ドリルの一種で、ドリルとインパクトドライバーの両方の機能を兼ね備えた工具です。

主に木材、金属、プラスチックなどに穴を開けやネジを締めるのに使用しますが、振動機能(インパクト機能)が付いていることで、通常のドリルよりも硬い材料に対しても効果的に作業ができるのが特徴です。

インパクトドライバーと振動ドライバドリルの違いには、インパクトドライバーがネジ締めメインかつに回転方向に振動を加えることに対し、振動ドリルドライバは穴あけがメインかつ振動方向が前後方向となっています。

DV18DEの基本スペック

穴あけ能力・鋼材 13mm
・アルミ 13mm
・木材 52mm
・モルタル 13mm
ねじ締め能力・小ねじ M6
・木ねじ 呼び径10mm×長さ100mm
締付トルク1:約1.0N・m(10kgf・cm)
4:約1.5N・m(15kgf・cm)
7:約2.0N・m(20kgf・cm)
10:約2.5N・m(26kgf・cm)
13:約3.0N・m(31kgf・cm)
16:約3.5N・m(36kgf・cm)
19:約4.0N・m(41kgf・cm)
22:約4.5N・m(46kgf・cm)
最大締付トルク低速:70N・m(714kgf・cm)
高速:60N・m(612kgf・cm)
モーター直流ブラシレスモーター
キーレスチャック把握径13mm
無負荷回転数低速:0~550min-1(回/分)
高速:0~2,000min-1(回/分)
打撃数低速 : 0~8,250min-1(打撃/分)
高速 : 0~30,000min-1(打撃/分)
本体寸法159×255×78mm(BSL36A18X装着時)
質量1.9kg(BSL36A18X装着時))
振動3軸合成値回転+打撃 : 11.0m/s2
回転 : 2.5m/s2
使用可能蓄電池マルチボルト蓄電池

DV18DEの穴あけ能力は、モルタルやコンクリートブロックなどの硬い素材にも穴あけができ、木工作業であればスルスルと穴あけができるため非常に汎用性の高い電動ドライバーとなっています。

ハイコーキ製振動ドライバドリルの上位機種には”DV18DC”や”DV36DC”があり、より高い穴あけ能力を発揮してくれますが、質量が約2.5kgもあるため木工作業がメインでそこまで高負荷な穴あけ作業をしないのであれば今回紹介するDV18DEの方が扱いやすい性能となっています。

蓄電池等セット
本体のみ

注目すべき特徴

  1. 硬い素材にも穴あけ可能
  2. 汎用性が高い
  3. 18Vバッテリー駆動
  4. トルク調整が可能

❶硬い素材にも穴あけ可能

振動ドライバドリルという名前の通り、”振動”機能によって前方へ打撃を加え、モルタルやコンクリートブロック、金属素材などの硬い素材にも穴あけをすることができます。

もし、木材の大きい穴あけや金属やコンクリートブロックなどの穴あけをメインに作業したい方はDV36DC”が圧倒的なハイパワーを誇りますので、こちらを検討すると良いでしょう。

❷汎用性が高い

ネジ締めから穴あけ、さらには振動機能によって硬い素材への穴あけまで可能なDV18DEは、非常に汎用性が高く、ネジ締めや木材の穴あけなどの軽作業と硬い素材への穴あけ重作業の両方をこなしてくれます。

これ以上のパワーを求めると、質量が重くなってしまい、軽作業するときに扱いにくくなってしまうため、DV18DEはそういった面でもちょうど良いポジションの電動ドライバとなっています。

❸18Vバッテリー駆動

バッテリー式の振動ドリルドライバのため操作性が高く、さらには18Vというプロの方も使用するパワーを誇っているため、場所を選ばず高負荷の作業をすることができます。

また、バッテリーは”マルチボルトバッテリー”が主流となっており、18Vと36V両方の製品に対応できるため、1つのバッテリーでより多くの製品を幅広く使用することができます。

❹トルク調整が可能

作業内容に応じて回転数やトルクの調整機能がついており、画像にあるシフトノブ(1と2に切り替え)を「1」にすると低速回転、「2」にすると高速回転に変更でき、数字やマークが書かれたクラッチダイヤルを切り替えることでトルクや振動機能の調整を行うことができます。

これにより、ネジの締め付けや穴あけ作業を快適かつ精密に行うことが可能になっています。

用途に合わせた設定方法

前述したようにDV18DEには回転数・トルク調整機能が備わっており、様々な用途に合わせて設定することができますが、ここではどのような作業時にどの設定をすれば良いかを紹介します。

シフトノブ

低速回転「1」

向いている作業
  • 木材への穴あけ
  • 金属への10mm以上の穴あけ

低速回転は熱に弱い木材の穴あけに向いており、力強く穴あけしてくれます。

逆に高速で行うと熱を持ち、木材を焦がしてしまうこともあります。

また、金属の大きめの穴あけをする場合、ドリルが滑って安定しずらいため安定するまで低速回転にし、そのあと高速に切り替えるなども一つの手ではあります。

高速回転「2」

向いている作業
  • 金属への穴あけ
  • 木材・金属問わず小さい穴あけ

高速回転は熱を保つため基本的に金属の穴あけに適しています。

また、穴あけサイズが小さい場合には木材・金属両方に使用することもできます。

クラッチダイヤル

ドライバ機能「1〜22」

対象
  • ねじ止め
  • ボルト止め 等

基本的にねじやボルトなどの締め作業に使用し、数字が大きくなるにつれてトルクが上がるため、ビスやボルトのサイズが大きくなるにつれてトルクも上げていくと良いです。

ドリル機能

対象
  • 木材
  • 金属 等

穴あけ作業をするときに使用するモードで、木工・鉄工ドリル、ホールソーなどを使用するときに設定しましょう。

振動ドリル機能

対象
  • モルタル
  • コンクリートブロック
  • レンガ 等

振動モードが追加されたドリル機能で、モルタルやコンクリートブロック、レンガなどに対して穴あけしたい場合に使用します。

バランスの取れた振動ドリルドライバ

パワーを求めするぎると重くなって扱いにくくなり、扱いやすさを求めるとパワー不足になったりしますが、ハイコーキのDV18DEはその中間ともいえる位置に属し、高いスペックを誇るためとても優秀な振動ドリルドライバです。

穴あけ能力、価格、質量などからバランスの取れた製品で、これ一つで様々な作業に対応することできるため、DIY用としてもおすすめのドリルドライバーといなっています。

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